2010/10/09公開 日本 111分
監督:緒方明
出演:吉瀬美智子、阿部寛、玉山鉄二、北川景子、平泉成、りょう、笹野高史、津川雅彦、柄本明
あの人を殺して、私を奪いなさい。
ヌーベルバーグの傑作の言われるルイ・マル監督の『死刑台のエレベーター』(1957)のリメイク作品。完全犯罪をもくろむ不倫関係にある男女があるアクシデントをきっかけに運命を狂わしていきやがて破滅していく...
できたらオリジナルを観てからリメイクといきたかったんですがレンタル枚数が少なくて借りられませんでした(泣)。今回は吉瀬美智子さんがお目当てデス。
オリジナル作品は未見ですが、オリジナルの雰囲気を大切に慎重につくられたんだろうなという感じがしました。劇中の音楽もしゃれてるし~♪。そして吉瀬さんの淡々とした上から目線のセリフとクールな眼差しが素敵♪悪女的な役どころがハマりますね。 阿部ちゃんの心の内を表情だけで感じとれる所が印象的。全体的にセリフが少ない作品ですね。
いきなり冒頭“愛してる”で始まってうひゃ~と思うところですが、撮影では阿部ちゃんのほうは吉瀬さんの声だったそうですが、吉瀬さんの電話の相手が実は監督だったことを「王様のブランチ」で知ってクスッとしちゃったわさ。
15分でコトが済むはずだったのにまさかエレベーターが止まるとはね。電源落ちるのは知ってたはずなのに焦るとろくなことがないっ。だからと言って階段で下りれば完全犯罪になったかも怪しいけれど、、、。これによって本人が知らない間にどんどん状況が変化していくのは面白かったです。
よくよく考えると吉瀬美智子、阿部寛共演と言ってもツーショットになるところがなかった!!。
アクシデントによってすれ違いが続き、全く会えないっっ。そんなんでラストのツーショット写真は重みがありました。写真の吉瀬さんがまたまた美しくて~同性から見てもうっとり。
物語は普通...。これは吉瀬さんと、阿部ちゃんをはじめ俳優陣の演技力かなーと。
平泉成さんが悪人で若者を蹴ってるー、脅してるー所が新鮮(笑)。
ヒジョーに淡々としてスローテンポで寝ちゃわないか心配するほどだったんですが、2件目の殺人事件が起ってから面白くなってきましたね。くぅ~柄本さんがいなければー(笑)
これって世界初のリメイクなんですね、ビックリ。
主演二人が良かったからいいんですけど、ラストは2時間もののサスペンスドラマのラストみたい~と思ってしまいました、すんませんっっ。
悪いコトしたらエレベーターに乗るべからず・・・という教訓的なお話(笑)。
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