顎骨腫瘍体験記

顎骨腫瘍という病気になった20代の女の子の治療日記です。
腫瘍摘出時に歯と顎を失いましたが、完治を目指し治療中です。

移植後の身体の変化

2009-04-11 23:02:58 | Weblog
ここのところは、もうある程度は仕方がないと割り切って、あまりブログには書いていませんが、私のこの顎の麻痺は、一体いつになったら治るのかな?

2007年12月に生検をして以来、右下の唇~下顎に麻痺が生じました
2008年1月に、腫瘍摘出術を施行。前回の生検と比較にならない、想像以上の強烈な麻痺に襲われ、へこみました
同年8月、麻痺が少し改善傾向にあったのですが、顎骨再建術を施行したため、また振り出しに戻ってしまいました
その1ヶ月後の9月には、術後感染を起こしてプレートを除去し、2009年1月には口腔前提拡張術を受けました。

短い期間で何度も傷つけているため、神経自体の治りが遅くなっていますつまり麻痺が慢性化している状態です

手術する前の正常な感覚を、もう私はとっくに忘れてしまっていますでも最初は、この異常な感覚に不快を感じていたので、この状態は普通ではないはずです
それでも左側は正常だから、左右で感覚が違うということは、はっきりとわかります

麻痺の感覚を説明するのは難しいのですが、とにかく感覚がありません
術直後からしばらくは感覚がない上に、プラスで強い痺れも感じていましたが、今は全く痺れは感じません。痺れてはいないけれど、でも感覚がないため、指で触られても全くわかりません

汚い話ですが、この麻痺のため、よく右から水や食べ物、唾液等がこぼれ落ちることはありますが、当の本人はなかなか気が付きません

事情の知らない人は、『この子は食事のマナーも知らないのかな?』と思うはずです。一緒にご飯を食べたくないよね

そしてもう1つ…移植した顎の骨の部分、自分の骨ではないくらいに、重たく感じるのです。なんでこんなに重たいのって疑問に思います

もう手術をした部分を上から触っても、痛くはないので、麻痺は気になるし、重たいしで、よく手で触って軽くマッサージをしますが、あまり効果はないみたい

移植した骨は、自分の身体の一部ではないように感じます。それくらい重たいし、違和感があります

口の中は口の中で、まだ引っ張られている感じがあり、突っ張っています

書き出すといろいろと浮上してきますが、この中で1番気がかりなのは、移植した骨の部分が、重たいことです。
自分の骨を使って移植して、顎の骨を作ったのに、全く自分の身体ではないみたい

大きな手術を受けると、どうしてもこうなってしまうものなのかな?

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