遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

クレー

2011-01-08 21:51:26 | 現代美術

美の20世紀〈9〉クレー (美の20世紀 9)これも

読んだ

こちらはいくらかわかりやすかった

絵を見るとき

人は見ることがすごく違うんだなあ

ということもわかった

 

新潮社のトンボの本にも

絵画のたくらみという本がある

そこでは

何人かの人がクレーの絵について会話したことが記事に載っている

 

それもずいぶん人によって受け取ることが違うということがわかる

 

だからだろう

絵画について 解説はいらないとか 余計なお世話の説明はいらないとか

私は修学旅行前に中学生に日本の美術については

あれこれ調べさせ

友達通し教え合いという風に鑑賞させてきたが

やりすぎ

とも批判も受けた

子供にも

この美術きちがい!って悪口も言われたし

 

でも

内心

そんなこと言ったって

色々探るのは面白いと思ってるのよね

ピカソ美術館でも見かけたけれど

色々雑誌でも見る

美術館で子供が座り込んで

先生に何か教わってる

何か話し合ってる そういう場面

 

さて

クレーの絵

様式別に分類したくなる

Img269   

この手の絵

色彩がパッチワークになってるのと

細い線でかたどられた絵でできているのの組み合わせ

手元のある画集でいろいろ見ると

そう多くはない

この絵は1918年 「星のロボット」

Img270_2

こちらは1917年「船の警告」

私にはこの二つは

似た様式に思えるのと

ここから年を追ってどう変化したり進化したりしたんだろうと

興味がある

背景の色のパッチワークみたいな塗り分けは

もう少し前のスケッチのも出てくるし

表紙のような絵は30年代に多くある

長いこと掛かって

いろいろ変化している

 

線の絵も変化していくし

網目に潰している塗り分けみたいなのも

別の展開になっているタイプもある

 

生物の進化の樹みたいな分類表みたいなのが

クレーの絵ってできるのよね

それが面白い

 

ところで  上の状態の絵は割合数が少ないのだろうか

と思った

1917年も18年も従軍中の年

でも 割合絵を描ける部署だったとあるけれど

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 中華まんじゅう食べたいなあ | トップ | 空間 »

コメントを投稿

現代美術」カテゴリの最新記事