57歳から始めるレンタルカートの世界

唄う物書きアマミヤユキト57歳で人生初のレンタルカートデビュー。

僕がブログを書けなくなったわけ。

2019年11月20日 | 心と体について
昨年の9月、このカート専門ブログを、突然、中断したことについて、そろそろ『マジな』お話をちょっとしておこうと思います。
以下、私事で恐縮ですが、お付き合いいただければと思います。
昨年9月、僕の姉がステージ4の大腸癌であることがわかりました。
僕は知らせを聞いて慌てて入院先へ見舞いに行きました。
すでに寝たきりなのかも……、と心配しましたが、会ってみると、本人、すこぶる元気でした。
しかし現実は厳しいものでした。
すでに完治の見込みはなく、あと余命3ヶ月、というドクターの宣告。
姉本人は、まだ強がっていました。昔から姉は大変な男勝り、強気の性格なのです。
この状況で、僕自身の方が大きな精神的ショックを受けてしまいました。
僕は小学校四年生の時、母親を胃癌で亡くしています。
サーキットで見かけるカデットクラスの少年少女たち。

一生懸命カートを走らせている彼らと同じ年頃。
僕は母と永遠の別れをしました。
その後、僕を小学校、中学校、高校入学に至るまで、母親代わりをしてくれたのが、この姉なのです。
僕にとっては、それこそ『二人目の母親を亡くす』かのようなショックだったのです。
精神的に参ってしまった僕は、このあと1ヶ月入院する羽目になりました。
退院しても、ブログを書こうという気持ちの張り、心地よい緊張感、そういったものが全く消え失せてしまったのです。
昨年の余命宣告から、なんとか一年。姉は今も1日1日を懸命に生きております。

弁解になるかもしれませんが、人間って、そんなに強い生き物ではない、と僕は思っています。
そして、そんな弱い人間を支えてくれるのが『夢』『希望』『目標』なのだと思います。
これがあるから、あしたもガンバって生きてヤルゾ!! と思える気がするのです。
その点、モータースポーツって、まさに夢の塊ですよね。
***
この原稿を書いていると、兄から電話がかかってきました。
「見舞いに行ってやってくれ。そろそろかもしれない……」
さて、この現実を僕はどう乗り越えるのか?
しなやかで、強い人間でありたい、と思いますね。


***写真、動画及び本文の著作権は天見谷行人に帰属します ©️Yukito amamiya 2019
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