「9割が間違っているたんぱく質の摂り方」金津里佳著・青春新書
この本の主張を一言で言えば「小麦を加工した食品と乳製品は腸の状態を悪くするので食べるな。肉・魚など動物性たんぱく質をもっと沢山食べよう。糖質は控えよう。」ということだ。著者は最新の栄養学をよく学び、自らも実践して、この本を書いているので、内容には説得力があると思います。
「リーキーガット(Leaky Gut)症候群」というのを聞 . . . 本文を読む
「まんが脱ステロイド入門」(作:ぬまじりよしみ/監修:佐藤健二/2022年2月発行)
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アトピー性皮膚炎の標準治療であるステロイド軟膏を長期で塗り続けることは、副作用が強く良くない、慢性アトピー患者は「脱ステ」をするべきという方針で治療している病院があるという。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医である佐藤健二氏が、阪南中央病院で、「脱ステ」治療をしているというのは、初めて知りました。皮膚科専門 . . . 本文を読む
先日来られた新患さん、以前は沢山お酒を飲み過ぎて、健康診断の際、膵臓の機能低下を指摘されるようになり、ここ3年位はまったく飲んでないとのこと。
私が「酒飲みは、いくら鍼打っても治りが悪くてねえ。」とこぼすと、
彼も同意し、「お酒を飲むと、翌日とか筋肉が硬くなったような感じがします。」
と言っていた。私は、この言葉を、お酒好きな患者さん全員に知らせたい、と思った。
ネットで「お酒、筋肉」とかで検索 . . . 本文を読む
抗不安薬・睡眠導入剤に、デパスという薬があり(一般名:エチゾラム、区分:ベンゾジアゼピン系)、不眠や気分の落ち込みなどを訴える患者に、神経内科などで処方される。これがなかなか恐ろしい薬だ。最近うちの鍼灸院に定期的に通われるようになったある患者さんの例を紹介したい。
10年位前、頭がガンガンするような頭痛と目が圧迫されるような(キーンとするような)違和感が続き、気分が落ち込んだ。脳神経外科で調べ . . . 本文を読む
毎月複数の保険組合に療養費申請(健康保険適用の鍼灸施術に対しての保険組合負担分<7割または9割>の請求)を出すのだが、書類に不備があると「返戻(へんれい)」といって、再度書き直して提出するよう書類が戻ってくる。先日受け取った返戻は「あきれて物も言えない」くらいだった。「患者の生まれた年」が不明だから再調査してくて、というのだが「4年X月Y日」とちゃんと書いてある。なんと(明・大・昭・平)に丸を付け . . . 本文を読む
頭痛には緊張性頭痛と片頭痛の2つのタイプがあるが、片頭痛は難しい。先日1-2日パートタイムで働いている都内某鍼灸マッサージ治療院にて、片頭痛持ちの同僚が「首肩凝って、頭が痛いから鍼を打ってください。」と頼まれ、仕事の後20分位後頚部・側頭部・肩に打った。後日聞いたら「あの晩はかえって頭がガンガン痛くなって薬を飲んじゃいましたが、翌日はスッキリと楽になりました。ありがとうございました。」とのこと。
. . . 本文を読む
先日、某プロのオーケストラのオーボエ奏者の方が来庵された。
五十(四十)肩で、左肩が上がらない状況が2か月位続いているという。夜寝返りもうてない、オーボエ演奏するのも結構きついらしい。
頚肩周りや腰など、うつ伏せで主な凝った部分を一通り打ってから、左肩上で横向きになってもらい、痛みを発している肩を取り囲む筋群(腱板と呼ばれたりする)、特に棘下筋・棘上筋・三角筋付近を再度念入りにアプローチ。まずマッ . . . 本文を読む
「体を壊す10大食品添加物」渡辺雄二著・幻冬舎新書
数ある食品添加物の中でも、特に発がん性・催奇形性・急性毒性などか高い10個の食品添加物を紹介。ほとんどが自然界にまったく存在しない化学合成物質で、腸から吸収されてもまったく消化・分解されることなく、体内をグルグルめぐるそうだ。
1.発色剤・亜硝酸Na
たらこ・明太子・ハム・ウィンナー・ベーコン等に含まれる。明太子やたらこなどの塩蔵魚卵を頻繁に . . . 本文を読む
「病気を治したければ睡眠を変えなさい」白浜龍太郎著、を読む。
睡眠は6.5-7.5時間が理想で、睡眠のゴールデンタイムである午後10時ー午前2時の間の3時間を含めるようにするのが良いそうです。このゴールデンタイムは、睡眠を促すホルモン「メラトニン」の働きが高まり、また疲労回復を計る成長ホルモンも多く分泌されるとのこと。病気のリスクを下げ、長生きできる眠り方だそうだ。(しかし11時に寝るっていうの . . . 本文を読む
「傷はぜったい消毒するな」夏井睦(なついまこと)著(光文社新書)を読む。
この本は一言で言えば「傷口を消毒する」という医学界の常識が、科学的根拠のない「天動説」に過ぎず、旧パラダイムに囚われた間違った治療法で、かえって状態を悪化させるものであることを、豊富な臨床経験と生物学的な知見に基づいて説明している。湿潤治療という新しい傷の治療法は至って簡単、傷口を水道水で洗い、ワセリンを塗ってラップで包むと . . . 本文を読む
腰痛を治す為の4つの習慣:
最近読んだ本の中からまとめてみます。
1)マッケンジー体操(参考URL:http://www.eonet.ne.jp/~lbp-center/mckenzie.html
) 要は腰を後ろに反らすということです。多くの腰痛患者は、腰椎がストレート気味から後弯になっている人が多いので、そういう方にはお勧めです。(脊柱管狭窄症、すべり症、前弯増強型などには向きません。)参考 . . . 本文を読む
「炭水化物が人類を滅ぼす」(夏井睦<なついまこと>著・光文社新書)
「糖質制限」というと、新手のダイエット法といった印象で、ちょっと極端じゃないか、長く続けたら危険性もあるんじゃないか、といった印象だったが、この本を読むと、栄養学の基本「糖質(炭水化物)、タンパク質、脂質が3大栄養素。」といったことが疑わしくなってしまう。ごはんやパン・麺類等、炭水化物はまったく摂らない方が、理想的な食生活だとし . . . 本文を読む
「サプリメントの正体」(田村忠司著・東洋経済新報社)を読む。
この本のメッセージを一言で言えば、
「現代人はビタミン&ミネラル不足。補うべき栄養素は、ビタミンC・B群等のマルチビタミンと、カルシウムその他のミネラル類。しかもそれらは旬の野菜等から摂取するのが一番!。どうしてもサプリに頼りたければ、エーザイ「チョコラBB」やタケダ「ハイシー」等、医薬品の栄養剤が無難。他の栄養素は必要性、あるいは有 . . . 本文を読む
【鍼灸師向け】
16日(土)「鍼灸による認知症予防と治療の実際」といった内容の講演(実技デモンストレーション付)を見てきました。
http://gochojunet.com/index_g-pqd.html
天津から先生を招いての講演で、後藤学園の先生が司会をされてました。
「三焦鍼法」と名付けられた打ち方は、壇中・中かん・気海・足三里・血海・外関を基本穴として打ち、捻転補法を加え、その後20分 . . . 本文を読む
「医者に殺されない47の心得」近藤誠著・アスコム
このお医者さん凄いです。
「がんは治療しない方が長生きできる。抗がん剤は効かない。健診は百害あって一利なし。がんは原則として放置した方がいい。」と断言してます。その心得をいくつか書き出してみよう。
心得7)がんほど誤診の多い病気はない
心得10)健康な人は医療被曝を避ける。CT1回でも発がんリスクあり
心得12)一度に3種類異常の薬を出す医者を信用 . . . 本文を読む