【THE FLOCK:2007/08/04公開R-15】08/15鑑賞
製作国:アメリカ
監督:アンドリュー・ラウ
製作:アンドリュー・ラウ他
出演:リチャード・ギア、クレア・デインズ、アヴリル・ラヴィーン、ケイディー・ストリックランド、レイ・ワイズ、ラッセル・サムズ、マット・シュルツ
STORY:年間、性犯罪登録者の監察を続けてきた公共安全局のエロル・バベッジは退職を間近に控え、後任となるアリスン・ラウリーの指導を任される。2人で担当地域を巡回する中で、アリスンはバベッジの行き過ぎたやり方に反発を覚える。そんな中、若い女性が行方不明になったとの一報が入る...
「インファナル・アフェア」シリーズのアンドリュー・ラウ監督のハリウッド・デビュー作。
やはり気になるところなので、ただ今夜のみの公開となってしまったのだが気合いを入れてMOVIXまで行ってきました。この日は渋滞がなくて良かった~。
本当は久々に会った友人と観るハズだったのにぃ~しかもレディースデイ・・・手には前売券さ(泣)
アメリカで登録されている性犯罪者は50万人。
こ、こんなにいるんだー。
しかも1人の監察官は1000人もの登録者を監視しなきゃいけないなんてビックリだ。
顔と犯罪歴、住所などなど頭に詰め込んでおかなきゃ仕事にならんよねぇ。
日本はどうなんでしょ。最近はかなり増えてきたからこういうシステムで監視しないと!
“怪物と戦う者は”、その過程で自らも怪物にならぬよう気をつけよ・・・
昔見たドラマで犯罪心理を分析してくうちに魅力を感じて犯罪者になっちゃった話がありましたが、
まさにリチャード・ギア演じるエロルはギリギリの線でやってましたね。
リチャード・ギア自体がちゃんと観るのはかなりのお久しぶりです。
ふ、老けたなぁ~その昔ときめいたこともありましたっけ(笑)
でも走るシーンはもうきつそうだ、、、
途中で追うのをやめて車に乗っちゃった時はちと笑ってしまいました。
寂れちゃったぁな感じの姿も・・・似合ってた(泣)
公共安全局に勤務の人なのに、拳銃を持ってられちゃうとつい刑事とかに見えちゃう。
さすが監督、アメリカの闇どころをついた作品ですね。
すっかりアメリカ映画になっとりましたよ。
画面がブレる感じの映像もかっいい、列車が横切ってるその先で女の子がいなくなってくシーンはうまい!!
ちょっと色褪せた映像がリアルさが出てたし、やっぱり人間の心理を描くのがうまくてどんどん引き込まれてしまった。
俳優さんたち、頭の欠陥きれるんじゃないかと思うほどの迫真の演技。犯人も犠牲者もね。
リチャード・ギアの相棒の女優さんも、目立ちすぎない、でもちゃんと印象に残る人でした。
あんたの中に私らがいる・・・
観ていてエロル危ないよ~と何度思ったことか。
犯罪者を監視してるのか脅してるのか。
相棒の家にストーカーのように現れたりしてドキドキした(笑)
これはちょっと警察沙汰だなやりすぎーという所もあってこのまま向こうの世界に行ってしまうかと思ったよ。
あまりにも思いが強すぎたのかなー。
それだけ犯罪者がいかに普段はおとなしく普通に生活しているフリをしているということなのか。
再発防止のためにはエロルのようにやりすぎだよーと思って仕方がないのかも。
しかしね、グロいのとか苦手な人は気分悪くなりそう。
手足バラバラの写真とか、地下室に置かれたモノとか、これから何かされる~と思って観てたら気持ち悪くなってきた私。
そこのドアを開けたら、そこのカーテンを開けたら、シーツをめくったら・・・と気分はホラー映画^^;
“切断マニア”の本なんてあるんかな。
切断された写真は本物じゃないと分かってても、その前に切断器具見てるからコワイッス。
しかも実際にあり得そうな感じなのでリアルに感じてしまう、、、
夜に観たのをちょっとだけ後悔しました。
帰りの道がすんごくこわかった・・・
監督、アメリカでもいけるんじゃないの!
これからも期待したい・・・でも香港映画も撮って欲しい~複雑な心境なのでした。