アマゾンのイゾラド族、ヤノマミとの違いとは?

先日、NHKスペシャルの『大アマゾン 第4集』を録画するのを忘れた。文明と隔絶された未開の部族、イゾラドについての放送だったので悔やまれる。再放送に期待したい。
さてこのイゾラドとヤノマミの違いがいまいちわからない。かつてアマゾンの未開の部族と言えば、美少女が多いことでも世界のオタクから注目されているヤノマミが有名だ。
ヤノマミはブラジルとベネズエラの国境付近に2万8千人程度はいるようで、我々文明に浸りきった人間が接触する場合は、10本近い注射をしないと許可が下りないという。我々の持つウイルスなどにヤノマミは耐性を持っていないことが多いようだ。
最近ではブラジル、ベネズエラ両政府の説得により、予防接種を受けたり、ナイフや食料を受け取り、世界各国の取材も受けるようになった。
そういう意味では、もはやヤノマミは、イゾラド=文明から隔絶された人々という名称は相応しくない。
これはあくまで筆者の考えだが、イゾラドとはヤノマミの中でも、今でも文明との接触を行っていない一部の部族をさすのだろう。 しかし、その部族もいずれ文明に犯されて?いくと思うと複雑なものがある。
あとヤノマミと言えば、数年前に放送されたドキュメントの中で、生まれたばかりの赤ちゃんを精霊に返すという儀式を見た。堕胎の概念がないヤノマミでは、女性が赤ちゃんを産んだ時にそのまま育てるか、精霊に返すか選択をするという。精霊に返す場合は、バナナの葉に生まれたばかりの赤ちゃんを包み、蟻塚の中に放置する。
山口

