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なぜ熊坂さんが立候補を表明することになったか

2014-10-05 21:42:30 | 政治

熊坂義裕を応援する全国勝手連より転載

なぜ熊坂さんが立候補を表明することになったか

熊坂義裕03

熊坂さんと知り合いになったのは、彼が「よりそいホットライン」を立ち上げた時。何度もお会いしているがスーツ以外の熊坂さんを見たことがない。いつもきちっとしたネクタイ姿だ。

お酒を飲むところも見たことがない。「お酒は辞めた。当直でなくても呼び出されるから、医者が酔っているわけにはいかないでしょ」ということらしい。

かわさきさん

だから真面目な人だと言うつもりはないけれど、僕の中では熊坂さんは「ものすごくポジティブで正義を信じているお医者さん」だった。近しい人からは「いたずらっ子みたいよ」という評価もあるらしいけど。

福島県知事選挙に出馬されると聞いた時、びっくりしたけれど「本当に良かった」と思った。密かに「福島県知事には熊坂さんしかいない」と思っていたから。

福島の方から「元宮古市長というだけの人がなぜ立候補したのか」という声が地元にあると聞いた。それではいけない。勝手連の一人として、「なぜ熊坂さんが立候補することになったか」を皆さんにお伝えするべく、熊坂さんにインタビューして記事を作りました。

熊坂さんを知るという「幸せ」をみなさんと、ぜひぜひ共有したい。

 

■  梨畑の中で育った

河崎(以降河):熊坂さんは、福島生まれの福島育ちですよね。どんな少年時代だったんです?

熊坂(以降熊):ただのいたずらっ子ですね。魚捕りに夢中で。学校の行き帰りに「冒険」しようって、みんなで肥溜めに落ちたりして。

河:故郷の思い出と言えば?

熊:梨畑の学徒動員ですね。

河:学徒動員?

熊坂義裕01

熊:僕は、野田中学校の隣ですから、梨畑の中で育ったんです。中学校のころはね農家に3日間配属になって昆虫になるんです。

河:昆虫ですか?

熊:梨の花が咲く頃になると、花粉をくっつけてく、人工授粉をするんですね。3日間ずーっと。それで、農家のおじさんが「サボったかどうかは秋になると結果出るんだがんない(方言)」っていうので、必死でやりました。でもちょっとはさぼったから、秋になるのが怖かった。梨は大好きだけど、あの時は梨畑がちょっと怖かったですね。

河:梨が好きだから。二人の娘さんの名前に梨の字を入れたんでしたね。

熊:そうです。果物王国福島の生まれが誇りです。

 

■  岩手県で医師として開業

かわさきさん2

河:岩手県で医師として開業されますが、どんな理由だったんですか。

熊:弘前大学で研究生活をしていたのですが、二人の後輩への博士論文の指導が一段落したので、臨床医として妻の実家のある宮古に行くことにしたということです。結婚が早くて、僕が学生だったときに子どもが生まれたりして、裁判所の職員だった彼女には仕事と子育てで苦労させたので、福島に戻ろうかと思ったんですけど、彼女の古里がいいかなと思って。

河:はじめて聞きました。伸子さんを頼りにされてきた感じですね。

熊:そうですね。う~ん、お金の苦労もさせたと思います。宮古で開業するまでは、本当に、お金がなかったですね。もちろん今も、とても頼りになるパートナーです。彼女も助役や教育長をやりましたので、地方自治には詳しい。ちなみに東北大学で地方自治体の政策評価の研究で博士号をとりました。

■  自治体間競争ではなく連携の時代へ

河:41歳で市長に立候補して、初めは落選されました。45歳で当時東北で一番若い市長となりましたね。

熊坂義裕03

熊:そうです。落選したときは奮起して、2回目の時は宮古市内をくまなく挨拶回りしました。

河:全戸ですか?

熊:当然です。首長の務めだと思います、直接市民とお話するのは。

河:市長時代の思い出は何が印象的ですか

熊:市町村合併ですね。私が市長だった2000年前後は自治体間競争が盛んで、隣の市町村と行政改革やサービスを競うのが当たり前という雰囲気だったけど、合併の合意形成というのは血のにじむような道のりなんです。辛いエピソードは語りつくせません。やってきたから言えることだけれど、今はもう競争じゃなくて連携の時代。合併して競う必要はない。少子高齢化や復興に向けて市町村は連携を本気で考える必要があります。

■  立候補表明の理由

河:岩手で暮らしていた人が、どうして福島の県知事になるのって言う声があります。ぜひ、出馬に際してのお気持ちを聞かせてください

熊:どうしていいか分からない、ということになっていることが分かったから、ですね。

河:どういうことですか?

熊:「よりそいホットライン」には、毎日被災3県だけで1千件は電話がかかってくる。相談内容の報告を聞くとね、福島は他の県と全然違うんです。ショックでした。自分は見えているつもりで何も見えていなかったと思いました。

河:どんな相談内容なのですか?

熊:相談員に聞くとね、「回答がない相談なのだ」といいます。死別の悲しみというのは、被災地全域でありますよね。それにも答えはないけれど、福島では「子どもたちは安全なのか?」という相談があります。答えがありますか?「どうして、道一つ隔てた家と賠償額が違うのか」という相談があります。「いつ家に帰れるのだろうか」という声があります。相談を受ける側が何もできない悩みが、あまりに多かったです。こうなったらね、政治が解決するしかないんです。もう、宮古にはいられないと思いました。

河:政治が解決するとは?

熊:国でも自治体のトップでもいい、そういう立場の者が、現行法に縛られず「特例」を作って、市民の訴えに応える道をつけるということです。そういう政治的な決断が必要なんだということです。首長の最大の使命は「決断」なんです。

河:熊坂さんはそうしたいと思われた。

熊:思いました。自分の古里ですから。誰もなんとかしてくれないなら、私はやり方を知っていますから。私がやるしかないと思いましたよ。今までの県政にもいいところはあるとは思います。しかし、「回答のない」悩みや苦しみをこんなに県民が抱えていいはずがない。「モルモット」の様な気がすると、県民に言わせるような政策を続けてはいけない。「よりそいホットライン」への相談は匿名だからこそかかってくるので、表立ってはこういう声は届いていないんじゃないだろうかと思いました。

河:「モルモット」? そんな相談があったのですか?

熊:そうですね、検診のやり方についてでしたね。

河:熊坂さんならどう変えていける、とお思いですか?

熊:政策は発表しましたので、まずはそれを見てもらえればと思いますけど、要するに、今のみんなの「もやもやした気持ち」をひるまずに言葉にして、タブーをなくして、正直に放射能被害に取り組もう、ということだと思っています。そして、孤立、県民間の分断、これを何とかしないと。僕は福島で生まれました。福島県人として、今県民が抱えている課題に息長く取り組んで、福島で死のうと思っています。

河:その決意が、福島の皆さんに伝わるよう、がんばってください。僕を含めてたくさんの県外の人も勝手連で応援していますから。

熊:ありがとうございます。必ず本当のことは伝わると思っています。福島に起きたことは、日本全国どこでも起きます。誰にとっても明日は我が身なんです。日本中にそれに気づいてもらうための警鐘を鳴らす必要もあると思います。

河:勝手連もそう思って作ったのです。明日は我が身、ということを全国に伝えたいですね。今日はお忙しいところありがとうございました。期待しています!

熊:ありがとうございました。

————熊坂さんインフォメーション——————-

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関東避難者に村の現状説明 川内村

2014-10-05 08:19:33 | 原発

河北新報より転載

関東避難者に村の現状説明 川内村

懇談会の冒頭、あいさつする遠藤村長(右端)=東京都台東区

 福島県川内村は4日、福島第1原発事故で関東地方に避難している住民に復興状況を説明するため、東京都台東区上野で懇談会を開催した。
 村の人口約2800人のうち、関東に逃れている村民は約230人。
 懇談会には都内や神奈川県などから20~80代の13人が参加し、遠藤雄幸村長は「村に戻りたいと思ったときに戻れる環境を用意することが重要だ」とあいさつした。
 村は、複合商業施設の開設など生活環境の整備計画などを示した。東京電力の担当者も出席し、福島第1原発の廃炉作業の現状を説明。意見交換で、住民側から「検査体制が整った病院を新設してほしい」などの要望が出された。追加除染の見通しを尋ねる質問もあった。
 参加した男性は「いずれ村に帰りたいが、原発の安全性が信用できない。村で営んでいた林業の先行きも見えないのでは帰ってもどうしようもない」と話していた。
 同村は、原発事故に伴い東部地区に設定された避難指示解除準備区域が1日に解除。同時に居住制限区域は避難指示解除準備区域に変更され、村の再生に向けた動きが具体化している。

 

2014年10月05日日曜日

関連ページ:福島政治・行政

特集ワイド:御嶽山噴火災害、火山対策の限界露呈 東京大名誉教授・荒牧重雄さんに聞く

2014-10-05 08:06:12 | 災害

毎日新聞より転載

特集ワイド:御嶽山噴火災害、火山対策の限界露呈 東京大名誉教授・荒牧重雄さんに聞く

毎日新聞 2014年10月02日 東京夕刊

「火山の噴火予知は難しい」と語る荒牧重雄・東大名誉教授=2014年9月29日午後11時19分、瀬尾忠義撮影
「火山の噴火予知は難しい」と語る荒牧重雄・東大名誉教授=2014年9月29日午後11時19分、瀬尾忠義撮影
 

 救出活動が続く御嶽山(おんたけさん)(長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火災害は、牙をむいた自然の恐ろしさを見せつけた。火山のメカニズムを探究してきた専門家は惨禍をどう受け止めているのか。そして東日本大震災との関係は−−。火山学の世界的権威として知られる荒牧重雄・東京大名誉教授(84)に聞いた。【瀬尾忠義】

 ◇今の予知はギャンブルのようなもの/3・11と結びつけるのは時期尚早/専門とする若者が不足、育成進まず

 マスコミの取材が殺到している火山学者は、深夜に近い時間にようやくアポが取れ、厳しい表情で語り始めた。

 「1991年と93年に計44人が死亡・行方不明となった雲仙・普賢岳(長崎県)の噴火を超える被害が出たのはショックです。火山学的には決して大きな噴火ではない。噴火の規模は噴出物の重さで測るのですが火山噴火予知連絡会の見立てでは約100万トン。大規模なら1億トン以上だから。週末で天気も良く、紅葉を見に大勢が登っていた。しかも噴火場所は登山道のそば。不幸な偶然が重なった。小噴火でも大惨事になり得るのだと思い知らされました……」

 御嶽山は1979年10月に有史以降初の噴火(水蒸気爆発)があり91年、2007年にも起きている。地質調査によれば過去1万年の間に大規模なマグマ噴火が4回、水蒸気爆発も数百年に1回の割合で発生。気象庁が24時間体制で監視する47火山の一つで、犠牲者の家族らからは「予知していれば命を救えたのではないか」との声も聞かれる。

 「御嶽山は9月10日から体に感じない火山性地震が増え始め、11日には85回も観測した。これはぎょっとするレベルで、気象庁の担当者も驚いたに違いない。ただ、その後は減って落ち着いていた。それなのに突然噴火した。気象庁にとってはショックだったでしょう」。視線を落とし、続けた。「水蒸気爆発はマグマの動きが小さく、予知は難しいと言わざるを得ない。それでも『予知技術がもっと発達していたら助かったかも』と言われたら、火山学者には返す言葉がありません」。無念そうな表情を浮かべた。

 ただ荒牧さん自身は火山防災を噴火予知に頼り過ぎることには懐疑的だ。「予知に社会的な重要性があることは否定しませんが、今の技術レベルではある意味、ギャンブルのようなものなのです」

「火山防災のために監視・観測体制の充実が必要な火山」として火山噴火予知連絡会によって選定された47火山
「火山防災のために監視・観測体制の充実が必要な火山」として火山噴火予知連絡会によって選定された47火山

 そのうえで荒牧さんは、気象庁の噴火警戒レベルの見直しを提言する。現在、レベルの区分は5段階。レベル1には規制がなく、2は火口周辺の立ち入りを、3は入山をそれぞれ規制する。「レベル4で避難準備、5で避難だが、この4と5は山のふもとで暮らす住民向けの警告で、登山者向けではない。登山者に対しても『すぐ逃げなさい』というような特別なメッセージを発し、伝える態勢を整えないといけない」と語る。

 気になるのは東日本大震災=マグニチュード(M)9・0=との関係だ。巨大地震は地殻内のマグマだまりに影響を与え、数日から数年以内に火山の噴火を誘発することがある。1707年の宝永地震(M8・6)の49日後には富士山が噴火。2004年のスマトラ沖地震(M9・1)でもそうだった。

 火山噴火予知連の藤井敏嗣会長(東大名誉教授)は9月28日の記者会見で「因果関係を証明するのは難しいが」と前置きして「3・11が起きたことで日本の地殻の状態が不安定になり、火山活動が活発化することはあり得る。今回(の噴火)もその一つかもしれない」と語っている。

 「震災前は、太平洋プレートが列島を押し、地中のマグマだまりにも圧力がかかっていたと考えられます。その圧力が地震で解放され、噴火の引き金になることは確かに理屈として成立し得る。炭酸水の栓を抜くと発泡して噴き出すイメージですね」と荒牧さん。だが、御嶽山噴火と震災との関係については「結びつけるのは“時期尚早”としか言いようがない。何の証明もないのだから」と慎重だ。

 「実際、3・11の後、我々は富士山をはじめとする国内の火山を固唾(かたず)をのんで見守ったのです。ところが予想に反して噴火は起きなかった。4日後に富士山の直下でM6・4の地震がありましたが、火山性地震ではないというのが気象庁の見解です。この謎は今も解けていません。分からないことだらけなんです」

 一方、「他の火山も危ない」「富士山の噴火が近い」などとする民放の番組や識者のコメントについては「何を根拠にしているのか。リスクが高まっているというなら学会で発表すべきです。分からないことを『分かった』と言うのは、学者である私は罪と考えます」。いたずらに危機感をあおる動きを手厳しく批判する。

 「分からない」といえば、想定する噴火の規模が桁違いに大きいとはいえ、原発への火山の影響についても議論が続いている。「再稼働第1号」とみられている九州電力川内原発(鹿児島県)の周囲には、火山活動によってできたカルデラや桜島がある。原子力規制委員会は再稼働に向けた審査でゴーサインを出したが、荒牧さんは「規制委は火山の問題が決着していないのに『よし』と決め、学術的に正しいと権威付けてしまった。これはおかしい。研究者として許される態度ではない」と疑問を呈する。

 日本の火山研究の将来に対する憂いは大きい。「観測体制そのものについては、コンピューター化され、山の動きを観測する全地球測位システム(GPS)もより精密になった。価格も安くなったので台数をそろえられるようにはなった。でも、そうした技術の進歩に見合うだけのデータの解析や予知ができるかはあやしい」。どういうことか。「火山を研究対象にする若者が危機的なまでに少ないのです。就職先がないなどの理由ですが、現役の研究者が引退した後は誰もいないという事態になりかねません」

 専門家の育成が進まないために、観測レベルは世界でトップクラスの米国、英国、イタリアに比べ、見劣りするという。「米国では、国内外で大きな噴火が起きれば博士号を持つ研究者が100人ぐらいすぐに集まる。日本ではせいぜい数人で、専門的な観測はできません。学問の進歩は論文の数で測られますが、日本はイタリアより少ない。地盤沈下は顕著です」。荒牧さんの焦りは強い。

 御嶽山の噴火は、日本の火山対策や研究の限界を浮き彫りにしたと言えそうだ。

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 ■人物略歴

 ◇あらまき・しげお

 東京都生まれ。1953年、東大理学部地質学科卒。東大地震研究所教授、山梨県環境科学研究所長などを歴任。世界各地の火山を研究し日本火山学会、国際火山学会の会長も務めた。

 


年金加入期間5年延長案 厚労省 年18万円超新たに負担

2014-10-05 07:52:26 | 年金

  しんぶん赤旗               2014年10月3日(金)

年金加入期間5年延長案

厚労省 年18万円超新たに負担

図

 厚生労働省は1日、国民年金(基礎年金)の加入期間(20歳から60歳になるまでの40年間)を5年延長し、65歳までの45年間とする案を社会保障審議会年金部会に示し、大筋了承されました。新たに5年間に負担することになる保険料は単純計算で年18万円~20万円にもなり、支給開始年齢の引き上げ(65歳)に続いて、保険料でも大変な負担増を強いるものです。高齢者にまともな収入もないなかで高齢者の生活を直撃することは必至です。

 厚労省は、支給開始年齢を引き上げておきながら、「高齢者の就業意欲が非常に高い」などとして延長は可能だとしました。

 さらに年金の給付水準(現役世代の平均収入に対する年金の割合、現在62・7%)が2043年には50・6%に落ち込むと指摘。2004年の年金改定で「100年安心」といっていたのに、加入期間を5年延長すると給付水準を57・1%に改善できるといって、負担増を押し付ける考えを示しました。

 昨年4月、希望者全員を65歳まで雇うことが企業に義務付けられましたが、60代後半の就業率は4割を切っているのが実態です。部会でも労働者側は「小規模事業所ほど雇用は不安定で所得も大企業とは格差がある」と慎重な議論を求めました。

 厚労省はさらに、支給開始年齢についても65~70歳まで選択できる繰り下げ制度の活用をすすめていく考えを表明。加入期間の延長と併せて年金削減と負担増を進めていく姿勢を示しました。


あきらめず声をあげよう

老いも若きも安心して暮らせる世の中を 最低年金月七万円 戦争する国つくりダメダメ 投票に行かなければ何も変わらない