今も謎を残す「コティングリー妖精写真」妖精は本当に実在したのか?!

コティングリー妖精事件は、20世紀初頭に「本物の妖精が写真で撮影された」としてイギリス中を騒然とさせた事件である。かのシャーロック・ホームズの生みの親である作家コナン・ドイルをも巻き込んだことで知られ、事件からおよそ50年後に捏造写真だとカミングアウトされた。
ブラッドフォード近郊のコティングリー村に住むいとこ同士の2人の少女エルシーとフランシスは、父親のカメラを借りて森の中へ入り、そこでフランシスと妖精が一緒に写っている写真を撮影した。
彼女たちは、「森の中で妖精と遊んだ」ことを証明するためのものだと主張し、1917~1920年のあいだに計5枚の妖精写真が撮られた。この妖精写真は、写真に加工の跡が見られないといった検証から本物ではないかと言われ、コナン・ドイルもこの写真を信用できると発表したことで大々的に話題が広まった…(続く)

