強風の中、必死で追い上げバイクフィニッシュへとたどり着くとバイクラックにかかっているバイクの数が昨年よりちょっと多いかな？と落ち込んでいたオヤジだが、後で記録を見てみるとこの時点で６０位、昨年は５５位なので５台ほどしか変わらない
タイムもこれは非公式タイムながら今年は４時間３９分５８秒。昨年は４時間３１分４０秒。
今年のバイクタイムにはランへと移るトランジットタイムはバイクのタイムに含まれているようなので、後で述べる出来事のタイムも含めると昨年とほぼ同じ。
この悪天候の中でのバイクを考えると上出来だ。
昨年はスイムを２０７位で上がって１５２人をごぼう抜き、今年は第一ランを２０５位で上がって１４５人をごぼう抜き！ってそんなに変わってないジャン・・・・・。
いえいえ、ここからが違うし、スイムがあるのとないのとで周りのメンバーが違うのです。
とにかく、昨年よりかなり脚を使っているので両大腿部はパンパン、走れるかどうか不安だったのですが行くしかない！
自分のバイクを掛ける場所を探そうとした時だった！
７１番の選手こちらです！と言う声が！
おお～、やっぱ宮古島のボランティアは親切じゃねえかぁ・・ と、声の方に向かうとパイプ椅子を指さし、「ここに座って下さい」 えっ！！
「ペナルティです、座った瞬間から４分間カウントしますので」とクールなお言葉・・・。
え～・・・、ちょっと待ってよぉ～！ マジで～・・・・！
どんだけの集団を一人、追い抜いて来たと思ってんねん。。
そりゃあ、これだけの人数が走ってるんやから集団になる時もあるけど、ドラフティングにならように気ぃつけてたで～・・・。
（これは次の日に分かるんだけど）レースの次の日の新聞見てや～、僕の後ろに大集団がくっ付いてるやん・・・。
っと言っても仕方ないので素直に椅子に腰を下ろす・・・。
まさかドラフティングをとられるとはお恥ずかしい・・・。今日はよく屈辱的な場面に遭遇する日だ。
長いトライアスロン人生の中で初めてだ。。。。
ジッとしていると４分というのは長い。。
「ストレッチしていいですか？」と尋ねて許可をもらいストレッチしながら待つ。その間も続々と後続の選手たちが通り過ぎて行く・・・。
まあ、ゆっくりとストレッチ出来て良かったか～と、解放されてペナルティで時間を使った為、着替えようかどうか迷ったが、脚の調子を考えてテントの中でコンプレススポーツのバイクパンツから腰部からハムストまでがっちりとサポートしてくれるＣＷ－Ｘのハーフパンツに着替えてランをスタートした。
スタート地点のエイドでしっかりと補給し走り始めるが脚が重い・・。
空港の横を通って街を抜けるまでにかなりの選手に抜かれた。
気にせずマイペースで走るが１０キロ手前で恐れていた右ヒラメ筋が痛み出した！
これはマズイ！走るのを止めて歩きながら様子をみる。しばらく歩くとましになってきたのでまた軽く走り出した。
１０キロ地点で時計を見るとまだキロ６分ペースに落ちるまでには５分ほどの余裕があった。よっし！このペースで走ろうと帽子を目深にかぶり少し前方だけを見て、呼吸とリズムに集中して走る。
街を抜けてからも結構抜かれる。「今年はシード権を守るのは無理かな？」と弱気になる気持ちを振り切って、とにかく最後まであきらめずに集中して走ろうと前だけを見つめる。
しかし、今年は明らかに展開が違う。スイムからランに変わったことで浮き沈みした選手がいるのも確かだが、もう一つ気温だ。
こんなに寒い宮古島は初めて。いつもなら暑くてエイドで水分を飲むのはもちろん、スポンジを子供達からむしり取って水を浴びまくるのだが、今年はずっと曇っていて走っていても寒いくらいだ。
思わず、バイクジャージのファスナーを上まで締める。スポンジなんて全く必要ないのだが、子供達が差し出すので気を使って受け取り補給食等でベタベタになった手を洗うのに使って捨てる。
この寒さのためにバテル選手も例年よりは少ない。。
サバイバルレースになればなるほど強いオヤジの持ち味も出し切れない。。
サングラスもかけないで、ずっと頭に乗せて走るなんて宮古島じゃな～い！なんてウダウダと思いながら走っていると３０キロ辺りで左脹脛の中をネズミが走るように筋肉が勝手に激しく動きだした！
「これは、またまたマズイ！！」
何度か一瞬ペースを落して様子をみ、エイドステーションではエアサロンパスを両脹脛にスプレーしながら走った。
「あと１０キロちょっと！もってくれ！俺の脚！動いてくれ！俺の脚！」
なんて、弱虫ペダルみたいなくさいセルフを呟きながら街中に突入！
ラスト３キロからはペースを上げて５名ほどの選手を抜いてゴールの総合競技場へ！
トラックを回って今年もまごママとブレイブの子供達と共にゴール！！
その時は何位かも分からず、シード権を逃していたと思っていたのですが、結局９２位でシード権ギリギリのゴールでした。
ゴールして頭に乗っけてくれる月桂樹は１００位以内の選手だけなんですね。
イイカッコじゃ無いんですが、いつも乗っけてくれるのでみんなにある物だと思ってました。。
結局、６０位でバイクフィニッシュしていたので、３０名ほどに抜かれたのですね。
昔と全く逆だ・・・。
タイムは３時間５７分５２秒。なんとか４時間を切りました
ランはほんと月間走行距離も１００キロにもならないぐらいだし、２月の泉州マラソンで脚を痛めて以来全く走っていなかったので、上出来ですっていうかよく走れるもんだ。。
北海道に向かってランニングしないとホント、ヤバい！！
これでなんとか来年も出場出来そうなので、虹奈がでるかどうか分からないけど、出るんなら予定通り親子表彰目指して頑張らないと！！
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ほんといろいろあるんですね。トライアスロンって。
でもいろんな困難を乗り越えてシードを取るとは
さすがマゴさんですね。
ほんと、とんでもない50前の親父ですな（笑）
お疲れ様でした。とりあえずヒラメを大切にしてあげて下さい。
なんで俺が？って思うんですがマーシャルには逆らえません。。
さあ、ＧＷはまたロードで走り込みますよ[E:happy01]