先日、某プロのオーケストラのオーボエ奏者の方が来庵された。
五十(四十)肩で、左肩が上がらない状況が2か月位続いているという。夜寝返りもうてない、オーボエ演奏するのも結構きついらしい。
頚肩周りや腰など、うつ伏せで主な凝った部分を一通り打ってから、左肩上で横向きになってもらい、痛みを発している肩を取り囲む筋群(腱板と呼ばれたりする)、特に棘下筋・棘上筋・三角筋付近を再度念入りにアプローチ。まずマッサージで肩甲骨を動かしながら肩甲骨周辺の筋を緩め、棘上筋を押しながら腕を上に挙げる動作を他動運動で行う。最後に棘上筋が上腕骨にくっつく三角筋の中央上部の奥が一番のポイントと判断し、そこに深めに刺す。かなり鍼が響いたようだったので、数分置鍼して抜いた。ギックリ腰や五十肩は患者さんの痛みの症状が強く、なんとか一回の施術である程度改善させたいところだ。今回は患者さんも術後「だいぶ楽になった」と言って頂き、私もホッとしました。
訊いてみると、オーケストラの団員の方々は、腰痛症・首肩凝り、あるいは腱鞘炎など、慢性的な凝り感や痛みを抱えている方はとても多いという。考えてみると、多少体をひねったような体勢で長時間同一姿勢だったり、中途半端な位置に腕を挙げ重たい楽器を支えたりして、一部の筋のみ過剰に酷使するというのだから、どこかしらに痛みがくるのは当然と言える。腱鞘炎などで痛くて整形外科に行くと、ステロイド等を注射されることになるだろう。一過性のものならそれでいいかもしれないが、また次の練習・演奏会と長く続いていくものだから、そんなに長くステロイドに頼る訳にもいかないのではないだろうか。鍼は即効性もあり、副作用もない、長期間安全に受けられる治療法です。日々の体のメンテナンスに鍼灸治療を取り入れる楽団員の方々も結構多いのではないだろうか。私がまだ鍼灸治療を出張専門でやっていた時から、懇意にして頂いている指揮者さんもいます。とてもがんこな腰痛症を抱えていて、一時期は毎週のように鍼を打たせて頂きました。やはり痛みを抱えての演奏では良い音・活気のある演奏も難しいのではないでしょうか。楽団員の方々の健康状態向上に少しでもお役に立てれば嬉しいです。鍼でオーケストラを元気にできたらいいな、と思います。
五十(四十)肩で、左肩が上がらない状況が2か月位続いているという。夜寝返りもうてない、オーボエ演奏するのも結構きついらしい。
頚肩周りや腰など、うつ伏せで主な凝った部分を一通り打ってから、左肩上で横向きになってもらい、痛みを発している肩を取り囲む筋群(腱板と呼ばれたりする)、特に棘下筋・棘上筋・三角筋付近を再度念入りにアプローチ。まずマッサージで肩甲骨を動かしながら肩甲骨周辺の筋を緩め、棘上筋を押しながら腕を上に挙げる動作を他動運動で行う。最後に棘上筋が上腕骨にくっつく三角筋の中央上部の奥が一番のポイントと判断し、そこに深めに刺す。かなり鍼が響いたようだったので、数分置鍼して抜いた。ギックリ腰や五十肩は患者さんの痛みの症状が強く、なんとか一回の施術である程度改善させたいところだ。今回は患者さんも術後「だいぶ楽になった」と言って頂き、私もホッとしました。
訊いてみると、オーケストラの団員の方々は、腰痛症・首肩凝り、あるいは腱鞘炎など、慢性的な凝り感や痛みを抱えている方はとても多いという。考えてみると、多少体をひねったような体勢で長時間同一姿勢だったり、中途半端な位置に腕を挙げ重たい楽器を支えたりして、一部の筋のみ過剰に酷使するというのだから、どこかしらに痛みがくるのは当然と言える。腱鞘炎などで痛くて整形外科に行くと、ステロイド等を注射されることになるだろう。一過性のものならそれでいいかもしれないが、また次の練習・演奏会と長く続いていくものだから、そんなに長くステロイドに頼る訳にもいかないのではないだろうか。鍼は即効性もあり、副作用もない、長期間安全に受けられる治療法です。日々の体のメンテナンスに鍼灸治療を取り入れる楽団員の方々も結構多いのではないだろうか。私がまだ鍼灸治療を出張専門でやっていた時から、懇意にして頂いている指揮者さんもいます。とてもがんこな腰痛症を抱えていて、一時期は毎週のように鍼を打たせて頂きました。やはり痛みを抱えての演奏では良い音・活気のある演奏も難しいのではないでしょうか。楽団員の方々の健康状態向上に少しでもお役に立てれば嬉しいです。鍼でオーケストラを元気にできたらいいな、と思います。
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