遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

蛮社の獄

2013-07-27 20:53:32 | 日本の本

崋山が蛮社の獄に遭った時

巻き添えを食わないように

関係ないふりをしたり

切って捨てたりした人々のことを読んだ

Issai_zou

この佐藤ー斎とか

滝沢馬琴とか

他人事として読めば

きったない!と言いたくなる話だけれど

実際は 世間でもそういうことはたくさんある

初めてそういう大人の事情に触れて仰天したのを思い出す

幼少時からの親友同士が劇団を作って活動していた

その演劇をよく観に連れて行ってもらった

中学生の私は

親友というものに強い思い込みがある時代だったので

幼少時学生時代そして大人になるまで

そういう活動を意気投合してやっていることには憧れを感じていた

然し その劇団を主導していた人がその財政上の問題で詐欺罪に問われて起訴される

という事件が勃発した

わたしは仰天して

その人の親友にあたる人が私から見ると尊敬する恩師だったので

当然 その問われた罪が妥当なものかどうか

彼を助けるために恩師は奔走すると思ったが

しなかった

自分の立場 公務員という身分 そういうことを考えると

動かない方がいいという判断だ

とおっしゃったので 子供の私は釈然としなかった

大人を一途に尊敬もできないという気にもなった

これまで

私たちの生きてきた時代はかなり自由だし

物言えば唇寒し というようなことはあるにせよ

表現の自由思想信条の自由というのは基本的人権だと思っているけれど

今日この頃はそれが 危なくなってくる感じもする

自由とはいっても職場の中やいろいろな組織のなかで

自由にふるまえない圧力というのは常に存在する

然しなあ 潔く生きていきたいよなあ

蛮社の獄について高野長英の方から何か読んだことはあるが

鳥居耀蔵が絡んでいるのね

真相は分からないけれど

鳥居耀蔵と言えば陰謀術数すごいあくどい奴というイメージが出来上がってる

誰だっけこの人? 何でわたしがこの名前を知ってるんだ?

あ 遠山の金さんの時の南町奉行か

もう剥がせないレッテルがついている人だ

(子孫は汚名返上したい 名誉挽回したいといろいろ研究しているかもな)

それをさ

上の佐藤一斎に似ていると花てぼさんのいう鶴太郎が演じたことがあるのね

鶴太郎も絵描きだしこの絵を知っていると思うが

自分は似ていると思っているだろうか

鳥居耀蔵を演じたのだからこの人については詳しいだろうし

どんなことを考えたか知りたいものだな

どこかで何かいっているのかな?

すんません

ドンドン ミーハーな方向に話は流れた

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