絵入り随筆 エッセィ・つぶやき

自作の油絵・水彩画、デジタル写真等を入れて、季節の移ろい、雑感などを書いていきます。

雀宮宿  芦谷家仮本陣

2008-05-24 00:01:50 | 絵画

この家は「芦谷家仮本陣」 雀宮宿唯一の歴史ある家です。
雀宮宿にはかっては本陣、脇本陣の他に仮本陣もあったのだそうです。
友人が雀宮に住んでいるので古いことを調べてもらえました。
友人が送ってくれたデータによると、
「宿場では、諸 大名や幕府の上 級役人が宿泊する場所として、本陣や脇本陣を
置いたが、雀宮宿では仮本陣も置いた。これが歴代治左衛門を襲 名し、名主で
間屋、旅籠、農業を営んでいた芦谷家である。
建設されたのは1850年と言う。門と言い、母屋と言い、江戸時代の規模と風格を持つ建物であって、上段の間も往時の姿を今に残している。
この仮本陣は、天保時代には480坪の宅地に66坪の建物があって、8室の客間と45石の石高を所持していた。そして、名主であったため375点に及ぶ江戸時代の貴重な古文書を、今に伝えている。
駅前通りと国道4号線の丁字路南東にある古い大きな屋敷である。
明治14年(1881年)明治天皇が東北御巡幸の際、芦谷家の上段の間で御休息されたが、その時、庭の梨の実を自らお採りになり、太政大臣三条実美卿が皮を剥いて差し上げたという。」とのことである。
今回は友人のご厚意に甘えて転載して手抜きで済ませました。


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2 コメント

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ペリーの来る直前 (湖の騎士)
2008-05-25 22:05:41
ペリーが浦賀にやって来たのはこの家ができてから3年後だったのですね。歴史が大きく息づいているのを感じます。やがて新撰組が活躍し、大政奉還へと向かっていった時代に、この家に出入りする人々はそうした変動を身に沁みて感じたのだと思います。よい家を見せていただきました。
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湖の騎士様 (悠々)
2008-05-26 18:30:11
この建物が150年余に亘って人々の暮らしを見続けてきたというのは感慨深いですね。
大政奉還、明治維新、日露戦争、太平洋戦争とその敗戦、そして戦後の復興。ここに住んだ人、出入りした人にも栄枯盛衰があったことでしょう。
建物が話すことが出来たならいろいろ語ってくれることでしょうね。そんな話、聞いてみたものです。
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