週刊朝日に ２

きのうの続きです。

★ザ・タイガースのリーダーだったことについて。
こういう感じなんで、なんとなく任されただけ。
大阪時代はピーがやっていて、東京でザ・タイガースになってからはたぶん会社が決めた。
何がすぐれてるというわけじゃなくて、穏やかで、ケンカとかもめ事とかなに縁がなさそうだからと思う。

★SMAPや関ジャニ∞とは時代が違う。ザ・タイガースは社会的にはあんまり認められないアイドルという置かれ方。
NHKに出られないとか、長髪はダメとか言われていた時代だから、コンサートのときは学校の先生が外にいて生徒を追い返すとか、反社会的とまではいかないけど、そういう中でのアイドル。


★新宿のACBから池袋のジャズ喫茶に移動するときに、交差点を全部ストップさせて、白バイやパトカーの先導で行ったことも。飛行機移動の時も別の場所から出してもらった。
ファンが多すぎて、収拾つかなかったから。特別扱いに慣れてたから、生意気だったかも。


★みんな圧倒的にジュリーのファンなんで、ジュリーに殺到する。僕の横にいつもジュリーがいたんだけど、彼の輝きにみんなファンの目が行っているのを横にいて見ていた。そういう意味ではどこかで冷静だったかも。

★大阪のフェスティバルホールでコンサートやったとき、僕の友達が僕を迎えにきたから車に乗ったらファンが群がってきた。ところが、誰かが「ジュリーが来た」と言ったら、全員ダーッとそっちに行って、僕の周りには１人もいなくなった。

★ジュリーのコンサートは毎年見に行く。50代以上の人たちでいっぱい。立ち上がって「ジュリー」とかやってる。


★最近、ジュリーのファンの人と話をしたら、「今のジュリーもすごくいいでしょう？」って言ってた。いいときも悪いときもありながら、ジュリーはずっとコンサート続けている。それをファンは一途に見て支えているんでしょうね。

★コンサートの後は、ジュリーの楽屋に行ったり、ごはんを食べに行ったり。沢田は昔から何も変わらない。

★秋に30年ぶりに昔のメンバーでやるから、今ちょっと練習している。思い出さなきゃいけないんで、コソッとやっている。

★沢田研二のツアーに森本太郎と瞳みのると僕が入って、曲は全部タイガースの曲をやる。

★瞳はドラム40年ぶり、僕はベース30年ぶり。だから、どうなるかわからない。

★衣装は早川タケジさんにお願いしている。ジュリーのTOKIOのピカピカ電気が光る衣装とかも作った方。派手にしないでほしいとは言っているんだけど、どういうことになりますかねえ。
64歳や65歳のメンバーが着るわけだから。

★９月に東京からスタートして全国回る。
最後の機会かもわからないので、ぜひ。


★林真理子さんの感想★
「俳優さんになってからの岸部さん大好き。めちゃくちゃ色っぽい。不倫のドラマなどおやりになったらピッタリ。それなのにシラッとした感じで、老いた先生とか悪い中老の役を演じられる油断ならない俳優さん。
脚は信じられないくらい長いし、おしゃれだし、とにかくかっこいい。


今回のツアー、サリーのベースを聞きたいって方も多いようですよね。わたしは生で見たことないし、どちらかいうと俳優の一徳さんの方が印象深いから、楽しみです。