先日、本屋さんで立ち読み。
その時、横にあった「運転免許認知機能検査」の試験問題を見ました。
1問目。
「今日は何月ですか?」
まあ、内容が「認知症検査」なので、わからなくもないですが。。。
私も、時計やスマホを見れば分かるという安心感から、覚えていないこともチラホラ。
漢字が書けなくなるというのと同じです。
こんな問題、意味あるのかな?
目的は「高齢者の交通事故防止」らしいです。確かに一つの原因ではあると思いますが、根本の問題は別にあると思います。
今年から技能試験もあるとの事なので、こちらの方が何倍も有用性があると思います。
私が考える「そもそもの問題」とは、昭和時の教育です。
「交通弱者は、どんな問題行動も許される」
「自分が悪くなければ(悪くなくすれば)、事故が発生しても構わない」
そして
「バレなきゃいいのだ」
という奴。合わせて高齢者の「(自分的に)正義であれば、問題を起こしても構わない」という考え。
この昭和教育が、問題の元凶。
この頃は無いけど(というか色々バレたのか?)、どんな事故も「高齢者なのだからブレーキとアクセルの踏み間違えと言えば、無罪放免」という風潮も、この教育の賜物でしょう。
まあ、この教育を受けた人に「違うよ」という教育をしても難しいとは思います。
なので、認知症試験よりも実技試験の方が、何倍も重要だと思います。
それも、運転技術よりも、空間認識力を見るために「軽自動車」ではなく「セダン」で。
クルマの運転は、自分を中心とした空間の認識と物理の理解で成り立つもだと考えています。
右折の時に右リアをぶつける人は、フロントタイヤがどこを通り、内輪差でリアタイヤがどこを通るかわからない。
そもそもハンドルをどれだけ回せば良いかわからないから「ひたすら」回す。
アクセルを抜いた時、どれくらい減速するかわからないから、常にギリギリの急ブレーキを踏む。
そんな操作。
こんな状況になっていないかを、試験で見るというのであれば「高齢者の実技試験」として有効なのだと思います。
・・・と言いつつ、若い人にも上記の試験を受けさせると、ほとんどの人がNGなのでしょうね。。。つまり、高齢者だけの問題ではないという事です。
あと、試験管の人。
サーキット走ったことありますか?
走ったこと無い?
限界付近での走行を行ったことが無い人、テクニックや引き出しが少ない人が、人を採点しても良いのでしょうか?
経験としても走っておくべきだと思います。
そういえば、私の運転免許取得で「生意気な」先生が何人もいましたね。
いまならヒールアンドトーをやらせて、できなければ蹴り飛ばしてやりたいです。まあ、できないんでしょうけど(笑