ジョンレノンとオノヨーコの歌に、「パワー トウー ザ・ピープル」というのは、40年くらい前にあったと記憶します。
トランプ勝利の源泉は、この雄たけびからのものでしょう。
グローバリズムの旗印のもとに超大金持ちだけが潤い続ける現実と、貧困化と雇用不安に怯える地元の大衆。
やりきれない理不尽を感ずる大衆の潜在感情が行動となった結果です。
英国のEU離脱を支持した人々もおなじ類の地元の大衆でした。
しかし、地元の大衆感情に乗った指導者が勝利を収めたことと、今後大衆の暮らし向きが向上する政策を指導者が取っていき、彼らの暮らし向き
が良くなるかどうかは、まったく無関係な問題です。
□ トランプの勝利は、マーケットに意外な予想外の結末と受け取られ、アメリカと欧州の先物市場から、アジア市場へと暴落の連鎖を引きおこ
しました。しかし、9日の米国市場が開いてからは、まったく別な動きを始めました。
英国のEU離脱派勝利時に比べ、ずいぶん早く戻った格好になりました。
これは、英国のEU離脱は、枠組みの崩壊や変動につながるシステムの危機であるとの受け止め方に対し、トランプの勝利は、大統領の入れかわり
でありシステムの危機ではないとの、マーケットの受け止めかただとおもいます。
□ そして、トランプ勝利の後の米国マーケットと、先行き想定しているトレンドを比べてみますと、
1.米国金利は高くなる、〇
2.ドルは強くなる。〇
3.株は下がる。×
4.ゴールドは上がる。×
以上のような極短期的結果がこれまでみて取れました。
□ まず、1、米国金利です。
8日(米国時間)、10年物利回りは、1.857%でした。
9日には、安値1.716%とまで下げましたが、終値2.063%あで跳ね上がりました。
前日からの上昇率、なんと11.11%となりました。
2年物は、8日0.858%から、9日0.894%への上昇でした。上昇率は、4.19%でした。
長期の利回りの方がより上がりました。
極短期でも、ガッツリ上がった格好です。
□ 2.ドルは強くなりました。
ドル指数は、8日97.97ポイントから、9日98.59ポイントへ上昇しました。
ちなみに9日のドル円は、始値105.16円から、101.19円まで円高に振れた後、105.69円で引けました。
前日から0.50円のドル高円安でした。
こちらも、ドルが強含みとなりました。
□ 3.ダウ30は、9日終値18,589ドルと、前日比250ドルの上昇となりました。
これの上昇が不可解で、首をかしげるところです。
今後、大幅下落へつながる可能性を捨てきれません。
□ 4.ゴールド先物(COMEX)は、9日、高値1338.3ドルまでつけましたが、終値1273.5ドルと、前日比1ドル安で引けました。
ドルが一旦安値をつけると同時にゴールド先物価格は高値を取りにいきましたが、ドルが巻き戻し高くなるとゴールド先物価格は前日並みの
レベルまで下落しました。
ゴールド先物価格は、昨年12月の1トロイオンス1,050ドルの底値から、今年7月の1,375ドルへの上昇。
それから10月の1,246ドルへの下落と続き、現在は2番底の確定中といったトレンドのなかにあります。
レンジ内での底練りが月単位で暫く続くと見込んでおいて間違いありません。
□ トランプ氏の勝利で今後興味のあるところは、
これまで幅を利かせてきた「市場介入する官僚と統制力」に対し、「マーケットの自由」の復権の可能性だとおもいます。
しかし、それが実現するなら、その前に当然、「金融大クラッシュ」が避けて通れません。
トランプ勝利の源泉は、この雄たけびからのものでしょう。
グローバリズムの旗印のもとに超大金持ちだけが潤い続ける現実と、貧困化と雇用不安に怯える地元の大衆。
やりきれない理不尽を感ずる大衆の潜在感情が行動となった結果です。
英国のEU離脱を支持した人々もおなじ類の地元の大衆でした。
しかし、地元の大衆感情に乗った指導者が勝利を収めたことと、今後大衆の暮らし向きが向上する政策を指導者が取っていき、彼らの暮らし向き
が良くなるかどうかは、まったく無関係な問題です。
□ トランプの勝利は、マーケットに意外な予想外の結末と受け取られ、アメリカと欧州の先物市場から、アジア市場へと暴落の連鎖を引きおこ
しました。しかし、9日の米国市場が開いてからは、まったく別な動きを始めました。
英国のEU離脱派勝利時に比べ、ずいぶん早く戻った格好になりました。
これは、英国のEU離脱は、枠組みの崩壊や変動につながるシステムの危機であるとの受け止め方に対し、トランプの勝利は、大統領の入れかわり
でありシステムの危機ではないとの、マーケットの受け止めかただとおもいます。
□ そして、トランプ勝利の後の米国マーケットと、先行き想定しているトレンドを比べてみますと、
1.米国金利は高くなる、〇
2.ドルは強くなる。〇
3.株は下がる。×
4.ゴールドは上がる。×
以上のような極短期的結果がこれまでみて取れました。
□ まず、1、米国金利です。
8日(米国時間)、10年物利回りは、1.857%でした。
9日には、安値1.716%とまで下げましたが、終値2.063%あで跳ね上がりました。
前日からの上昇率、なんと11.11%となりました。
2年物は、8日0.858%から、9日0.894%への上昇でした。上昇率は、4.19%でした。
長期の利回りの方がより上がりました。
極短期でも、ガッツリ上がった格好です。
□ 2.ドルは強くなりました。
ドル指数は、8日97.97ポイントから、9日98.59ポイントへ上昇しました。
ちなみに9日のドル円は、始値105.16円から、101.19円まで円高に振れた後、105.69円で引けました。
前日から0.50円のドル高円安でした。
こちらも、ドルが強含みとなりました。
□ 3.ダウ30は、9日終値18,589ドルと、前日比250ドルの上昇となりました。
これの上昇が不可解で、首をかしげるところです。
今後、大幅下落へつながる可能性を捨てきれません。
□ 4.ゴールド先物(COMEX)は、9日、高値1338.3ドルまでつけましたが、終値1273.5ドルと、前日比1ドル安で引けました。
ドルが一旦安値をつけると同時にゴールド先物価格は高値を取りにいきましたが、ドルが巻き戻し高くなるとゴールド先物価格は前日並みの
レベルまで下落しました。
ゴールド先物価格は、昨年12月の1トロイオンス1,050ドルの底値から、今年7月の1,375ドルへの上昇。
それから10月の1,246ドルへの下落と続き、現在は2番底の確定中といったトレンドのなかにあります。
レンジ内での底練りが月単位で暫く続くと見込んでおいて間違いありません。
□ トランプ氏の勝利で今後興味のあるところは、
これまで幅を利かせてきた「市場介入する官僚と統制力」に対し、「マーケットの自由」の復権の可能性だとおもいます。
しかし、それが実現するなら、その前に当然、「金融大クラッシュ」が避けて通れません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます