Heart Forest

日常生活の中でちいさな楽しみを探して行きます。

サバイバル考

2018-01-08 15:14:44 | 読書
こんにちは。エルです。

インフルエンザ明けということで、間が空いてしまってからの仕事でした。

蘇る腰痛という感じです。立ち仕事だからでしょうか。


さてタイトルは読み終えたばかりの福澤徹三『東京難民』から。

大学生の主人公があっという間にホームレスになる話です。

主人公が携帯電話を変えて実家と連絡がつかなくなっているうちに(いやいや、この時点ですぐ連絡しなくちゃ。仕送りしてもらっているのだし)実家で営む会社が倒産して、家は差し押さえられ、借金のかねあいで両親は離婚し、当然仕送りはストップ。
授業料と家賃の滞納で大学は除籍、アパートは追い出されるというハードな幕開けです。

しかし、最初の携帯電話のところもそうなのですが、主人公に感情移入出来ない!

この作品は中村蒼主演で映画化されたようですが、監督もこの主人公に感情移入出来なくて悩んだそうです。

だいたい大学でまともに単位も取っていないし、友人にも優しくない。そのくせ困ると普段馬鹿にしている友人の部屋に居候しようとする。

彼女がお金を貸すたびに「いや、やめようよ!」と助言したくなるエルでありました。

あまりにも芯が通っていないからか、仕事を転々とするたびにどんどん境遇が悪くなって最後は○クザにつかまって・・・。

ラストも実は納得がいきませんでした。

ボランティアの女子大生が出てきたんだから、当然こっちの道を進んで行くんだね?と思ったらまさかの「えっ!そっち?」。

読めない展開が好きな方にはお勧めです(笑)。


個人的には同じ作者による原作の漫画『侠飯(おとこめし)』が好きです。私でも作れそうな簡単で美味しそうなお料理が出てきます!



今日の良いこと・仕事を初めてすぐに立っているのが辛くなったのですが、お仕事をいただけるのは有難いなあとしみじみ思いました。
実はここ二日ぐらい高齢の父が倒れたりよろけたりと、覚悟を持たないといけないと感じることがあり、外で働くことで得られるさまざまなものに助けられているなあと思うのです。




皆様に幸運を!
コメント
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