美術教育で言う
視覚的リアリズムというものを否定するところから
キュビズムは始まった
と
そういう風に思った
視覚言語とか韻とか
もう一回視覚的概念を創り出して
画面を構築する
そういう風に理解し始めて
中国ドラマ韓国ドラマを見ていると
東洋の絵って
もともと概念的な絵が多いかも
日月五峰図という絵だけれど
約束事に従っていくらでもワンパターンな絵ができる
下の波を青海波みたいなパターンで描いてあるものもある
概念を絵にするというのは
実は東洋人はそっちの方がなれているように思うけれど
キュビズムとなると
拒否反応を示したり
厄介なことを始めたね
という反応になる
その概念というのが自分勝手だから共通言語じゃないからだ
然し
東洋の絵を見ると
よくもこんなふうに視覚言語を創り出したものだと
感心する
日本もずっとそれ出来たわけだし
だから応挙は驚異的で革命的だったわけだ
で 西洋で捨て去ろうという
視覚的リアリズムというのは
日本人にとっては
新しい
それで透視図法に熱中し
印象派ばっかり という西洋画の世界になったわけだったのだな
でもなあ
鎌倉時代の彫刻はロダンも真っ青だと思うし
始皇帝の時代の兵馬俑の彫刻も
概念的なものではなく
リアリズムだがなあ
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