2014年6月18日のブログ記事一覧-ゆかりんご

男60代老いに抗うのか受け入れるのか

2014-06-18 16:48:02 | ジュリー

週刊現代の記事をもう少し詳しく。
ジュリーファンとしては下げられたり持ち上げられたりだけど、
全体としては、まぁ好意的な見方なのかな。

まず最初の見出しが
「ジュリーに面影はなし」。

かつてのスリムでクールな姿とは一変し、大きなお腹にヒゲもボサボサ、今年行われた単独ライブツアーに、ジュリーこと沢田研二は衝撃的な姿で現れた。

こんな文から記事は始まります。
みっともない、と思うひとがいるかもしれないが、本人は、
「昔ジュリー、今シジィです。太ったっていいんです」と語る。
そして、「あれはあれで素敵な年の取り方よね」と言うファンも少なくなく、ライブも2000人のスタンディングオベーションだった。
そこにはかつての色気はないが、爽やかさが漂う。

こんな記事の内容。
老いを受け入れている代表がジュリーなら、年齢に抗う派の代表として挙げられているのが郷ひろみさん。
カロリー計算とハードなトレーニングで若々しい容貌とスタイルを保っている。

そして、年齢や求められている役割に応じてうまく変化してきたのが水谷豊さん。「相棒」以前は今のような紳士という印象はなかったが、今は私生活でもドラマと同じように穏やかな人柄に。

一方、三浦友和さんは、若い頃のイメージを払拭することに苦心しながら成熟してきた。百恵さんのダンナという
イメージから脱却するきっかけとなったのが33歳のときの映画。さらに50代で悪役に挑戦し、演技の幅が広がった。

同じタイプが役所広司さん。

逆に主演から脇役へとスムーズに移行したのが中村雅俊さん。

他に年齢に抗う派として、桑田佳祐さんや明石家さんまさん。
マイペースで好きなことをやり続けるのが所ジョージさんや高田純次さん、竹中直人さん。

と、こんなふうに還暦前後の男性タレントがたくさん登場します。

そして、誰がランクをつけたのかわかりませんが、
「理想の有名人ベスト10」の第７位にジュリーです。
↓

これ、何を基準にしてるのかよくわかりませんし、順位をつける意味もよくわからないんですが。
確かにジュリーは、若いときが極端に美しかった分、今とのギャップが激しすぎるのだと思うけど、
ご本人がそれで平気なんだし、まわりが何を言っても聞かなさそうだしね。
健康には気を遣ってるみたいだから、まぁ好きなようにしてもらいましょう、と、わたしは思っています。
結局、どんなに太ろうと、ヒゲがあろうとなかろうと、角刈りだろうと長髪だろうと、ファンはやめられそうにないですもん。

そういえば、髪はどれくらい伸びたのかしら？
あちこち目撃談聞くけど、帽子をかぶってるからか、髪の毛情報はないみたいですね。

コメント (2)

神戸新聞に

2014-06-18 09:46:35 | ジュリー

16日の夕刊の記事でしょうか。
Mさんから記事を送っていただきました。
磯前順一さんが「越境者たち」というコーナーに登場されています。
写真は、西成区の明月荘を訪れている磯前さんと、東京ドームでのタイガース。
（明月荘はもう取り壊されてるようですからしばらく前の写真かな？）

磯前さんはそもそもは宗教学者。それがなぜタイガースなのか。
タイガースの評伝を書くことで、彼らにひかれている自分を理解したかった、そうです。

磯前さんはタイガース解散の数年後の中学時代に、彼らの音楽を聞き、魅了され、その当時からいつかタイガースの評伝を書きたいと思っていたそうです。

「高度成長の時代に咲いた、美しくも鋭いとげをもった大輪の花」とタイガースを評する磯前さん。
「人は何かに魅了されるとき、理屈ではなく、言葉にならない感情に包まれている」
その「魅了する何か」と人間の感情の動きが、磯前さんの宗教研究の最先端のテーマ。

「タイガースであり続けること」への違和感から脱退していったトッポとピー。
バンドの形よりもハートで歌うことを重視したジュリー。
激動の時代の社会背景と、メンバーたちの思いを編み込み、新しいタイガース像を語り直すことは、魅了する何かに呼び掛けられ振り向いた自分を相対化すること、だったそうです。

東京ドームでのジュリーのことば。
「みんな今日まで生きてきました。そして明日も生きていきます」は、磯前さんによれば、「今の不安な時代を共に生きようとするメッセージ」。

今後も宗教学者の規定を越えて、新しい知のあり方を模索していきたい、と語っていらっしゃいます。