Heart Forest

日常生活の中でちいさな楽しみを探して行きます。

いきなり氷点下

2023-12-18 18:15:08 | 読書
こんにちは。

エルです。

昨夜お手洗いに立った時に(なんだか失礼・汗)窓の外が薄明かるかったので、雪が積もったな?とは思ったのですが
今朝は道路が所々つるつるでした。

いや、めっちゃ怖いわ~と半分くらいは自転車を押して歩いて駅まで行きました。
この状態って車の方からすると酷く迷惑だと思います。すみません。
出来るだけ端っこを走りましたが、
端の方程凍っているんだよね。

さて昨夜読み終えた、
月村了衛『半暮刻』凄く辛くて怖かった。
半グレ、ヤクザの住み分け、融合、洗脳
2人の若者について各々本の半分づつ
「○○の罪」「✕✕の罪」として綴られています。
主に男子大学生のバイトを働かせて、女性をナンパし、高い酒を飲ませてやがて風俗へ落とす。そこまでが仕事。

勿論そんなことをやっていれば捕まる訳なんですが、
社長のポストにいた人物を始め、学生達の殆どに執行猶予がついたのに比べ
ネグレクトから施設で育ち、身元保証人が居なかった青年には執行猶予がつかずに実刑。
さらには、彼と組んでいたお坊っちゃんは携帯を壊して逃げ延びる。

その後の人生は二人に陰と陽程の違いを生むが…

この本の前に
Z李『飛鳥クリニックは今日も雨』という、同じ半グレでもふあ~っとした余り(少なくとも中盤までは)悲壮感の無い話を苦労して上・中・下巻読み終えておりましたが、ファンタジーかよ?と思うようなならず者の話で所々ついていけず。

比べて今回の本は酷く重かった。

刑務所に行ったから罪が洗い清められた訳ではなく、その後の人生にも酷く苦労する青年。そして自分の罪を背負いながら死ぬまで生きていかねばならぬことを悟ります。

そしてうまく逃げおおせて大企業に入社したお坊っちゃまは?
と言うお話。

これは是非ともお薦めしたいです。

たまに胸くそ悪い話を読みたくなった時等に(笑)。

今日の良いこと・色々自身の不具合はあるものの、なんとか生き延びて日銭?を稼ぐことが出来るのは有難いなあとしみじみ思いました。


皆様に幸運を!

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無理するのもキケンな俺ら

2023-08-27 15:18:36 | 読書
こんにちは。

夏風邪を拗らせて酷いことになってしまったエルです。

ホワイトカラー(死語?)時代は、風邪をひいても休ませて貰えましたが、
常々人手が足りず、workersの心も荒むサービス業、
仕事中、トイレに駆け込んで上からリリースしたら、早退を許されました。
早速病院へ行って薬を処方して貰い、飲みながら仕事をしていたらついに翌々日の夜間発熱。

発熱してもコロナが5類移行してからは
休むのも簡単ではなく。
端折ると、社員さんやアルバイトの皆様のご厚意で休ませて貰えました。
また病院へ。今度は発熱外来。検査決行→陰性セーフ。

お陰様で今は少し喘息っぽいぜろぜろ感と咳だけです。

嗚呼何故に休めぬサービス業(←イヤ、だから人手不足)。
これは、もう休んじゃいけない呪いが発動しているとしか思えず、それは学校とか幼稚園に入った頃から張り巡らされていたものなのか
かくも自分を雁字搦めに縛るものかと驚きます。
今この時代
♪24時間働けますか!ビジネスマーン、ビジネスマーン!♪
なんてCMが流れたら
JARO?が黙ってないじゃろ?


要は、風邪と診断された時点で休んで薬を飲む発想がなかった。
寧ろ休まないために薬を貰いに行った。

結果、老々介護家庭で洗濯もままならず(いや、したけどもさ)タオル一枚干すだけで息切れ。

そうめっちゃ拗らせたのね。
奇しくも仕事が辛くなっていた時期だったから、休めなかったら即辞めていたかも。


これが後々吉と出るか、否か?



いや、今日は元々本の紹介で終わる筈が。

山口恵以子 ゆうれい居酒屋

初読みの作家さん。
店頭でパラパラ読んでみたところ、
時代小説のような小気味の良い文章に惹かれて購入。

東京は新小岩にある小さな居酒屋のお話です。
別段ホラーではございませぬ。

さっと作れそうな美味しい居酒屋料理と、人情話の短編集。

巻末には物語に出てきた料理の作り方も載っております。

主人公の女将さんがまた良い方で、話をしてくれたお客さんからのちょいとしたアイディアをすぐにメニューに取り入れる柔軟さが良いなあとしみじみ思いました。

確か、続編が2冊あったと思うので、仕事の後の楽しみに買って帰りましょう。


今日の良いこと・回復中の有り難みは何にも代えられませんわね。
皆様も○○しかひかないと言われる夏風邪をお召しになりませぬように。


お部屋緑化中。



皆様に幸運を!
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ホラーの祝福

2023-04-08 12:15:41 | 読書
こんにちは。エルです。

またもやお久しぶりぶり~。

日々のあーだこーだでトゲトゲしてしまうハートを落ち着かせる事がとっても難しい。

トゲトゲすると自己嫌悪になるのもちょっとな。

てめえこのヤ✕✕✕!的な気分は
やはり自分も攻撃する。

さて、タイトル。
最近読んだ好きな作家のホラー。


澤村伊智『ばくうどの悪夢』。
比嘉姉妹シリーズのファンなので購入。
この2人は霊能者というか、長女の比嘉琴子の方が職業にしており凄腕。

最初に映画『来る』を、原作『ぼぎわんが来る』を読む前に観てしまったので、比嘉姉妹や、三女真琴の彼迄、演じた俳優さんの顔で読んでしまいます。

個人的にはOKですが。

ばくうどの悪夢は、ネタバレはしませんが、二部構成。

なんというか、とにかく読んで良かった本。勿論後味が良いホラーなんてのは、あまり無いのでそこまでは求めません。
描写のグロさも凄いしね。

ブログのタイトルは、
それまでかなり頻繁に読んでしまっていた実話怪談を止めたんです(なんだか気持ちの滅入り方が酷くなってきたので、もしや?と思ったら、その影響もあるという実話に当たり、イヤそこも疑うならそれでも良い)が、
解放されてみると、やはりホラーはフィクションに限るなあとつくづく思ったもので。

もともと、ホラー映画好きなのもそれがフィクションだとわかっているから怖がらずに楽しめるからです。

『ばくうどの悪夢』は読み返しても面白い筆力でお薦めです。


今日の良いこと・先週が定期検診の為サボったヨガに行ってきました。
もう、しんどいというか、家で1人だったらやめているレベル。
膝がカクカクしております(笑)。
でも一杯汗かいてスッキリしました。

皆様に幸運を!

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自分を平和に保つ

2022-12-04 12:10:19 | 読書
こんにちは。

もう、忘れられそうだと感じるエルですが、家もしんどく、職場もしんどい、といことで。←なんの弁解にもなってませんが。


昨日の朝のモーニングセット。
ええ、悪玉コレステロールの薬を飲んでいる自分が食べるに適したメニューでは無いと思われます。

でも、血液検査のため朝から水さえ抜きだったもので、ゴニョゴニョ。
見た目よりフレンチトーストは大変小さく、いえ美味しゅうございました。
罪滅ぼしに生クリームは残しました。

さて、コレステロールがトンデモ値を叩きだしてから、2ヶ月で自分で努力して下げても、150位だったのですが、
通常の半量の薬を処方されて1ヶ月。
数値が50もズバッと落ちました。

さすがにケミカル!薬って怖いですね。

その間ホットヨガに3度通ったことも奏効しているのでしょうか?

さて物凄く面白くて、今朝まで読んで読了した本がこちら。


科学と、非科学的だと断じられてしまいそうなものを破綻なく統合させた好著です。
非科学的なことが嫌いだという人でさえ、お墓参りをしたり、神社もうでをする日本人には、特に刺さるかも。

占いや、シンクロニシティ、様々な著者の実体験は面白く読めました。
バリバリの理系研究者なのですが。
量子力学から~の宮沢賢治は泣けます。

また、この人生を早く終わらせたいと思ってしまう人々、また瞬間にも寄り添ってくれる本でもありました。
お薦めです。


今日の良いこと・朝、出掛けにまさかの雨(ま、銭湯にいくだけでやんすが)、
お風呂に浸かっている間にあがってほっとしました。

皆様に幸運を!


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ふと闘病記、生きるためと生きた記録と。

2022-10-30 11:04:06 | 読書
おはようございます。

はい、なかなかブログがデイリー化しないエルです。

老両親の家に誰かが訪ねて来ただけで全員がバタンキューしてます。
あ、今日も来てくださるのです。
有難いし、認知症の父は座ってニコニコしているだけで恩の字。

母も私も心から『また来てください!』と言うのだけど、身体はアウト。笑

さて、今日の本は
山本文緒『再婚生活 私のうつ病闘病記』。


単行本が出た時に図書館で読了済みですが、文庫本が出たので購入。

同じような年齢なんですが、今年だったか癌でお亡くなりになったのは残念です。

この本を読んだのは自分も今より苦しい時で、仕事なんて出来ていなかったと思います。

この方の感性が好きだな。
誰かに
「うつ病って心の痛風みたいなものでしょ?」と言われて、ちょっとモヤモヤしたけど、うまく言い返せなかったというくだりなど。

痛風は痛いんだろうけど、なりたかないけど、
ちょっと違う気もする。私もモヤモヤ。

うつ病だけど再婚しちゃった、
夫が献身的なのはとても感謝してる、
でもひとりの時間がないとしんどい、

それはそうだね~。

今は処方されてるのか知らないけど
合法覚醒剤とも言われる?リタリンを処方されちゃって、あっという間に仕事が片付く、なんてエピソードも。

この薬は、今は亡き友人がパニック障害で処方されていたな。
当時、エルが通っていた精神科にも行って、リタリンを処方してほしいと言って断られたそうな。

山本文緒さんは売れっ子小説家で、何本も締め切りを抱えながら、
書いたり寝込んだりを繰り返していたそう。

彼女のふわりと漂うユーモアが楽しくてページをめくる手が止まらない好エッセイです。

デニーズの閉店に打ちのめされたりね。



今日の良いこと・朝、軒に雀さんが二羽いて、うち一羽が柔らかそうな羽を加えていました。営巣かな?新婚さんなのね。ほんわり。

その2、
ひとっ風呂の後の喫茶店でかかっていた音楽が
インストルメンタルの『walking in the air』!
その昔、白鳥英美子さん(トワ・エ・モア)がスープのCMで歌っていました。
映像はスノーマンのアニメーション。
あ、私の好きなジャニーズの方ではなくて雪だるまです。
I'm walking in the air~
と歌われると、自分もふわっと宙を歩けそう。



皆様に幸運を!
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