鍼灸あん摩の明鏡止水庵

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「薬を止めると病気は治る-安保徹著」 を読んで

2011年05月21日 | インポート

著者は福田稔医師と共同で「白血球の自律神経支配の法則」(福田ー安保理論)という法則を発表している。病気の根源はストレスにあると考え、自律神経と白血球のかかわりを通して、ストレスが病気を引き起こすメカニズムを説明した。要約すると、ストレスがかかると交感神経が優位になり、顆粒球が増えて活性化する。逆にリラックスすれば副交感神経が優位になり、リンパ球が増えて活性化する。顆粒球、リンパ球ともに白血球を構成し、免疫をつかさどる大切なものだが、顆粒球は短命で役目を終えると活性酵素を放出しながら死んでいく。この活性酸素が万病の元であり老化を引き起こす。ストレスにより交感神経が慢性的に優位状態が続くと、顆粒球が増えリンパ球が減り、それによって様々な症状が引き起こされる。多くの薬がストレスと同様に交感神経を緊張させる働きを持つので、顆粒球の増加、リンパ球の減少をもたらし、長期間薬を服用することは、病気から治ろうとする体の自然な反応を疎外し、病気を慢性化させてしまう。この本では、特に消炎鎮痛剤とステロイド剤を長期服用する害を繰り返し強調している。

例えば腰痛を例にとってみると、<腰が痛い->消炎鎮痛剤を使う->腰の痛みがぶり返す->消炎鎮痛剤を使う>と繰り返すことになり、<交感神経の緊張->顆粒球の増加・血流障害->組織破壊>とつながり、同時に<副交感神経の抑制->リンパ球の減少->免疫低下>という悪化のサイクルが出来上がる。

ステロイド剤についての記述は少し長くなるが本文から引用してみたい。
「アトピー性皮膚炎に(ステロイドを)外用で使用した場合、初めのうちの消炎作用が発揮され、皮膚はものの見事にきれいになります。ところが、そのまま年単位でステロイド剤を使い続けると事態は変わります。ステロイド剤は徐々に体に蓄積され。やがて酸化コレステロールに変化して周辺の組織を酸化し、新たな皮膚炎を起こすようになるのです。体内で酸化が進むと交感神経の緊張が強くなり、顆粒球の増加による組織破壊も進行して炎症は悪化の一途をたどります。皮膚の破壊が進行すると、この破壊を食い止めるためには、医師はより多くのステロイド剤を投与します。そのステロイド剤の効きが悪くなれば、さらに強いステロイド剤を投与する・・・。こうして、ステロイド依存症が作られていきます。これはアトピー性皮膚炎に限ったことではなく、膠原病などのステロイド剤を用いるすべての病気で同様の経過をたどります。難治化したアトピー性皮膚炎は、医原病(医療によって引き起こされた病気)そのものといえましょう。」
ステロイド剤の長期使用は、慢性的な交感神経緊張となり、アドレナリンの過剰な作用により、頻脈、血糖・血圧上昇、顆粒球増加・活性酸素による組織破壊、血流障害、体温低下など、様々な副作用をもたらす。

とても納得がいく説明だ。ただ漫然とステロイド剤を出す皮膚科の医師は、これらの記述に反論があるのだろうか? 通風、糖尿病、リウマチ、ガンについても、学校で習う病態生理(私の場合鍼灸専門学校だが、医学部も同様と考える)とはまったく違った解釈で、しかも理にかなっているように思う。

以上

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1 コメント

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こんにちわ。私は久保田直紀といいますよろしく。... (Kubota Naoki)
2011-09-21 00:49:54
こんにちわ。私は久保田直紀といいますよろしく。石坂流のはりをやっています。アメリカに住んでいます。後藤先生と町田先生に石坂流を習いました。私のウェブサイトを見てくださいwww.naokikubota.com 

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