【語ってはいけない怪談】「牛の首」その背景は食人行為か?牛女との関連

古い怪談としてタイトルだけが伝承されているものに「牛の首」というものがある。過去に山口敏太郎としても何度もこの「牛の首」についてのコラムを執筆している。
あまりにも怖すぎて、語るものが誰もいなくなったと言う設定で「牛の首」は都市伝説として語られている。一説には、聞いたものが必ず失神してしまうとか、数日のうちに命を落としてしまうとも言われている。
「牛の首」と言うと、中国の神話上のキャラクター「神農」との関係がうかがえる。「神農」は首から上が牛であり、体が人間と言う姿をしている。さらに、現代妖怪「牛女」との関係も気になるところだ。「牛女」は六甲山に住んでいると言われた顔が牛の女であり、醜い姿のために座敷牢に監禁され、長い間外に出ることができなかったが、火災(太平洋戦争の米軍による空襲と言う説もある)により外に逃げ出し、人間社会への復讐を誓っているという設定である。ちなみに、ビジュアル的には妖怪「くだん」とは逆パターンになる・・・(この続きはこちらから)

