【3日目】
この日は、台風18号の影響で日本各地で大雨。
『数十年に一度』 の災害が迫っている時に発令されるという特別警報が
運用開始からわずか2週間ちょいで、関西圏の各地で発令されるという
記録に残る日でもありました。
だけど、旅の真っ最中にして
テレビやネットのニュースをほとんど見ていなかった私は
深夜からずいぶん雨脚が強くなってきたなー
という程度で全く危機感無し。
本当はこの日、乗鞍岳(3000m級のお山)にでかけるつもりだったので、
ザーザー降りしきる雨にやむなく山行は中止となり、
ただただ早朝から悔しがっておりました
ランはお天気に恵まれるのですが
この夏に予定していたお山遊びはことごとく悪天候で中止です
さて。
乗鞍行きが中止になり、1日の予定が何もなくなってしまったので
帰りの高速バスまでの時間、高山の町を食べ歩き&温泉で
時間をつぶすことにしました。
まずはどしゃぶりの雨の中、山用レインパンツとレインウェアを着て
早朝から町内散策へ。。
高山の有名な観光スポットの一つが、
年中無休で毎日6:00から行われているという 2つの朝市。
1日目も2日目も朝は高山市内にはおらず、
まだ見ていなかったのでちょうどいいやー
と朝市通りへやってきたものの
陣屋前朝市は

ちょろーん
わずか数戸のテントが風に耐えながら営業中。
さらに宮川朝市は

がらーーん
ひどい雨の為、宮川朝市はやっていませんでした
普段はゆったり流れる風情ある宮川も、この日はこの通り・・

濁流となって、植木鉢やサッカーボール、巨木などなど
色々なモノがすごいスピードで流れてゆきます。
ちなみに、この2日前の宮川はこちら↓

子供達が川べりで遊んでいて、川には綺麗な鯉たちも泳いでいました
のですが、、濁流にのまれた鯉たちの安否が気になります。。
一方、いつも水面を泳いでいたカモ達は陸地へ避難。

みんな並んでずーーーーっと川の方を眺めていて、
とても心配げに見えました。 (その様子がかわいい・・)
さて、こんな川を目にしても呑気な私、
飛騨牛100%の高山バーガーや

飛騨牛焼き(たこ焼きの牛肉版)

途中でみつけたパン屋さんでお買い物、

その後は近くのホテルへ日帰り温泉入浴にむかい
貸し切り状態の露天風呂をたっぷり1時間も堪能
そうこうして観光を楽しんでいるうちに
雨は止んで日差しが差してきました
美味しいモノ食べて、温泉でさっぱりして、上空は雨上がりの青い空
最高やなー
あとは高山を発つ前に、お昼ごはんに飛騨牛そばを..
(まだ食う。)
と下調べしたおいた駅前のお蕎麦屋さんでオーダーをし、
美味しそうなお蕎麦が運ばれたきた! まさにその時でした。

携帯に見知らぬ番号からの着信
なんだろう、、
割ったお箸をおいて電話にでると
「本日ご予約頂いていたバスは、途中、道路通行止めとなっている箇所がある為、
運休となりました。他の交通機関をご利用頂きまして、、、云々」
と、えらく一方的で早口な おじさんから衝撃の通達
え゛ーー
もうお昼過ぎてるし
今から電車で奈良まで帰りつけるの
明日は連休明けで忙しいから絶対仕事休まれへんし
いっきに頭は真っ白。大ピンチ。
半ばパニック状態で全く味わうことなくお蕎麦をかきこみ
とりあえず電車での帰宅を考えて、お蕎麦屋を出たその足で高山駅へ
すると、駅は人でいっぱい。
大雨で早朝からダイヤは乱れまくり
次の列車がいつ到着するか、全く分からないのだそうな
さらに頭は真っ白に。。
パニックのままひとまずゲストハウス(お宿)へ戻り
預けてた荷物をピックアップし、宿のご主人に事情を話すと、
同じくゲストハウスに泊まっていた女の子で、
今から大阪方面にバスで帰る予定の子がいるとのこと。
目の前のリビングにいたその女の子に、今日のバスは運休じゃないか?と尋ねると
そのこが乗る予定のバスは到着時間は深夜になるかもだけど
とりあえず運行はしてくれるのだという。。
(同じ高速バスでもさっさと運休にしちゃうところと
強行で運行するところがあるのね、。)
事情を話すと、その女の子、運行するというバス会社に
まだ空席が残っているかを電話で聞いてくれました。
そして幸運にも残席有り
との回答だったので
改めて自分でそのバス会社へ電話をかけ、乗っけてくれ
と懇願。
料金をドライバー支払いにしてもらって
(完全予約制なので普通は事前にチケット購入をするのですが…)
強引に飛び込み乗車させてもらえることになったのでした。
この時、すでに時間はバス発車の15分前、、
ありがとう、とまるさん
(←ゲストハウスの名前)
お宿へのお礼も早々に
だいこん&ほうれん草をかなり無理矢理リュックにつめ
バス乗り場まで猛烈ダッシュ
なんとかギリギリのタイミングでバスに乗り込みました。
だいこんが半分飛び出したリュックを背負った飛び込みの客を
笑顔で迎え入れてくれたバスドライバー&添乗員のおばちゃんは
救世主に見えました
そんなわけで、旅の最後の最後はバタバタと
だけど、偶然に泊まり合わせたゲストハウスでの出会いで
偶然にも空いているバスを見つけることが出来て
飛び込みで乗せてもらえたのは、とっても幸運でした
あの出会いがなければ今頃、どこぞの駅で
いつ来るかわからない電車を半泣きで待っていたのかなと思うと恐ろしい。
バスの運行はかなりルートを変更して遠回りし
途中、完全に冠水している道路をザブザブ渡るという
サバイバルを潜り抜け、なんとか京都に到着。
日付が変わる前に奈良のスイートホームに帰りつくことが出来たのでした
いろんな出会いがあって、イベントがあって、ハプニングもあって、、
なんだかとっても長く感じた2泊3日の旅でありました
これに懲りず、また近いうち旅にでたいと思います。
にほんブログ村
この日は、台風18号の影響で日本各地で大雨。
『数十年に一度』 の災害が迫っている時に発令されるという特別警報が
運用開始からわずか2週間ちょいで、関西圏の各地で発令されるという
記録に残る日でもありました。
だけど、旅の真っ最中にして
テレビやネットのニュースをほとんど見ていなかった私は
深夜からずいぶん雨脚が強くなってきたなー

という程度で全く危機感無し。
本当はこの日、乗鞍岳(3000m級のお山)にでかけるつもりだったので、
ザーザー降りしきる雨にやむなく山行は中止となり、
ただただ早朝から悔しがっておりました

ランはお天気に恵まれるのですが
この夏に予定していたお山遊びはことごとく悪天候で中止です

さて。
乗鞍行きが中止になり、1日の予定が何もなくなってしまったので
帰りの高速バスまでの時間、高山の町を食べ歩き&温泉で
時間をつぶすことにしました。
まずはどしゃぶりの雨の中、山用レインパンツとレインウェアを着て
早朝から町内散策へ。。
高山の有名な観光スポットの一つが、
年中無休で毎日6:00から行われているという 2つの朝市。
1日目も2日目も朝は高山市内にはおらず、
まだ見ていなかったのでちょうどいいやー

と朝市通りへやってきたものの
陣屋前朝市は

ちょろーん

わずか数戸のテントが風に耐えながら営業中。
さらに宮川朝市は

がらーーん

ひどい雨の為、宮川朝市はやっていませんでした

普段はゆったり流れる風情ある宮川も、この日はこの通り・・

濁流となって、植木鉢やサッカーボール、巨木などなど
色々なモノがすごいスピードで流れてゆきます。
ちなみに、この2日前の宮川はこちら↓

子供達が川べりで遊んでいて、川には綺麗な鯉たちも泳いでいました

のですが、、濁流にのまれた鯉たちの安否が気になります。。
一方、いつも水面を泳いでいたカモ達は陸地へ避難。

みんな並んでずーーーーっと川の方を眺めていて、
とても心配げに見えました。 (その様子がかわいい・・)
さて、こんな川を目にしても呑気な私、
飛騨牛100%の高山バーガーや

飛騨牛焼き(たこ焼きの牛肉版)

途中でみつけたパン屋さんでお買い物、

その後は近くのホテルへ日帰り温泉入浴にむかい
貸し切り状態の露天風呂をたっぷり1時間も堪能

そうこうして観光を楽しんでいるうちに
雨は止んで日差しが差してきました

美味しいモノ食べて、温泉でさっぱりして、上空は雨上がりの青い空

最高やなー

あとは高山を発つ前に、お昼ごはんに飛騨牛そばを..

と下調べしたおいた駅前のお蕎麦屋さんでオーダーをし、
美味しそうなお蕎麦が運ばれたきた! まさにその時でした。

携帯に見知らぬ番号からの着信

なんだろう、、
割ったお箸をおいて電話にでると
「本日ご予約頂いていたバスは、途中、道路通行止めとなっている箇所がある為、
運休となりました。他の交通機関をご利用頂きまして、、、云々」
と、えらく一方的で早口な おじさんから衝撃の通達

え゛ーー

もうお昼過ぎてるし


明日は連休明けで忙しいから絶対仕事休まれへんし

いっきに頭は真っ白。大ピンチ。
半ばパニック状態で全く味わうことなくお蕎麦をかきこみ
とりあえず電車での帰宅を考えて、お蕎麦屋を出たその足で高山駅へ

すると、駅は人でいっぱい。
大雨で早朝からダイヤは乱れまくり
次の列車がいつ到着するか、全く分からないのだそうな

さらに頭は真っ白に。。
パニックのままひとまずゲストハウス(お宿)へ戻り
預けてた荷物をピックアップし、宿のご主人に事情を話すと、
同じくゲストハウスに泊まっていた女の子で、
今から大阪方面にバスで帰る予定の子がいるとのこと。
目の前のリビングにいたその女の子に、今日のバスは運休じゃないか?と尋ねると
そのこが乗る予定のバスは到着時間は深夜になるかもだけど
とりあえず運行はしてくれるのだという。。
(同じ高速バスでもさっさと運休にしちゃうところと
強行で運行するところがあるのね、。)
事情を話すと、その女の子、運行するというバス会社に
まだ空席が残っているかを電話で聞いてくれました。
そして幸運にも残席有り

改めて自分でそのバス会社へ電話をかけ、乗っけてくれ

料金をドライバー支払いにしてもらって
(完全予約制なので普通は事前にチケット購入をするのですが…)
強引に飛び込み乗車させてもらえることになったのでした。
この時、すでに時間はバス発車の15分前、、
ありがとう、とまるさん

お宿へのお礼も早々に
だいこん&ほうれん草をかなり無理矢理リュックにつめ
バス乗り場まで猛烈ダッシュ

なんとかギリギリのタイミングでバスに乗り込みました。
だいこんが半分飛び出したリュックを背負った飛び込みの客を
笑顔で迎え入れてくれたバスドライバー&添乗員のおばちゃんは
救世主に見えました

そんなわけで、旅の最後の最後はバタバタと
だけど、偶然に泊まり合わせたゲストハウスでの出会いで
偶然にも空いているバスを見つけることが出来て
飛び込みで乗せてもらえたのは、とっても幸運でした

あの出会いがなければ今頃、どこぞの駅で
いつ来るかわからない電車を半泣きで待っていたのかなと思うと恐ろしい。
バスの運行はかなりルートを変更して遠回りし
途中、完全に冠水している道路をザブザブ渡るという
サバイバルを潜り抜け、なんとか京都に到着。
日付が変わる前に奈良のスイートホームに帰りつくことが出来たのでした

いろんな出会いがあって、イベントがあって、ハプニングもあって、、
なんだかとっても長く感じた2泊3日の旅でありました

これに懲りず、また近いうち旅にでたいと思います。
