人類は何故、キスをするようになったか。キスにより感染する病気、キスは予防接種だった!!
キスをすることによって菌やウィルスが伝達され感染する病気は幾つか知られている。肝炎と同じような症状を引き起こすキス病(幸い放っておけば、勝手に治癒する)また、母親が赤ちゃんへキスすることで感染するのがミュータンス菌という虫歯の原因となる菌である。
だが、サイトメガロウイルス(学名human herpesvirus 5)というこのウィルスはあまり知られていない。Colin Hendrie博士(リーズ大学)がMedical Hypotheses誌上で興味深い研究発表をした。ヘルペスウイルスの一種であり、平素の状態で感染しても問題はないが、女性が妊娠初期に初感染すると、母親の胎内で胎児にウイルスが移行感染し、流産や出生異常の原因となるというのだ。
但し、キスにより男性からこのウイルスをもらうことで免疫ができ、妊娠中に感染しても問題がなくなるというのだ。つまり、キスとは人類は無事な出産を迎えるために必要な予防接種なのだ。(文・山口)
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