ぼちぼちいこか。一緒に歩こう!

LDとアスペルガーのボーダーの息子と共に歩いている母の日記

20%のアリ

2010年04月24日 | 子供のこと
先日の入学式での祝辞でとても印象的で、ずっと頭に残っている話。
働きアリの研究をした結果、働きアリの20%は実はほとんど働いていない事が分かった。その、働かない20%のアリを排除してみると、その中でまた、20%のアリが働かずブラブラ・・・。結局集団の中の20%は働かない構成となる。
この、働かない20%のアリにも、何かしら役割があるのだろう、との推測。
一見役に立たないように見える働かないアリ、という存在の必要性。
どんな集団にもこの20%の法則が当てはまるのではないか・・・?
と言う話の中で、クラスの中でもいろいろな子がいるが、どの子にも役割があるはず。
そんな風に思ってクラスメートとかかわって欲しい。
と言うようなお話。(細かい表現は忘れてしまった・・・。)

なんか頭から離れない、20%のアリ。
人間の社会も同じではないか。ずっと昔から変わらず20%のアリと同じように社会の役に立たないように思える人たちがいたけれど、それはそれで受け入れられ社会の中で生きてこられていたのではないか。
余裕がなくなっている社会。包容力がない社会。
全ての人に全力を求める、できるはず、できねば出て行け・・・。
早く覚え、すぐに動け、間違いは一つもあってはならない、できねば出て行け・・・。
一つクリアーすると更に次の目標に向かって全力で走れ、できねば出て行け・・・。
できない奴は社会の一員の資格なし。出て行け・・・。
自己否定だらけで心も病む訳だ。
そんな人が沢山いるのではないか。
そんな中に発達障害の人もいるのではないか。
発達障害が問題ではない。受け入れる環境に問題があるのではないか。
今の社会は20%のアリを排除し続けている。大丈夫なのかな。
心を病む人が増えている。
バリアフリーもノーマライゼーションも、できていないから叫ばれている訳で。
今の社会では生きにくいな~。
でも、今日は自分にエネルギーがあるのでこう考えることにした。
20%のアリだからこそ持っているものを見つけよう。できる事を探してこう。
20%のアリにしかできない事、気付かない事、きっとあるはず。
20%のアリにしかできないこと見せつけてくれ!
ストレングスに着目!!ってことで、今日は息子のケアプランでも立ててみるかな~(^^)