遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

概念的な絵

2013-11-21 05:37:27 | 現代美術

美術教育で言う

視覚的リアリズムというものを否定するところから

キュビズムは始まった

そういう風に思った

視覚言語とか韻とか

もう一回視覚的概念を創り出して

画面を構築する

そういう風に理解し始めて

中国ドラマ韓国ドラマを見ていると

東洋の絵って

もともと概念的な絵が多いかも

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日月五峰図という絵だけれど

約束事に従っていくらでもワンパターンな絵ができる

下の波を青海波みたいなパターンで描いてあるものもある

概念を絵にするというのは

実は東洋人はそっちの方がなれているように思うけれど

キュビズムとなると

拒否反応を示したり

厄介なことを始めたね

という反応になる

その概念というのが自分勝手だから共通言語じゃないからだ

然し

東洋の絵を見ると

よくもこんなふうに視覚言語を創り出したものだと

感心する

日本もずっとそれ出来たわけだし

だから応挙は驚異的で革命的だったわけだ

で 西洋で捨て去ろうという

視覚的リアリズムというのは

日本人にとっては

新しい

それで透視図法に熱中し

印象派ばっかり という西洋画の世界になったわけだったのだな

でもなあ

鎌倉時代の彫刻はロダンも真っ青だと思うし

始皇帝の時代の兵馬俑の彫刻も

概念的なものではなく

リアリズムだがなあ

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