顎骨腫瘍体験記

顎骨腫瘍という病気になった20代の女の子の治療日記です。
腫瘍摘出時に歯と顎を失いましたが、完治を目指し治療中です。

骨移植

2008-02-27 20:56:26 | Weblog
今日も口腔外科に行ってきました

主治医が先日取った型を見せながら、「やっぱりまだ骨移植ができる状況ではないのね。かなり外側(頬側)の骨や組織が欠損しているから、骨以外の組織ができあがらないと、手術をしても感染してしまう可能性は高いし、失敗する可能性もある。そんなリスクの高い手術はできないから、今は手術をするタイミングではない。」と言われました

「失敗してもいいので、とにかく骨移植をしてください」と強くお願いしたところ、突然、隣の椅子に座っていたおばあちゃんに「あなた何言っているの?そんなこと言っちゃダメよ。まだ若いのだから。」と口を挟まれてしまいました

主治医にも「まだあなたは若いし先は長いのだから、今あせってやっても意味がないよ。今後のことを考えると、ゆっくりやったほうがいい。」と言われてしまいました

主治医の意見もわからなくはないけれど、つい「早く元に戻してください」と言った途端、涙が出てきました

すると「早く元に戻してあげたいけれど、キレイに1回でやってあげたいから、骨移植はもう少したたないとできない。」と言われてしまいました

さらには「かわいそうだけど、骨移植をしてもあなたの場合はまだ他の手術が残っているのだよ。プレートも取らなくてはいけないし、もしインプラントをするとしたら、それだけで少なくとも余計に後2回も手術が必要になるから、骨移植をどんなに急いでやっても、あまり意味がないことなのだよ。」って。

私が何も言えなくなり黙っていると、「今、骨移植をしてたとえ骨がくっついても、将来的にインプラントをするとなると、今回移植した骨だけではたりなくなって、また骨移植をすることもあるんだよ。それでもいいの?」と言われました。

もうどうしていいのかわからなくて、「今はできないってことですか?」と聞いたら、「できない。」とはっきり言われてしまいました

結局、骨移植OKの返事はもらえませんでしたとにかく手術をする時間がないので、気持ちは焦る一方です

最新の画像もっと見る