ペイド・バック

【THE DEBT】 2010年劇場未公開 アメリカ 113分
監督：ジョン・マッデン
出演：ヘレン・ミレン、サム・ワーシントン、ジェシカ・チャステイン、イェスパー・クリステンセン、マートン・ソーカス、キアラン・ハインズ、トム・ウィルキンソン

1965年、ユダヤ人収容所で人体実験を行った外科医ヴォーゲルを拉致し、裁判にかけるためにイスラエルの秘密諜報機関モサドからレイチェル、ステファン、デイヴィッドの3人の工作員が東ベルリンに潜入する。あともう少しと言うところで計画は失敗、3人は上からの指示待ちでヴォーゲルを監禁することに。しかしある日、ヴォーゲルは隙を見て逃亡するがレイチェルに射殺される。レイチェルはその時に顔に大きな傷を負ってしまう。生きたままヴォーゲルを連れて帰ることはできなかったが、帰国後、彼らは英雄となる。しかし、そこには重大な秘密があった....

 

原題はDEBT=負債。実は3人の工作員はある真実を隠して祖国の英雄となったのです。そして30年後、ある出来事をきっかけにその負債を払う時がやってきた、そしてその真実とは何なのか....。

劇場未公開ながら地味だけどなかなか緊迫感があって最後まで面白く観られました。任務とあらば何でもやっちゃうのねー。ヴォーゲルを仕留めるレイチェルの足技はすごかった。病院だけど別の病院送りにしちゃった、、、。3人がヴォーゲルを拉致するまでの過程が緊張感あったし、スパイ活動もハイテク機器を使わない昔ながらのやり方は面白い。

現在のレイチェルはヘレン・ミレン、30年前のレイチェルはジェシカ・チャステイン。『ヘルプ　～心がつなぐストーリー～』の時のシーリアを演じた人とは別人のようでした。デイヴィッドの若い頃を演じたのがサム・ワーシントン。真面目で奥手クンなのが似合ってた。
監督はミッキー・ローク主演の『キルショット』、『恋におちたシェイクスピア』『コレリ大尉のマンドリン』のジョン・マッデン。

レイチェル、ステファン、デイヴィッドの3人の微妙な三角関係...任務中にいいの?と思ったりして、、、。デイヴィッドが奥手だからスティーヴンに取られちゃうんだよ～。

ほとんど過去が描かれているのでヘレン・ミレンの活躍はあまりないのかなと思っていたら、後半で過去のおとしまえ?をつけるために単身で乗り込み～。ちょっぴり年配同士のアクションがありました。

★★★.7

 

	ペイド・バック (字幕版)
	マシュー・ヴォーン,マシュー・ヴォーン,ジェーン・ゴールドマン,クリス・サイキエル,エドゥアルド・ロソフ,エイタン・エヴァン
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