この本がなぜ家にあるのか
武蔵が買ったのか私が買ったのか
分からない
二人とも忘却力が進んでるから
まあ
それはどうでもいいや
私はこれを読むのは多分二回目
面白い
「被害者利得」という言葉が出てきた
そうそうそう
晩年盗られた病になってしまった方が近所にいたけれど
すべてのことは
表現なのだなあと改めて思う
年老いると
老いた自画像とのギャップに苦しみ
プライドの高さに比例して大変かも
ご近所に
鬼嫁のように言われている方がいるけれど
おばあちゃんたち
嫁女の悪口好きだなあぐらいに思っていたが
もしかすると
嫁女はとても面倒見がよく
しかも内心葛藤したりしてて
それで
ばあちゃんの悪口になるのだなと思いいたった
昨日プールで
わたしがえらい誉められようをした
「あなたはやさしいねえ」
まずいぞこれ
おばさんの転倒が怖いので
よく手を引いてあげるがそれでそんなことを言われた
おばさんにしてみれば
私の泳ぎに付き合ってやってる
ぐらいに思ってるのに
他人に面倒を見てもらってると見えてるとなると
これは複雑になっちまう
一方的に
面倒を見るという関係は
お年寄りにとっては
暴力的な状況だというのが改めて分かった
丁々発止とやれるときはいいのだけれど
そうでなくなるときの
バランス
これが難しい
お年寄りの側が
若いやつらは
自分が面倒見なければどうしょうもないなあ
と思えるとか
自分のおかげで
あの子らは成り立ってると思えないと
「被害者利得」
だの
「疾病利得」
だのに入り込む
ふ~~むそうだろうなあ
とも思い
私自身が私の尊厳を保持して老いていくにはどうしたらいいだろう
とも思い
そんなこと関係ない気楽な終末人生がいいやとおもったり
とにもかくにも、弱者になった本人が、機嫌よく過ごせたら幸せですし、世話をする方も、適当に息抜きが出来たら、理想道理には行かないとは思いますが。
これが一番ですね