旧日光街道草加松原が始まるところにこの家はあります。
右側の屋根付きの塀は20m位ありましたが絵ではカットしています。それ故敷地はかなり広いものと思われます。
この家は空き家のようでした。この奥に普通の家を建ててお住まいの模様です。
通りに面した表戸もシャッターが下りたままだし、人の気配が感じられません。
二階の屋根は瓦葺きであったものがトタン葺きに変えられています。
おそらく梁や垂木が痛んで瓦の重量に耐えられなくなったから軽いトタンに葺き替えたものだと思われます。
トタン屋根のペンキも剥げ落ちてはいませんから、そこそこの手入れはなされているようです。
でも、空き家にしておくのだから建物の利用価値はこの持ち主にとってはゼロに近いのでしょう。だとするといつまでこのまま我慢して持ち続けてくれるのか、些か心配ではあります。5階建て30室くらいの小規模集合住宅になら作れ変えられます。そうすれば家賃収入もあるし、資産が活用できるわけですから、建設会社や不動産屋が誘惑しているに違いありません。
この歴史的遺産の存続も風前の灯火といったところです。
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