【ヤハウェとスサノオ】2 つの神の類似と違いに見る日本人の徳性(前編)

日本の中のユダヤ教
「ヤハウェ」とは、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教が唯一神として奉ずる神であり、「ヤーウェ」「エホバ」とも呼ばれる存在だ。ここでは「ヤハウェ」の呼称で統一するが、この神と日本神話に登場する「スサノオ」は、その性格が非常によく似通っている。
これについては、いわゆる「日ユ同祖論」を連想する人もいるだろう。日本人とユダヤ人のルーツが同一という説のことだが、さすがにこの2つの民族が人種的に近いとは考えにくい。
日ユ同祖論を強く支持する人がいるのは、日本の伝統の中にユダヤの宗教や文化と類似したものがあるからだが、これは別に不思議なことではないだろう。正倉院にペルシャから渡ってきた宝物が収められているのは有名で、日本神話がギリシャ神話に酷似していることも以前から指摘されてきた。つまり、ずっと昔から日本は西洋・中東世界と何らかの交流があったのだ・・・(この続きはこちらから)

