怪談「おもちゃの電話」(4)

それでも、Nさんの心には妙な不安感がつきまとった。
数日後、不安に思うぐらいならと思い、普通に近況を聞く形で何か起きていないか、電話をかけてみることにした。だが、友人は電話に出なかった。
昼間だったため、きっと忙しいのだろうと思った。数時間後、夜になって友人の番号から折り返しの電話がかかってきた。出てみると、友人の奥さんだった。
「実は昨日、Aが仕事中に倒れて、まだ意識が戻らないんです。そちらにもご連絡しようと思っていたところでした」・・・(この続きはこちらから)

