発売中!雑誌「昭和40年男『オカルトブーム再検証』」に山口敏太郎寄稿!これは必見!


現在、発売中の雑誌「昭和40年男『オカルトブーム再検証』」に山口敏太郎が寄稿しています。
この1冊で昭和後期のオカルトの歴史がすべてわかるぞ!
密度がすごいので読む用と保管用に2冊購入をオススメしよう!
昭和40年男
発売日
2016年5月11日(水)
定価
700円(税8%込)
発行間隔
隔月刊(奇数月11日発売)
公式サイト
http://www.crete.co.jp/s40otoko/
オカルトブーム再検証
『ノストラダムスの大予言』が発売されたのは1973年、昭和40年男たちが8歳の時のことだ。人類滅亡の予言は社会現象化し、新聞もテレビも、老いも若きも、男も女も、この終末思想に取り憑かれた。思えば、暗い世相であった。各地で公害病が政治問題化し、新左翼組織によるテロ活動も激化、三島由紀夫と川端康成の自殺、第一次オイルショック…と挙げていけばきりがない。子供時分の昭和40年男にはわからないことばかりだったが、大人たちが難しい顔をしていたのは覚えている。言い知れぬ不安が社会全体に満ち満ちていた。そんな時にひょっこり現れたこの終末思想は、直後の映画『日本沈没』と合わさって、ひとつのうねりを生み出していく。オカルトブームの到来であった。このムーブメントを小学校低学年から中学生という、最も多感で、なんの免疫もない時期に、浴びるように体験したのが昭和40年男であった。その人間形成に影響がないわけがない。今回は、まるで人々の心の闇をつくようにして世を席巻したオカルトブームに焦点を当て、そこで何が起こっていたのか、どんな影響を受けてきたのかを浮き彫りにしていきたい。
この1冊で昭和後期のオカルトの歴史がすべてわかるぞ!
密度がすごいので読む用と保管用に2冊購入をオススメしよう!
昭和40年男
発売日
2016年5月11日(水)
定価
700円(税8%込)
発行間隔
隔月刊(奇数月11日発売)
公式サイト
http://www.crete.co.jp/s40otoko/
オカルトブーム再検証
『ノストラダムスの大予言』が発売されたのは1973年、昭和40年男たちが8歳の時のことだ。人類滅亡の予言は社会現象化し、新聞もテレビも、老いも若きも、男も女も、この終末思想に取り憑かれた。思えば、暗い世相であった。各地で公害病が政治問題化し、新左翼組織によるテロ活動も激化、三島由紀夫と川端康成の自殺、第一次オイルショック…と挙げていけばきりがない。子供時分の昭和40年男にはわからないことばかりだったが、大人たちが難しい顔をしていたのは覚えている。言い知れぬ不安が社会全体に満ち満ちていた。そんな時にひょっこり現れたこの終末思想は、直後の映画『日本沈没』と合わさって、ひとつのうねりを生み出していく。オカルトブームの到来であった。このムーブメントを小学校低学年から中学生という、最も多感で、なんの免疫もない時期に、浴びるように体験したのが昭和40年男であった。その人間形成に影響がないわけがない。今回は、まるで人々の心の闇をつくようにして世を席巻したオカルトブームに焦点を当て、そこで何が起こっていたのか、どんな影響を受けてきたのかを浮き彫りにしていきたい。

