北アルプスの稜線では紅葉が始まっており、すばらしい山歩きになりました。
朝の5時半に扇沢出発。ヘッテンをつけてのスタートです。
今回は扇沢から種池山荘のある稜線に上がり、
岩小屋沢岳、鳴沢岳、赤沢岳、スバリ岳、針の木岳と5つの頂上を通過して
針の木雪渓をくだって扇沢に戻ってこようというプランです。
稜線の種池到着が8時頃。
そこから爺が岳と逆方向の岩小屋沢岳にむかいます。
このあたりまで登山道は整備されていて歩きやすく、岩小屋沢岳到着が9時と快調です。
紅葉の向こうに剱・立山も見えてきました。
2つめのピークは鳴沢岳。
進行方向には立山が見え、どんどん先に進みたくなります。
しかしこのあたりからだんだん道がきびしくなり、
岩や礫の難路となってきました。
赤沢岳に到着すると、黒部のダム湖も見えてきます。
ここまでくると周遊コースの半分以上。
もう前進するしかありません。
赤沢岳からスバリ岳の間のルートがいちばん厳しく、
このあたりでペースはかなりゆっくりになってきました。
5つめの頂上の針の木岳をくだって針の木峠到着が2時半。
針の木雪渓は前回の8月の時とは大違いでかなり小さくなって
あちこち割れており雪渓の上は通行不能。
ほとんどのところが高巻きなど時間のかかるコースになりました。
ゴールの扇沢に帰ってきたのは6時半。
13時間というこれまで最長時間になりました。
スタートもゴールもヘッテン点灯となったのもはじめて。
後半はバッテリー切れで写真もなし。
たいへんおつかれさまでした。