周藤 強  「もっと活き生き」

島根県 雲南市議会議員 

地震発生・一般質問

2008-06-14 23:09:41 | Weblog

 午前8時43分ごろ、,岩手県内陸南部を震源とする震度6強(M7,2)の地震が発生しました。最新情報はこちらhttp://www.jma.go.jp/jp/quake/quake_sindo_index.html

死者6名、行方不明者11名、けがをされた方はおよそ250名と報道されています。

被害に遭われた方々に、ご冥福とお見舞いを申し上げます。

道路が寸断され孤立した地域も多く発生しました。

 「行き止まり道路の解消」の重要性について、先日、一般質問したことが現実に発生しました。正に、いつ起こるかわからない地震でした。

 

6月9日に行った、一般質問の原稿の一部です。

 行き止まり道路の解消について

5月12日15時28分(日本時間)中国四川省で発生したM7,8の大地震は、死者・行方不明者があわせて10万人に近いとも言われ、史上まれに見る大惨事となりました。被害に遭われた方々、関係者にこころからお悔やみとお見舞いを申し上げます。

今回の地震では、学校が瞬時に崩壊し多くの子供たちが犠牲になるなど、建物の耐震性が大きな問題となっています。また、地震による法面や道路の崩壊により、車の通行が困難になり、孤立した地域での救助活動ができず、死者の増加に拍車をかけたと思われます。

このように災害発生時においては、交通手段・とりわけアクセス道路の確保が非常に大切であります。

ここで問題になるのが、通り抜けることができない「行き止まり道路」です。

市内には民家が5戸以上の集落で、行き止まり道路がおよそ50路線あると認識しています。戸数も5戸から15戸を超える集落まで、その規模は大小がありますが、路線数としては50路線あるということです。

地震・火災・水害など災害発生時においては、市民の生命財産を守るのが行政の最大の使命であります。

行き止まり道路の解消は最優先での取り組みが求められますが、どのように考えているか伺います。

路線によって戸数の多いところ・少ないところ、また、多額の事業費を要するところや、短い距離で結ばれ、そう事業費がかからないところなど、色々であります。速やかに路線の現地踏査をしてその危険度・重要度を把握し、計画を立て、順次、解消を図るべきと考えますが。いかがですか。

 防災の面から総務部長の見解を伺います。火災に水害、地震と災害にも色々ありますけれども、何故、地震がおきた時に、この行き止まり道路の解消の重要性が問題になるかということであります。

水害は雨が降り出してから災害が発生するまでに、時間がかかりますので、状況を見ながら避難ができます。火災は、火を出さないという予防である程度未然に防ぐことができます。その点、地震は、人間の意思に関わらず予告なしに一瞬にして起こると言うことであります。アクセス道路のない「行き止まり道路」の集落で、がけ崩れなどが発生した場合や橋梁が壊れ通行できなくなった時には、その所から奥は一瞬にして孤立すると言うことであります。

 雲南市地域防災計画のなかでは、第3編 震災編 第3節「ライフライン施設災害予防」の中で「道路施設の予防対策」として道路整備についてうたわれておりますが、認識の低さからか残念ながら、「行き止まり道路のアクセス対策」に関することは一言もうたわれておりません。是非、防災計画の中へ組み入れるべきと考えますが、担当部長の見解を伺います。以上。

長文をお読みいただきありがとうございました。

 今日の尾原ダム本体工事現場です。コンクリート打設が行われていました。


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