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鍼灸あん摩の明鏡止水庵

明大前の鍼灸マッサージ治療院です。
詳しくは、http://http://meikyou-shisui.com/ 

「9割が間違っているたんぱく質の摂り方」を読んで

2024年03月28日 | 日記
「9割が間違っているたんぱく質の摂り方」金津里佳著・青春新書  この本の主張を一言で言えば「小麦を加工した食品と乳製品は腸の状態を悪くするので食べるな。肉・魚など動物性たんぱく質をもっと沢山食べよう。糖質は控えよう。」ということだ。著者は最新の栄養学をよく学び、自らも実践して、この本を書いているので、内容には説得力があると思います。  「リーキーガット(Leaky Gut)症候群」というのを聞 . . . 本文を読む

「薬をやめると病気は治る」安保徹著 を読む(再読)

2023年05月31日 | 健康・病気
「薬をやめると病気は治る」安保徹著 を読む(再読) 最近の来るようになった患者さんで、潰瘍性大腸炎の既往があって、色々なお悩み症状のある方がいて、「そう言えば消炎鎮痛剤やステロイド剤を長期で使う弊害を、とても分かりやすく説明していた本を昔読んだなあ。」と思ったが、ブックオフにでも出しちゃったみたいだったので、またアマゾンで購入して再読してみました。とても素晴らしい本です。慢性的に悩まされている症状 . . . 本文を読む

帯状疱疹後の顔面神経痛に対する鍼施術

2023年05月31日 | 健康・病気
帯状疱疹の後遺症で顔面神経痛&麻痺が残った80代女性の患者さん、2回目の治療で、モノが二重に見える複視が、術後改善したと連絡を受けました。目の周辺の筋肉を動かす運動神経に麻痺が残っているようで、鍼治療でその運動神経麻痺が少し改善したようです。一回の治療で劇的改善とはなかなかいかないようですが、何回か鍼治療を受けて頂くと段々麻痺が改善していくようです。 当庵では60分施術が基本ですが、こういう場合、 . . . 本文を読む

「まんが脱ステロイド入門」を読む

2022年05月12日 | 日記
「まんが脱ステロイド入門」(作:ぬまじりよしみ/監修:佐藤健二/2022年2月発行) を読む アトピー性皮膚炎の標準治療であるステロイド軟膏を長期で塗り続けることは、副作用が強く良くない、慢性アトピー患者は「脱ステ」をするべきという方針で治療している病院があるという。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医である佐藤健二氏が、阪南中央病院で、「脱ステ」治療をしているというのは、初めて知りました。皮膚科専門 . . . 本文を読む

お酒(アルコール)と鍼

2018年09月11日 | 日記
先日来られた新患さん、以前は沢山お酒を飲み過ぎて、健康診断の際、膵臓の機能低下を指摘されるようになり、ここ3年位はまったく飲んでないとのこと。 私が「酒飲みは、いくら鍼打っても治りが悪くてねえ。」とこぼすと、 彼も同意し、「お酒を飲むと、翌日とか筋肉が硬くなったような感じがします。」 と言っていた。私は、この言葉を、お酒好きな患者さん全員に知らせたい、と思った。 ネットで「お酒、筋肉」とかで検索 . . . 本文を読む

「デバス」という名前の恐ろしい薬

2017年11月28日 | 日記
抗不安薬・睡眠導入剤に、デパスという薬があり(一般名:エチゾラム、区分:ベンゾジアゼピン系)、不眠や気分の落ち込みなどを訴える患者に、神経内科などで処方される。これがなかなか恐ろしい薬だ。最近うちの鍼灸院に定期的に通われるようになったある患者さんの例を紹介したい。 10年位前、頭がガンガンするような頭痛と目が圧迫されるような(キーンとするような)違和感が続き、気分が落ち込んだ。脳神経外科で調べ . . . 本文を読む

「医学常識はウソだらけ」(三石巌著)を読む。

2016年11月19日 | 健康・病気
「医学常識はウソだらけ」(三石巌著)を読む。 故・三石巌(みついし_いわお)氏は、物理学の教授で、還暦を機に医学にも造詣を深め、分子生物学に基づいた「分子栄養学」を創設したユニークな存在。自らの健康理論の実践で、95歳で亡くなったのも、恒例で行ってるスキー旅行の最中、風邪をこじらせた肺炎のせい、というのだから、身を持ってその健康法の正しさを示したと言えるだろう。 三石理論を一言で言えば「高タンパ . . . 本文を読む

「糖尿病は薬なしで治せる」 渡邊昌著 角川新書  を読む。

2016年05月03日 | 健康・病気
著者の渡邊氏は、がんの研究などをされているお医者さんだが、自分自身が[空腹時血糖260mg、ヘモグロビンA1c:12.8%」もあった、即入院レベルの高血糖状態から、薬を使わず、食事と運動だけで糖尿病を治した経験を持つ。 食事は一般的なカロリー制限。運動は、毎日1万歩歩くこと、週に3日1-2時間泳ぐ、といったことを継続され、1か月後には空腹時血糖が110mgまで下がったそうです。「食後30分歩くの . . . 本文を読む

「筋トレをする人が10年後、20年後になっても老けない46の理由」(久野譜也著・毎日出版)を読む

2016年05月03日 | 健康・病気
本の内容を紹介します。 筋トレというと「マッチョになりたい男がやるもの」といったイメージがあるかもしれませんが、実は筋トレは誰もが健康維持の為に必要なもので、特に「運動には縁がないわ」という女性にとってこそ、必要なものと言えます。なぜなら、女性の方が長く生きるからです。何も対策をとらなければ、筋肉量は30代以降、年1%ずつ減り続けるそうです。戦後日本人の平均寿命は急速に伸びて、女性は86歳(男性 . . . 本文を読む

「クスリに殺されない47の心得」近藤誠著を読む。

2016年05月03日 | 健康・病気
抗がん剤がいかに有毒かを述べた後、著者(元慶応病院のがん放射線治療の専門医)は次のように言う。 「ほかのクスリも9割は「臭いものにフタ」で、見かけの数値や症状をごまかすだけ。そして、副作用が必ずあり、体に備わった「自然に治る力」を弱らせます。 たとえば熱や下痢をクスリで抑えても、ぶり返して長引きます。 「痛み止め」や「シップ」がクセになると、痛みがどんどん強く、しつこくなります。 高血圧、高コレス . . . 本文を読む

「そのサラダ油が脳と体を壊してる」山嶋哲盛著 を読む

2016年05月03日 | 健康・病気
油に関する本読んでみました。 著者は脳科学の専門医で、認知証その他の体調不良の大きな要因の1つとして現代人サラダ油の摂取過剰を挙げている。「サラダ油」とは原材料は8割が菜種か大豆で、化学薬品のヘキサンを使って抽出し、その後高温処理して精製します。主成分のリノール酸は熱に弱く酸化しやすく、摂取すると体内で炎症を起こし易い。アトピーや花粉証などのアレルギー症状や肝炎・膵炎、動脈硬化から心疾患や認知証ま . . . 本文を読む

毎月の鍼灸療養費申請での珍事

2015年07月12日 | 日記
毎月複数の保険組合に療養費申請(健康保険適用の鍼灸施術に対しての保険組合負担分<7割または9割>の請求)を出すのだが、書類に不備があると「返戻(へんれい)」といって、再度書き直して提出するよう書類が戻ってくる。先日受け取った返戻は「あきれて物も言えない」くらいだった。「患者の生まれた年」が不明だから再調査してくて、というのだが「4年X月Y日」とちゃんと書いてある。なんと(明・大・昭・平)に丸を付け . . . 本文を読む

頭痛に鍼治療

2015年06月29日 | 日記
頭痛には緊張性頭痛と片頭痛の2つのタイプがあるが、片頭痛は難しい。先日1-2日パートタイムで働いている都内某鍼灸マッサージ治療院にて、片頭痛持ちの同僚が「首肩凝って、頭が痛いから鍼を打ってください。」と頼まれ、仕事の後20分位後頚部・側頭部・肩に打った。後日聞いたら「あの晩はかえって頭がガンガン痛くなって薬を飲んじゃいましたが、翌日はスッキリと楽になりました。ありがとうございました。」とのこと。 . . . 本文を読む

オーケストラを鍼で元気に!

2015年06月29日 | 日記
先日、某プロのオーケストラのオーボエ奏者の方が来庵された。 五十(四十)肩で、左肩が上がらない状況が2か月位続いているという。夜寝返りもうてない、オーボエ演奏するのも結構きついらしい。 頚肩周りや腰など、うつ伏せで主な凝った部分を一通り打ってから、左肩上で横向きになってもらい、痛みを発している肩を取り囲む筋群(腱板と呼ばれたりする)、特に棘下筋・棘上筋・三角筋付近を再度念入りにアプローチ。まずマッ . . . 本文を読む

「体を壊す10大食品添加物」渡辺雄二著・幻冬舎新書

2015年06月29日 | 日記
「体を壊す10大食品添加物」渡辺雄二著・幻冬舎新書 数ある食品添加物の中でも、特に発がん性・催奇形性・急性毒性などか高い10個の食品添加物を紹介。ほとんどが自然界にまったく存在しない化学合成物質で、腸から吸収されてもまったく消化・分解されることなく、体内をグルグルめぐるそうだ。 1.発色剤・亜硝酸Na たらこ・明太子・ハム・ウィンナー・ベーコン等に含まれる。明太子やたらこなどの塩蔵魚卵を頻繁に . . . 本文を読む