遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

空間

2011-01-09 06:07:44 | 現代美術

Img271クレーの絵を

空間をどう描いているか分けてみる

→は1921年

「部屋のパースペクティブとそこに住む人々」

こういう

パースを描いてるような絵はほかにもあった

ともかく

地平線のある絵と

ない絵が

ある

Img272 →の絵を見たときは

あらあ

グルぐる回ってみる絵?

と思い

星空はこういう風に描くといいな

と思った

ぐるぐる歩き回るような絵

色々あるが

お庭風 という感じ

よく考えると

そういう絵とこれは

違う

この絵は既定線が額縁になっている絵だ

この絵は1930年「マルギネムにて」という絵

どっちから見てもいいようで

この向きがクレーの指定  描きこまれた文字で分かる仕組み

ぐるぐる見る と気づいている人はいろいろいる

Img273

「墓場」1939年  次の年クレー死去

この絵は右を下に見ると女の子が見えるというのだがそれで何を狙ったかはわからない

この絵は

私が言うところのお庭構図

今  私はお庭構図興味津々

今年はそういう構図の風景画を描こう

Img193

デビュッフェのこれもそう

 

ところで

子供の空間認識は

自分が遊びまわる空間を絵に表す時期は

お庭構図だ

道路に描くチョーク絵とかも

それで 遊びや運動の経験が蓄積されて

規定線ができてくる

建物は地面にまっすぐ立ってると思ってるから

斜めに描いた道路に建物をくっつけて描くときは

道路に対して直角に描いて 絵の中では斜め

それが 子供の真実

そういう規定線を使って

クレーはうまいこと絵を描く

Img274 1920年「ラクダ」

この規定線  横線の要素となってほかの絵ではほかの展開になる

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