斬剣次郎の鉄道・バス斬り2

管理人が撮影した鉄道・バスの写真をUPします。

沖縄 北部支線乗り継ぎの旅

2024-08-25 19:15:01 | バス
 過日、2011年以来13年ぶりに沖縄本島の
 北部支線
 の路線を乗り継いで、各地を巡ってきましたので、その時の様子をレポートします。


 第1ランナー 76番 名護BT6:30→瀬底7:16
 第2ランナー 76番 瀬底7:30→名護BT8:15
 琉球バス交通 沖縄200か1596  
 まず、76番で瀬底を往復します。北部支線の乗り継ぎのプランを立てるにあたって、一番難易度が高かったのが76番です。本数が1日2往復しかなく、瀬底へ行く便も4本しかないので、これをベースにプランを立てました。琉球バス交通の元京成バスのエルガミオでした。
 名護BTを出発し、名護の中心部を通っていくわけですが、まず国道58号線を通って名護市役所を通ったのち、方向を転換して中心部の名護十字路を通り、北部合同庁舎から県道84号線に入り、本部半島の中央部を横断します。半島を横断するため、山の中をひた走る感じでした。本部町役場前で半島の横断が終わり、本部町の中心部を通り、海の側を通ります。大小堀を過ぎると、瀬底大橋を渡り、瀬底島に入ります。76番は元々本部半島を横断する路線でしたが、瀬底大橋が出来たことで瀬底へ延長されて現在に至ります。


 瀬底大橋を渡り、少し走ると、終点の瀬底に到着しました。バスは降車場で降ろしたのち、回転場に入り、折り返し待機してました。折り返しで15分ぐらい時間があったので、周辺を歩いてみたのですが、瀬底島はマリンスポーツが盛んのようで、その店があちこち見かけました。
 回転場でそのまま乗車扱いし、名護に向けて走り出しました。帰りでは瀬底から数名乗って来たことに驚きました・・・。


 第3ランナー 66番 名護BT9:00→北部合同庁舎前10:26
 琉球バス交通 沖縄200か 711  
 次は66番で本部半島を周回します。66番は逆回りの65番と同じく記念公園経由と謝花経由の2つがありますが、今回は未乗車区間のある謝花経由にしました。謝花経由は1日に3~4本と少ないので、プラン立てにちょっと苦労しました・・・。琉球バス交通の元東急バスの日デUAがやってきました。北部支線は中型車が主力ですが、中型車の出物が減ったせいか、最近は少しずつ大型車が入る機会が増えているみたいで・・・。
 66番は今帰仁先回りなので、BTを出て76番と同じルートで行くかと思いや、名護城入口は経由せず、名護十字路において県道71号線を直進していきました。伊差川で辺土名方面と別れ、呉我から本部半島を周回する国道505号線に入り、この国道を辿って本部半島を周回します。今帰仁周辺では昔からの住宅がちらほら見えたのが印象的でした。新里入口で国道を直進して謝花経由便の単独区間に入ります。記念公園経由便は県道114号線を通って半島に沿って走るのですが、謝花経由便は半島を横断する形になるので、山の中をひたすら走るような感じでした。記念公園経由便と合流する浦崎から国道449号線に入るのですが、ここから片側2車線になり、いきなり立派になったような感覚になりました・・・。本部町の中心部でいったん国道を離れ、中心部を経由したのち国道に戻りますが、海岸に沿って立派な片側2車線道路をひた走るような感じでした。前半と後半で雰囲気ががらりと変わった感じですね・・・。
 そこで、国道を走って名護に戻ってきたのはいいのですが、次のバスまでの乗り継ぎが9分しかないのですが、沖縄のバスは遅れやすく、今回も例外なく遅れが出て、乗り継ぎが微妙になってきました。乗り継ぎが出来なくなると、後の行程に大きく影響するだけにハラハラする中で、北部合同庁舎前で下車しました。


 第4ランナー 67番 北部合同庁舎前10:35→辺土名11:26
 第5ランナー 67番 辺土名12:30→名護BT13:25
 沖縄バス 沖縄200か 856
 北部合同庁舎前から67番で辺土名へ向かいます。心配していた乗り継ぎでしたが、67番も少し遅れていたため、乗り継ぎに成功し、一安心。今回の乗り継ぎで初めて沖縄バスに当たりました。元川崎市交通局のエアロミディでしたが、糸満方面で活躍していたものが北部に回ってきた感じですね・・・。
 名護BTを出ると、名護十字路から県道71号線に入ります。伊差川で66番と別れ、真喜屋で72番と別れ、あとは国道58号線を海岸に沿って走っていくだけになります。しかし、そこからの海への眺めが良く、これが67番のターニングポイントでしょう。海岸に沿って走るシーンは長く続きました。そして、半地バス停の近くに運動公園があり、その野球場では日本ハムの2軍キャンプが行われていました。日本ハム2軍キャンプは国頭で行われていることは知っていたのですが、国頭なだけに辺土名より先にあると思っていました。しかし、実際は辺土名の手前だったんですね・・・。1軍の名護キャンプは名護BTのすぐ近くにあるので、67番に乗っただけで1軍と2軍の両方行けることになりますね・・・。


 辺土名を訪れるのは2007年以来17年ぶりですが、当時とはほとんど変わっていませんでした。辺土名BTは単なる回転場のように見えますが、北部支線で唯一停泊が設定されているため、その運転手の自動車が止まっており、小さな車庫というような感じでした。因みに2011年の乗り継ぎ時は瀬底、東村役場、高江などを訪れるのが精いっぱいで辺土名へ行く時間が取れなかったのと、既に2007年に行っており、パスしていました。


 辺土名では約1時間の折り返しだったので、辺土名の中心部の入り口にあるコンビニまで歩いてみました。中心部の入り口には辺土名商店街と書かれたアーチがあり、バスはそこをくぐって商店街の中を通り、辺土名バス停まで至るわけですね・・・。
 BTに戻ると、行きとは違う運転手がバスに乗り込んでいました。停泊があることは知っていたものの、昼間に運転手交代があるとはビックリしました・・・。


 第6ランナー 72番 名護BT14:00→運天原14:40
 第7ランナー 72番 運天原15:00→名護BT15:40
 琉球バス交通 沖縄200か 788
 次は72番を往復します。今回は琉球バス交通の元南海バスの日野RJが来ました。
 名護BTから真喜屋までは67番と同じルートなんですが、67番と72番の両方とも同じ14時発なので、67番の沖縄バスを追いかけ続けていました。本数が増えるので、67番と72番で間隔を調整できたら利便性が上がると思うのですが、実際は0~30分と近接しているんですよね・・・。真喜屋で67番と別れると、すぐに橋を渡って奥武島に入るのですが、バス停はなく、すぐに橋を渡って屋我地島に入ります。屋我地島は瀬底島より大きいので、島に入ってすぐに終点というわけでもなく、島の各地にある集落を回っていました。そして、山の中の狭いくねくねした道を下っていくと、終点の運天原に到着しました。


 運天原を訪れるのは2011年以来13年ぶりですが、13年間行かないうちにバス停の位置が変わって、バスの折り返し方法も変わってました。以前はいったん県道に入り、そこからバックして乗降扱いして折り返していたのですが、共同売店の前で降車扱いして近くにある公民館で待機し、時間になって共同売店横にあるバス停に横付けする感じになっていました。


 バスを待っているとき、県道上をやんばる急行の四島線の古宇利島行きのバスが通り過ぎていきました。そのバスには屋我地島内にはバス停が無く、通過するだけでしたが、今帰仁で泊るので65/66番との乗り継ぎが出来ます。とはいえ、屋我地島から北へ橋を渡ると古宇利島へ行け、古宇利島にはピーチや観光地があるので、72番を古宇利島へ延長してもよかったかなと思ったものです。やんばる急行の四島線は名護には乗りれない上に乗り継ぎが必要なので、72番は名護に乗り入れることを強みに延長してもいいかなと思います。


 第8ランナー 78番 名護BT16:00→有津16:57
 第9ランナー 78番 有津17:30→北部合同庁舎前18:22
 琉球バス交通 沖縄200か1578
 次は78番を往復します。78番も76番と同じく本数が少ないうえに5時台の次は16時台と間隔がかなり空くので、プランを立てるのが大変でした・・・。78番は東村役場まで行っていた頃に乗ったことがあるのですが、有津までに短縮されてからは初めての乗車です。琉球バス交通の元国際興業のエルガがやってきました。北部支線用に大型車が新規に投入されるのは久々なのでしょうかね・・・。
 二見入口までは77番と同じルートを通り、二見入口から77番と別れ、国道331号線に入るのですが、カーブの多い下り坂を下がっていきます。これが私にとっての78番のターニングポイントです。あとは海に沿って走るだけなのですが、右手に海を眺めるって新鮮ですよね・・・。そして、天仁屋に立ち寄るのですが、乗降はなく、すぐに来た道を戻り、終点の有津に到着しました。


 有津バス停は道路上にあり、近くには回転場らしきものが見当たりません。何で有津を終点にしたんだろうと思いながら先へ少し歩きました。


 トンネルをくぐった先にバスが止まっているのが見えました。空き地があり、そこを使って折り返し待機していたんですね・・・。しかも、回転場のすぐ近くに東村の看板が立っていました。そうか、有津は名護市と東村の境目の近くにあるため、東村区間の廃止及びコミュニティバスへの移管にあたって、ギリギリ名護市内にある有津を終点にしていたんですね・・・。しかし、山と海に挟まれた何もないところで折り返し待機しているとは驚きました・・・。有津の先には何もなかった感じだったので、かなり離れたところで折り返し待機していると思っていただけに、有津バス停から5分ぐらい歩いたすぐ近くで待機していたとは驚きでした。


 そのまま折り返し便で名護に戻りましたが、終始貸切状態でした。北部合同庁舎前で下車して、乗り継ぎを終え、ここから77番で那覇方面へ向かいました。

 2011年以来13年ぶりに北部支線乗り継ぎしてみたわけですが、13年間の間に73番の廃止と78番の短縮があったものの、ほとんどの区間を乗りつぶすことが出来ました。しかし、ガラガラな便が多く、厳しさを感じました。
 あと、沖縄バスの乗務員不足により、72・78番が琉球バス交通の単独運行になった影響で、沖縄バスが当たったのは67番往復だけで、ほとんど琉球バス交通でまわった感じになりました。
 以上です。

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