岐阜に関する想い 1 山口敏太郎


岐阜に関する想い 1
山口敏太郎
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
僕は3年前まで岐阜とは、なんら関係がなかった。
そう讀賣テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」の放送を見た吉村さんが、講師として呼んでくれるまではまったく、縁がなかった。
讀賣テレビの「たかじんのそこまで言って委員会」では、江原のインチキ霊視のトリックを自ら再現し、奴の霊能力などいっさいない事を照明してみせた。
(その後、web版の「たかじんのそこまで言って委員会」では、メンタリストのダイゴは手品師だと見破った)
兎に角、僕はなんでも極限まで徹底的に突き詰めて生きてきた。
それは、作家とは文科系プロレスラーだからだ。
表現活動とは、命がけの斬り合いなのだ。
保守に廻った穏便な異人(まれびと 作家)など、いったい誰がノスタルジアを感じるのか。
己の信念と仕事のためには、どんな強敵とも死に物狂いで戦う。
故に、激しい思想論争を打ち出す僕の生き方は、芸能界では危険とも言えた。
特に、論客だった大槻教授をビートたけしさんの前で完全論破した時は、僕の周囲にガードがついたほどだった。
プロレス的に言えば、前田VSアンドレ戦である。
だが、この生き方こそが、次第にファンたちの支持を集めるようになった。
やぶれかぶれ。
闘争し
紙一重で打ち勝つ、
芸能界での日々。
インチキなオカルト盲信者を論理破綻させ
科学信奉者も同様に論破していく。
この戦いぶりにより、ビートたけしさんややしきたかじんさん、上沼恵美子さんの番組に抜擢されるようになり、芸能界でようやく生きていく方向が定まり、事務所を構えることが出来た。
今の芸能界で芸能事務所を開くことがどれだけ大変なのか。
まして、その事務所の子たちが普通にタレントとして活動できることがどれだけ大変なのか。
僕は今になってそう思う。
尊敬する宮本武蔵のように、このまま修羅の道を表現者として生きていこうと思った。
だが、ある日、価値観の完全崩壊が起こる。
3・11である。
山口敏太郎
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
僕は3年前まで岐阜とは、なんら関係がなかった。
そう讀賣テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」の放送を見た吉村さんが、講師として呼んでくれるまではまったく、縁がなかった。
讀賣テレビの「たかじんのそこまで言って委員会」では、江原のインチキ霊視のトリックを自ら再現し、奴の霊能力などいっさいない事を照明してみせた。
(その後、web版の「たかじんのそこまで言って委員会」では、メンタリストのダイゴは手品師だと見破った)
兎に角、僕はなんでも極限まで徹底的に突き詰めて生きてきた。
それは、作家とは文科系プロレスラーだからだ。
表現活動とは、命がけの斬り合いなのだ。
保守に廻った穏便な異人(まれびと 作家)など、いったい誰がノスタルジアを感じるのか。
己の信念と仕事のためには、どんな強敵とも死に物狂いで戦う。
故に、激しい思想論争を打ち出す僕の生き方は、芸能界では危険とも言えた。
特に、論客だった大槻教授をビートたけしさんの前で完全論破した時は、僕の周囲にガードがついたほどだった。
プロレス的に言えば、前田VSアンドレ戦である。
だが、この生き方こそが、次第にファンたちの支持を集めるようになった。
やぶれかぶれ。
闘争し
紙一重で打ち勝つ、
芸能界での日々。
インチキなオカルト盲信者を論理破綻させ
科学信奉者も同様に論破していく。
この戦いぶりにより、ビートたけしさんややしきたかじんさん、上沼恵美子さんの番組に抜擢されるようになり、芸能界でようやく生きていく方向が定まり、事務所を構えることが出来た。
今の芸能界で芸能事務所を開くことがどれだけ大変なのか。
まして、その事務所の子たちが普通にタレントとして活動できることがどれだけ大変なのか。
僕は今になってそう思う。
尊敬する宮本武蔵のように、このまま修羅の道を表現者として生きていこうと思った。
だが、ある日、価値観の完全崩壊が起こる。
3・11である。

