水色ブログ。

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リリー・フランキー 『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』

2006年07月08日 | これ読んでます。
リリー・フランキー。
男なのか女なのか、どこの国の人なんだろうか、何者なんだろうか、
全然知らない。とにかくよく見かけるこの名前だけは知っていた。

この本が話題になり始めた時も、「いつもはスケベなおじさんが
泣ける小説を書いた」ということを聞いたくらい。

でも、どこの本屋へ行っても、この本が1番目立つところへ置いてあって
なんだか気になり始めた。何度か本屋へ行くたびに、手にとってパラパラと
めくってみたりした。それでも、文庫本が出てからでいいなぁ、とか
映画化&ドラマ化されるから、その時見ればいいやと思ってました。


先日TVで、NHKの『ようこそ先輩』という番組に、リリーさんが
出ていました。リリーさんが母校の小学校で授業を行う。彼がやった授業は
思いを寄せる人へラブレターを書く、というもの。子供たち、ひとりひとりに
接するリリーさんの姿を見てて、この人なんだか素敵だなぁ~と。

そしてついに本屋へ。

読み始めると、面白い!小倉で生まれたリリーさん。私も小倉に住んでいたので、
「あ、あの辺りを書いてるなぁ」とか分かるので、それもまた面白い。
そして中盤以降、泣けた。苦しいくらいに泣けた。辛くって切なくって・・・。
でも優しくて温かい・・・。

母と息子の強い愛情。多くの人は自分と自分の母親を思い描くのかもしれないが、
私は、自分と息子(まだ5歳だけど)を重ね合わせた。
リリーさんには「時々オトン」がいたけれど、ほとんどオカンと2人。
どんなに苦労しただろう。でもオカンは強い。相当に強い。
表面上はあっさりとしてるけど、オカンの息子への思いや愛情は恐ろしく深くて強い。

この先、自分の息子が反抗期になったとしても、
思春期に入ってまともに口を聞いてくれなくなったとしても、
きっと息子は私のことを分かってくれてる。
いっぱいいっぱい愛情を注いであげよう!そう思った。






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5 コメント

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私も読んだよ~! (you)
2006-07-09 00:13:35
こんばんは youです。

リリーさんの事は、“水10!ココリコミラクルタイム”で知っていました。(お笑い番組です)



『東京タワー』もちろん読みました。泣けました。

“オカン”の愛情は絶対ですね。

マザコンとか、過保護とか言うけど、その人の愛情の核になっているものは、(母)親からの愛情と(母)親への愛情かも知れない。

その核があってこそ、他人への優しさ、思いやり、愛、を与えられるような気がする。



果たして、私はどうだろうか?

“オカン”には足元にも及ばないかも知れない。でも、“オカン”の気持ちはとってもよく分かる。

リリーさんの気持ちも分かる、分かる。。。

純粋に“親子”っていいなぁって思いました。

やっぱり“親子の絆”は絶対ですね。



>いっぱいいっぱい愛情を注いであげよう!

ほんと~に、いっぱいいっぱい愛情を注いであげて下さいね。











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Unknown (miyu)
2006-07-09 18:24:15
噂に聞いていながら、そして本を手にとっていながら、途中まで読んでそのままになってます。

そんなに泣けるなら、早く最後まで読まなきゃ!
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Unknown (yumyum)
2006-07-09 20:05:54
youさん、こんばんは!

リリーさんって、コントとかもするみたい

ですよね・・・。なんだかとっても多才な人なんだな~。



最後の所を、今日何気なく読み返していたらば、またしても涙が込み上げてきちゃいました

お出かけ前に、ぱらぱらとめくった私が悪いんだけど、大変でしたよ。



miyuさん、

え~!途中まで読んでるならば、ぜひ最後まで読んでみて~!!

私はドラマや映画を見る前に読んでおいてよかったなぁ、って思いました。映像が先だと、キャストのイメージが強くなってしまうもんなぁ。

でも、ドラマも映画もちょっと楽しみではありますよ。
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この本は・・・ (honey*honey)
2006-07-13 01:26:37
東京にいる大学生の長男から送ってきました。

彼は4~5年ほど前からリリーさんが大好きで帰省した時もよくリリーさんの話をしていました。なので、リリーさんが書いたエッセイなんかは読んでたんですけど、これはいい本でしたね。すっきりした好きな文でした。りりーさんと長男がだぶって泣けました。なんかふらっとしているとこが似てるんです。私は子供が二人いて二人とももう巣立っているのですが、子供って小さいときに可愛がってあげると、自立するのが早いような気がします。yumyumさんも今はいっぱい可愛がってあげて下さい。小さい時ってほんとかわいいものねぇ。でも大きくなる過程も楽しいし、いろいろな話も出来るし、いつまでも楽しめます。



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Unknown (yumyum)
2006-07-13 15:09:07
honey*honeyさんへ、

コメントありがとうございます。

この本をお母さんにプレゼントする息子さん、なんて素敵なんでしょう!!

年頃になって、互いにきちんと自立できて、

それでいて何でも話せるような、そんな母と息子になりたいと思います。
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