2017年1月に運行を開始した
ドリームスリーパー 東京大阪号
は競争が激しい東京~大阪間の高速バスにおいて、ビジネス客と女性客をターゲットに完全個室という高級指向で投入されたもので、中国バスと関東バスの共同運行で池袋駅~なんばOCAT・門真車庫を結んでいます。そんなドリームスリーパー 東京大阪号に乗車しましたので、レポートします。
ドリームスリーパー 東京大阪号は専用の
エアロクィーン
が充当されています。QTG代で、ドリームスリーパー号の運行開始に合わせて投入されました。オール固定窓という昔ながらの夜行高速バス仕様です。写真は関東バスのものですが、関東バス標準のカラーにドリームスリーパーのロゴなどが追加されていることがポイントです。両備バスのほうも同じ仕様ですが、デザインは先代ドリームスリーパー用車両(ヒュンダイ・ユニバース)がベースになっているようです。
車内です。ドリームスリーパー号の最大の売りである
完全個室
となっていることがポイントです。公式側に6席、非公式側に5席の計11席という豪華仕様となっています。ユニバースの初代から改良を加えたそうですが、ユニバースの時はドアがカーテンでしたが、今回は引戸になっていることがポイントです。引戸となれば、より個室感覚が高まりますね・・・。ただ、ドア自体にはカギがついていません。もしついてたら、事故時などで逃げるのが難しくなりますからね・・・。
座席です。初代から改良を加えたのことですが、基本的に初代とサイズはあまり変わっておらず、座席自体が沈む点は同じです。ただ、リクライニング、座席高さ、フットレストそれぞれ調整できるようになったことがポイントです。初代は一括でしかできませんでしたから・・・。
ただ、JRバスのプレミアムシートなどと比べると幅とリクライニング角度が低いことは変わりないです・・・。
座席にはアニメティセット、ヘッドホーン、小物置き、コンセント(USBボード付き)などが付いており、現代のニーズに合わせた仕様となっています。ちなみにテーブルでは、初代は座席のそばに小さなものが付いているだけでしたが、今回はPCを置ける大型のものが折り畳みという形で付いています。
天井には荷棚も付いています。荷棚は個室の半分ぐらいの大きさです。
アニメティセットです。歯ブラシ、アイマスク、マスク、耳栓などが付いており、さらにミネラルウォーターも付いています。ミネラルウォーターはラベルにドリームスリーパーのデザインがなされるほど意気込みが大きいですね・・・。
便所です。便所は中央部にあり、仕様そのものも通常の夜行高速仕様と変わりありません。ただ、設備が一般的な便所と比べると豪華な感じですね・・・。便所の上には冷蔵庫があり、ミネラルウォーターなどが入っていました。
最後尾はパウダールームが設置されています。女性客をターゲットにしていますね・・・。そういえば、最近の高速車にはパウダールームを設置するケースが増えていますね・・・。ちなみに初代は便所とパウダールームをセットに置かれていましたが、今回は分離されています。
ドリームスリーパー 東京大阪号は
池袋駅西口
が起終点で、国際興業のバスが発着するバスターミナルから出発します。大阪行きは22時50分に出発します。改札を済ませると、靴を脱いで運転手さんから渡された袋の中に入れて車内に入ります。つまり、土足禁止ですね・・・。
池袋駅西口を出ると、東京側の乗車扱いはもう終了です。西池袋入口から首都高中央環状線に入り、池尻JCTで3号線に入り、そのまま東名に入ります。その時に車内の照明が消えますが、個室なので自分でランプをつけて起きたまま過ごすことが出来ます。通常ならほかの客を気遣って眠りに入らないといけないですからね・・・。
そして、日が変わって東名の
足柄SA
ここで15分ほどの休憩に入ります。外に出るときは靴を履かないといけないので、その対応のためにドアそばには常に乗務員が立っていました。乗務員自身の休憩も交代で行われていました。
このまま就寝といいたいのですが、通路の下に光る足元灯の光が個室内に漏れてくるので、どうしてもその光が目に入ってしまいます。個室といっても、仕切りの上と下に隙間がありますからね・・・。目に入らないように工夫して眠りに入ります。
起きたときはすでに大阪市内を走っていました。どうやら、新名神、名神などを通って阪神高に入ったようです・・・。
6時40分に
なんばOCAT
に到着しました。ここで多くの乗客が降りていきました。ドリームスリーパーは大阪駅での乗降は行わず、いきなりなんばです。キタ(大阪駅)で乗降扱い行ってくれれば・・・と思ったものです。
しかし、バスはここが終点ではありません。
なんばOCATを出発すると、再び阪神高速に入ります。その後、森小路ランプで阪神高速から降りて、国道163号線をそのまま北上していきます。
そして、定刻より10分ほど早い7時20分ごろに終点の
門真車庫
に到着しました。門真車庫とは両備バス関西カンパニー大阪支店のことです。この営業所は貸切バスメインですが、ドリームスリーパー号の運行開始に伴ってバス停留所にもなりました。
ここで降車扱いし、そのまま入庫しました。門真車庫は国道163号線沿いにありますが、少し歩けば京阪の門真市駅があり、周辺の交通は特に困ることはないようです。
門真車庫にはドリームスリーパー号の乗客専用の
待合室
があります。待合室はソファがあるだけですが、室内の意匠がドリームスリーパーと同じになっていることがポイントです。ただ、待合室が開くのはドリームスリーパー号が出発する21時台のみです。
とはいえ、門真車庫自体は駅から少し離れた郊外地にあり、他の交通機関との結びつきも弱いので、門真車庫で乗降する乗客がいるかどうかという状況も考えられるので、ほんとに待合室用しても大丈夫かな・・・と思ったりします。とはいえ、周りには何もないので、あってもよさそうですが、金をかけているだけに余計に・・・。
門真車庫のすぐ近くには京阪バスの農協会館前バス停がありますが、通るのは平日の1往復だけで、使えない状態です。そもそもここを通るのは免許維持状態の3号経路のみで、しかも駅を除いて唯一の3号経路単独のバス停でもあるんですよね・・・。
こうして、ドリームスリーパー 東京大阪号に乗車したわけですが、個室感覚で使えるので過ごしやすいなと感じたものです。ただ、値段が安いもので1万5000円で、繁忙期は2万します。できるのなら、繁忙でも1万数千円にしてくれれば・・・と思いますし、さらに京都にも寄ってほしいですね・・・。京都でもそれなりの客がいますから、京都への旅行客もターゲットになりうるのですから・・・。あと大阪駅にも止まってくれば神戸方面にも考慮できますし。
以上です。
ドリームスリーパー 東京大阪号
は競争が激しい東京~大阪間の高速バスにおいて、ビジネス客と女性客をターゲットに完全個室という高級指向で投入されたもので、中国バスと関東バスの共同運行で池袋駅~なんばOCAT・門真車庫を結んでいます。そんなドリームスリーパー 東京大阪号に乗車しましたので、レポートします。
ドリームスリーパー 東京大阪号は専用の
エアロクィーン
が充当されています。QTG代で、ドリームスリーパー号の運行開始に合わせて投入されました。オール固定窓という昔ながらの夜行高速バス仕様です。写真は関東バスのものですが、関東バス標準のカラーにドリームスリーパーのロゴなどが追加されていることがポイントです。両備バスのほうも同じ仕様ですが、デザインは先代ドリームスリーパー用車両(ヒュンダイ・ユニバース)がベースになっているようです。
車内です。ドリームスリーパー号の最大の売りである
完全個室
となっていることがポイントです。公式側に6席、非公式側に5席の計11席という豪華仕様となっています。ユニバースの初代から改良を加えたそうですが、ユニバースの時はドアがカーテンでしたが、今回は引戸になっていることがポイントです。引戸となれば、より個室感覚が高まりますね・・・。ただ、ドア自体にはカギがついていません。もしついてたら、事故時などで逃げるのが難しくなりますからね・・・。
座席です。初代から改良を加えたのことですが、基本的に初代とサイズはあまり変わっておらず、座席自体が沈む点は同じです。ただ、リクライニング、座席高さ、フットレストそれぞれ調整できるようになったことがポイントです。初代は一括でしかできませんでしたから・・・。
ただ、JRバスのプレミアムシートなどと比べると幅とリクライニング角度が低いことは変わりないです・・・。
座席にはアニメティセット、ヘッドホーン、小物置き、コンセント(USBボード付き)などが付いており、現代のニーズに合わせた仕様となっています。ちなみにテーブルでは、初代は座席のそばに小さなものが付いているだけでしたが、今回はPCを置ける大型のものが折り畳みという形で付いています。
天井には荷棚も付いています。荷棚は個室の半分ぐらいの大きさです。
アニメティセットです。歯ブラシ、アイマスク、マスク、耳栓などが付いており、さらにミネラルウォーターも付いています。ミネラルウォーターはラベルにドリームスリーパーのデザインがなされるほど意気込みが大きいですね・・・。
便所です。便所は中央部にあり、仕様そのものも通常の夜行高速仕様と変わりありません。ただ、設備が一般的な便所と比べると豪華な感じですね・・・。便所の上には冷蔵庫があり、ミネラルウォーターなどが入っていました。
最後尾はパウダールームが設置されています。女性客をターゲットにしていますね・・・。そういえば、最近の高速車にはパウダールームを設置するケースが増えていますね・・・。ちなみに初代は便所とパウダールームをセットに置かれていましたが、今回は分離されています。
ドリームスリーパー 東京大阪号は
池袋駅西口
が起終点で、国際興業のバスが発着するバスターミナルから出発します。大阪行きは22時50分に出発します。改札を済ませると、靴を脱いで運転手さんから渡された袋の中に入れて車内に入ります。つまり、土足禁止ですね・・・。
池袋駅西口を出ると、東京側の乗車扱いはもう終了です。西池袋入口から首都高中央環状線に入り、池尻JCTで3号線に入り、そのまま東名に入ります。その時に車内の照明が消えますが、個室なので自分でランプをつけて起きたまま過ごすことが出来ます。通常ならほかの客を気遣って眠りに入らないといけないですからね・・・。
そして、日が変わって東名の
足柄SA
ここで15分ほどの休憩に入ります。外に出るときは靴を履かないといけないので、その対応のためにドアそばには常に乗務員が立っていました。乗務員自身の休憩も交代で行われていました。
このまま就寝といいたいのですが、通路の下に光る足元灯の光が個室内に漏れてくるので、どうしてもその光が目に入ってしまいます。個室といっても、仕切りの上と下に隙間がありますからね・・・。目に入らないように工夫して眠りに入ります。
起きたときはすでに大阪市内を走っていました。どうやら、新名神、名神などを通って阪神高に入ったようです・・・。
6時40分に
なんばOCAT
に到着しました。ここで多くの乗客が降りていきました。ドリームスリーパーは大阪駅での乗降は行わず、いきなりなんばです。キタ(大阪駅)で乗降扱い行ってくれれば・・・と思ったものです。
しかし、バスはここが終点ではありません。
なんばOCATを出発すると、再び阪神高速に入ります。その後、森小路ランプで阪神高速から降りて、国道163号線をそのまま北上していきます。
そして、定刻より10分ほど早い7時20分ごろに終点の
門真車庫
に到着しました。門真車庫とは両備バス関西カンパニー大阪支店のことです。この営業所は貸切バスメインですが、ドリームスリーパー号の運行開始に伴ってバス停留所にもなりました。
ここで降車扱いし、そのまま入庫しました。門真車庫は国道163号線沿いにありますが、少し歩けば京阪の門真市駅があり、周辺の交通は特に困ることはないようです。
門真車庫にはドリームスリーパー号の乗客専用の
待合室
があります。待合室はソファがあるだけですが、室内の意匠がドリームスリーパーと同じになっていることがポイントです。ただ、待合室が開くのはドリームスリーパー号が出発する21時台のみです。
とはいえ、門真車庫自体は駅から少し離れた郊外地にあり、他の交通機関との結びつきも弱いので、門真車庫で乗降する乗客がいるかどうかという状況も考えられるので、ほんとに待合室用しても大丈夫かな・・・と思ったりします。とはいえ、周りには何もないので、あってもよさそうですが、金をかけているだけに余計に・・・。
門真車庫のすぐ近くには京阪バスの農協会館前バス停がありますが、通るのは平日の1往復だけで、使えない状態です。そもそもここを通るのは免許維持状態の3号経路のみで、しかも駅を除いて唯一の3号経路単独のバス停でもあるんですよね・・・。
こうして、ドリームスリーパー 東京大阪号に乗車したわけですが、個室感覚で使えるので過ごしやすいなと感じたものです。ただ、値段が安いもので1万5000円で、繁忙期は2万します。できるのなら、繁忙でも1万数千円にしてくれれば・・・と思いますし、さらに京都にも寄ってほしいですね・・・。京都でもそれなりの客がいますから、京都への旅行客もターゲットになりうるのですから・・・。あと大阪駅にも止まってくれば神戸方面にも考慮できますし。
以上です。