目にもさやかに秋は来た

こんにちは。エルです。

朝の庭の見回りではなかなかぷっくりしたアゲハ君（ワーム君）を見かけない。

鳥のフンに擬態してるの？って状態の幼子ばかりです。



でも樹々もやや色づいてきました。

これは櫨（はぜ）の木。赤い実はどの鳥の好物かしら。


あ、はい目を凝らすとボンヤリ赤いいや朱い実がなってます。

秋の日は釣瓶落とし・・・これはまだ体感ナシ。

まだまだうらうらと自転車を走らせて途中でアイス食べたり本を眺めたりしてもあまり暗く感じない。これからかあ。


さよなら9月
またきて10月

エルはしばらく児童書を読み漁るでしょう。ジャズを低く流しながら。

環境の変化・・・これが一番しんどい。

でも大丈夫。きっときっと大丈夫。


今日の良いこと・愛犬とのどかなお留守番。録りためた映画をまたひとつ観終えました。ちょっとかなしい『怒り』。
後ろの畑で野菜を作っている奥様から茄子とエンドウ豆をいただきました。美味しいのです。ごちそうさま。


皆様に幸運を！

黒揚羽 越冬するか 小さき子

こんにちは。エルです。

昨日仕事の二次面接があり、終わってから公園でびええ～と泣いて鼻チーンとして帰りました。

公園の同じベンチに座ってたおじさん、気が付いたかな？

面接で、何となく、あなたには無理じゃないの？と云われた感じがしたわけで単に焦りで悪い方にとっちゃったのかも知れませぬ。

今日と明日、明後日は現実逃避に励もう。

一つの障害者施設がクローズするということは、周りの職安でも問題になるし、当事者たちはどうしてもパニックになるものだと思います。

でもぼんやりエルだしな。


例えば今5万円をポンと貰ったら何に遣う？

なんて訊かれた訳じゃないけど、
私は3万でコスメデコルテの化粧水と乳液と金色の新しいオイルを買って、2万で革靴を一足買います。靴は良いものが欲しいのでたりないぶんは足します。

というメデタさを持ってるうちは大丈夫な気がするの。

あ、タイトルはもう庭の柑橘類にいるのはちっちゃな幼虫オンリーになっちゃって、蛹手前でおそらく鳥にやられちゃうみたいなので、これから大きくなるとしたら(なってくれ！)蛹で越冬だろうなと。

彼らの世界は厳しいのです。


今日の良いこと.新しい体制での仕事が(もうすぐクローズなのに)来週から始まるのだけど、今日は一足早く新しい私語とに付いている同僚たちの手伝いが出来て、雰囲気が良くなったと思いました。感謝。
あとはやはりカフェにいると落ち着く。日常の中の非日常です。


皆様に幸運を！

悟らせないのがホラーの美学？

おはようございます。エルです。

本日は映画のお話。


学生時代は学割があったのと、昔々だったため料金が安かったのとでよく映画館に入り浸っておりました。

トンデモB級ホラーもよく観ましたし（足を酷く怪我した人が次の瞬間走り出すなど）耐性もありました。10本観てダメでも１１本目はアタリかもしれないと思ってまた足を運んだものです。
当時のホラー映画はわかりやすく、女性の悲鳴が付きものでした。オーディションではきっと悲鳴顔がスゴイ？人が選ばれるんだろうなと感じたほど。


今はいかんせん莫大なる予算投入の映画が自分の中で全くヒットしないので、また人混みが年々辛くなるということもあり

家で映画のチャンネルを選択しては録画する。そして両親から苦情が来るので彼らが寝静まってからそれを再生する日々です（幸い７時を少し過ぎると皆寝室へ引き上げてくれる）。


そんな感じで昨夜観たのが『ビロウ（below）』。下に、くらいの意味かしら。ホラー映画と説明があったので録画してみました。

物語は第二次大戦中にアメリカ軍の潜水艇が英国人の遭難者を救出したところから始まります。

それは女性看護師さん一名を含む三名。

男性所帯の潜水艇の輩はちょっと悪ノリするぐらいハイになってしまいますが、けが人の一人がドイツ人だと分かって看護師が止めに入るも
拳銃でバン。

なにやら偉そうな艦長はもともと副艦長（おそらく）であったのが、前艦長が死亡したことによって繰り上がって艦長になった人物。

その前艦長の死因を現艦長が語るも、看護師と部下では説明が異なり・・・。ここに最大の謎が隠されているようだとはわかるのですが

この潜水艇はさまざまなトラブルに見舞われてゆきます。


突然鳴り響くベニー・グッドマンのジャズ。無人の艦長室で誰がレコード盤に針を落としたのか。
このあたりからホラーといえばいえなくもない状態になってゆくのですが。


ラストで大破し沈んでいく潜水艇。そしてその真下（below）には・・・！！
自分としてはここが一番怖かったのですが、
『ナイトオブリビングデッド（いわゆるゾンビもの）』でも思ったように、真に怖いのは生きてる人間よの、と感じる映画でした。

いちいちオバケが出てこないホラー（全くでなかったわけでもないけど）って人間の欲望の部分に集約されるのかもしれないなあと思いました。


今日の良いこと・しとしと雨です。大切な用事があり、心身が疲れてもいたので今日はゆっくりと雨の子守唄を聴く朝です。
大病を患ったものの今はとても元気になられたハハのお友だちから大きなカボチャをいただきました。ものすごく硬いので美味しさが期待できそうです！感謝ですね。


皆様に幸運を！

寂しい時も人生は流れ人は交錯する

こんにちは。エルです。

今日は読書カテゴリーで、長嶋有『もう生まれたくない』。

最初にこの作家の何を読んだのだったかもう思いさせないけど、平熱が低そうと思った。だがそこが良く、読みやすい。


名前もちょっと似てる中村航も読みやすい。確か二人は親交があった気がする。


そして実は読み終わってないのにこうしてブログで紹介している。

何故なら読み終わるのが勿体ないからだ。


例えばエル自身のメンタルはわりかし不調だ。不調の一途をたどっていると言っていい。

佳いお年頃なのに就労支援作業所が閉鎖になるため、急ぎ、焦りつつも、おぼつかなく就活している。

それでもこの長嶋有の本は読める。

セガサターンに本当にXJAPANのゲームがあるのかどうかは知らないし（あるのだろう）、ゲームをしない自分には面白さも難易度も不明だ。

それでも一つの話題が、スポーツ新聞が、全く異なる境遇にある（仕事上の接点はあるが）人間の中を漂っていくようで

体温の低い笑いのようなものが、心地よく流れている本だと思う。


布団から起き上がれないくらいの重篤な病でないならば（精神的にも、だ）この本を読むのは楽しいのではないか。

そしてアレ楽しいってこれくらいでいいんだっけ？と思っちゃうような…。


お勧めです。


今日の良いこと・２１歳の同僚が何故だかベルバラのオスカルのファンで（母親の影響らしい）グリ〇のお菓子にタイアップで漫画が載ってる！といって
大事そうに持ってきて私にくれた。有難う。君は良いのか。優しいね。


皆様に幸運を！

ヴァレリーの言うように

こんにちは。エルです。

はじめてポール・ヴァレリーを読んだのはどれかな？

おそらくは『テスト氏』か、「月下の一群」に収録されていた『虚無への供物』です。

そのころはまだ高校生で憧れだの格好良さ（私も海へお酒を垂らしてみたいな。とか。）、ボケボケ真っ盛りでありました。


『風立ちぬ』は松田聖子だったか堀辰雄だったか、その言葉だけ頭に残って

ヴァレリーの『海辺の墓地』の一節だったと知ったのは随分後でした。


何度もブログに書いてしまってますが、心配事が大きかったり、色々投げ出したくなったりすると
「風立ちぬ　いざ生きめやも」を思い出すのです。

チチは「（風が吹いてきた）さあ、生きろ！生きろ！」と言っていました。誰の訳だったのかな。


ヴァレリーも海辺の墓地を歩きながら、風に吹かれて、その風に「生」に向かって背中を押されたのでしょうか・・・。


私たちも寿命までしっかり？生きましょうか。


今日の良いこと・新しい仕事の研修が決まった同僚がいました。そこまで漕ぎ着けられたらあとは自分次第でしょう。良かったなあ。
それと毎朝のようにアゲハの幼虫の数が減っていくのですが、同じくらい生まれたてのチビ助幼虫を見つけます。


皆様に幸運を！