抑えきれない激しい感情が湧き上がり、お互い抱き合い口付けをしていた。
「いけないの、こんな事しちゃいけないのよ」
春子は混乱していた。会ってゆっくり自分のこれからの予定でも聞いて貰う位の気持ちで来たのに、もうこんな風になってしまう。
「春子さん、僕がいけないんです、メールで済ませておけばよかったのにどうしても会いたくなった、僕のせいです」
「いいえ、そんなに言わないで、寺井さんが悪いとかじゃないんです、私相談したい事もあって会いたかったんです、でも、奥さんも戻ってらっしゃるかも知れないと考えてためらっていたんです」
「そうですか、家内はまだ帰ったままなんです、旅館のバーであなたに、奥さんに逃げられたのだろうと言われた時は、一部当たってるなと胸にこたえました」
寺井は、自分の母と妻の事を簡単に説明した。
「家庭を持つというのも結構大変な部分があるんですね」
春子は気持ちが落ち着いてきた、寺井の家庭が少しややこしくなっているのが、かえって安心感を与えたようだ。
六義園近くの蕎麦屋で遅めの昼食を済ますと新宿に戻り、駅ビル内の喫茶店に入った。
「寺井さん、たしか修さんでしたよね」
「そうですけど」
「じゃあこれからは修さんて呼んでいい?」
「いいですよ、恥ずかしいけど」
「いいじゃない、修さん若く見えるし素敵ですよ」
「そんな、もう40才だし、年だから」
「なに言ってるんですか、男はこれからですよ、今の2,30代の男性は軟弱すぎて、私物足りないんです」
「そうかなあ、そんな事もないと思うけど、それに結婚を考えると相手が40代じゃ再婚の確立も高くなるし」
「私、結婚は当分しません」
「そんなに断言していいんですか」
「勿論です」
春子は時期がくれば病気の事も話そうと思ったが、まだ大分先になりそうだ。
「いけないの、こんな事しちゃいけないのよ」
春子は混乱していた。会ってゆっくり自分のこれからの予定でも聞いて貰う位の気持ちで来たのに、もうこんな風になってしまう。
「春子さん、僕がいけないんです、メールで済ませておけばよかったのにどうしても会いたくなった、僕のせいです」
「いいえ、そんなに言わないで、寺井さんが悪いとかじゃないんです、私相談したい事もあって会いたかったんです、でも、奥さんも戻ってらっしゃるかも知れないと考えてためらっていたんです」
「そうですか、家内はまだ帰ったままなんです、旅館のバーであなたに、奥さんに逃げられたのだろうと言われた時は、一部当たってるなと胸にこたえました」
寺井は、自分の母と妻の事を簡単に説明した。
「家庭を持つというのも結構大変な部分があるんですね」
春子は気持ちが落ち着いてきた、寺井の家庭が少しややこしくなっているのが、かえって安心感を与えたようだ。
六義園近くの蕎麦屋で遅めの昼食を済ますと新宿に戻り、駅ビル内の喫茶店に入った。
「寺井さん、たしか修さんでしたよね」
「そうですけど」
「じゃあこれからは修さんて呼んでいい?」
「いいですよ、恥ずかしいけど」
「いいじゃない、修さん若く見えるし素敵ですよ」
「そんな、もう40才だし、年だから」
「なに言ってるんですか、男はこれからですよ、今の2,30代の男性は軟弱すぎて、私物足りないんです」
「そうかなあ、そんな事もないと思うけど、それに結婚を考えると相手が40代じゃ再婚の確立も高くなるし」
「私、結婚は当分しません」
「そんなに断言していいんですか」
「勿論です」
春子は時期がくれば病気の事も話そうと思ったが、まだ大分先になりそうだ。