今年もチームまご全員で参加したツールドおきなわ。
今年もシーズンを締めくくるレースです。
「チームまご」は前日の土曜日のお昼に沖縄入り。
レンタカーに3台のバイクと荷物を詰め込み、4人で名護の会場へと向かう。今年は2週間ほど開催が遅れているせいか、良い天気でしたが、そんなに暑くありませんでした。
コンビニで買ったポーク玉子おにぎりをかじりながら会場へと向かう。
会場について受付を済ませ、宿へと向かうが、今年から大樹が国際ジュニアクラスに出場するためスタート地点が違う。虹奈は市民レディース50キロ、オヤジはもちろん市民210キロなので名護をスタート。
大樹は140キロなので、210キロコースの60キロ地点辺りにある国頭の道の駅がスタートとなるため、オヤジと虹奈を常宿の「かりゆしビーチリゾート」に送ってもらってから”まごママ”と大樹は普久川ダムを越えた所にある「アダ・ガーデンホテル沖縄」へと向かった。
大樹にとっては普久川ダムの登りも始めてなので下見が出来てちょうど良い。
しかし・・・
オヤジと虹奈は明日のレースに備えてバイクを組み立て、温泉に入って美味しい食事を頂き、ゆったりと過ごしていたが、大樹達は夕食が予約制だったようで、小さなホテルで何もなく、周りはヤンバルの大自然・・・。
結局、ろくな物が食べられなかったようだ・・・。
おまけに携帯電話もつながらない。。
しかし、朝食はレースに合わせて早くから用意してくれたみたいで何よりだった。
さあ、レース当日。
4時起床。外は真っ暗だ。ホテルの受付までサンドイッチとゆで卵、バナナの付いた朝食を取りに行き、食べながら準備し、5時20分ごろにホテルを出発。まだまだ真っ暗な中をライトを点けて会場へと向かう。
会場に着くともう既に沢山の選手が暗闇の中をウロウロと様々に準備を進めている。
今年はスタート、フィニッシュが「まちなか」ではなく、以前と同じ様に21世紀の森屋内運動場前の国道58号線だ。
各カテゴリーの集合場所でスタートを待っていると薄らと夜が明けて来た。良いお天気になりそうだ。ウインドブレイカーとアームウォーマーを脱ぐと少し寒い。
そして6時45分、朝焼けの空をバックにチャンピオンクラスがスタート!間隔を開けて次々と各カテゴリーがスタートして行く。 虹奈の参加する市民レディース50もスタートを切った。
中学生レースなどがスタートして、いよいよ市民210キロがスタート!
300人以上の選手がスタートする。
58号線をゆっくりと北上し、名護バイパスへ左折するところでいきなり中央分離帯に突っ込みそうになりながら集団は反対車線と二手に分かれて進む。あぶない、あぶない・・・。
そこからはだんだんペースも上がるが、去年ほどハイペースにならないようだ。
毎年、本部町の半島を回って58号線を北上するまでは集団は落ち着かず大規模な落車も発生する。
集団の前方から少し後ろ辺り、落車に巻き込まれるのを嫌って左端の方を走っていたところ、案の定、途中で道路上に急に現れるポールに引っかかって何名かの落車が起きた。
毎年、同じような事が起こるのに・・・と思いながら集団の動きに集中してペダルを回す。
脚も軽い!心拍数も心地よい!調子も悪くない!今年は完走できそうだ!
と、ちょっとした橋の繋ぎ目を越えた時に後輪に嫌な違和感が・・・・
「え!まさか!」しかし、この感覚は・・・・。
ちょっと振ったりして後輪を確認していると後ろから「真っ直ぐ走れ~!」「フラフラすんな~!」などと罵声を浴びせられる・・・。
あ~、しかしこれは確実にパンクだ~・・・。
一番左端に寄ってスピードを落し、後方を見ていると後ろからドンドン選手が追い抜いて行く・・。
「どうしたん?」と問いかけるチームメイトなど知り合いに、いちいち「パンクや~!」と答えるが、もちろん誰も止まってホイールごと交換してくれたりとアシストの様な事はしてくれない。。
お気の毒っと言わんばかりにほくそ笑んで通り過ぎるだけだ
そのうち集団が通り過ぎ、パラパラと遅れている選手が通り過ぎ誰も居なくなった。。
沿道でおばあとおじいと小さなお子さんが応援してくれているだけだ。
応援されても・・・。
視界から消える集団・・・。 なかなか来ないニュートラル・・・
しばらくして、スタッフの車が来たので、やっと来た!と思ったら、少し前に起きた落車に対応しているのでちょっと待っていて下さいと言われる。え~、まじっすか!
20キロも行かないうちに今年のツールドおきなわが終わった・・・。
皮肉にも落車を避けようとして左側を走っていて、ガラスを踏んでパンク。予想通り起こった落車は避けたものの、その落車によってニュートラルが遅れた・・・。
やっと来た機材車にリヤホイールを交換してもらって再スタートを切ったが、集団は遥前方。落車した選手や、なんでこんな所で遅れているか分からない選手らと数名のパックになって前を追うが、ハートはボキボキに折れている。
毎年走っているが、海中公園や今帰仁辺りの本部の半島部分がこんなにキツイとは思わなかった・・・。
集団で走っているとあまり感じないが、えらいアップダウンだ・・・。58号線に入っても向かい風の中、4人ほどになったパックでローテーションしながら時速37キロ前後で走る。
が、集団が見えるはずもなくやる気ゼロに近い。集団から20分以上遅れているだろう。このままこのペースで走り続けてもこれだけ脚を使ったら一人で普久川を超えたりアップダウンを繰り返しているうちに何処かでタイムアウトになる確実が高い。
中途半端な所でタイムアウトになったら自走で帰るハメになる。普久川ダムの登りに入る手前の140キロスタート地点にはまだ交通規制が解けないので「まごママ」が居るはずだ。そこでリタイヤすれば車で帰れる・・・。
この辺りでリタイヤを決めた
まごママの居る140キロのスタート地点までは走って、後は大樹の応援に回ることにする。仕方ない、こんな事もあるさ!
ここまで一緒にローテーションしてくれた”仲間”に「もう駄目だろうから息子の応援に回ります。アディオス!!」と別れを告げて国頭の道の駅でリタイア。
「どうしたん?」と問いかける”まごママ”に説明して、係員に告げ、チップを返してゼッケンを外した。
トイレに行くと、レース前に飲んだ即効性のビタミンを使う間も無く終わった為、真っ黄色なオシッコが空しい・・・。
そして、交通規制が解けるを待って”まごママ”と普久川ダムへの登り口に向かい2回目の登りへと向かう大樹達を待つ。 良い天気だ~・・・。
しばらくするとチャンピオンクラスの逃げと集団が通過して、大樹達、国際ジュニアの選手達が通過する。
5人ほどの先頭集団に数分遅れて3人ほどの追走、そしてまた二人ほどの追走、その後ろに大樹を含むメイン集団がやって来た。
「何をしとんねん!前、追わんかい!!」「追いつけへんど~!!」と激を飛ばすが、ジャージ姿のオヤジを見つけて、お前こそこんなトコでなにしとんねん!?と言いたげに薄笑いを浮かべて大樹が走り去った。
すぐに車に乗り込み次のポイントへ。
58号線を引返して塩谷から東村役場の方へ横断するとまだ選手達が来ていなかったのでゴールへ向かっての交通規制は掛かっておらず、コースを通って最後の勝負所となる羽地ダムまで行って応援することにした。
羽地ダムへと向かう登りの途中で海岸線の方を見下ろしていると大浦の集落から迫ってくる選手やチームカーの集団が見えて、なかなか良い景色だ!
逃げを捕らえた先頭集団の熾烈な登りでの攻防を見送ると、国際ジュニアの選手が登って来た!
逃げはそのままで二人の一騎打ちとなっており、優勝した小橋君がアタックを掛けるのを間近で応援出来た。
後ろは混沌とした状態になっている上に、市民210キロや100キロに140キロ、そこに国際女子も入り混じってグチャグチャの集団になっていた・・。
大樹もその中に交じり、最後の登りをモガいている。
「行け~!トンネル抜けたらまだ、最後にちょっと登るぞ~!!」と教えてやるが、後で聞くとこの言葉に、心が折れたようだ・・・。
知ってる方が楽だと思うんだけど・・・。
その後、ゴール地点に戻るが、大樹のゴールには間に合わなかった。結果は15位だったようだが、一回目の普久川ダムの登りが終わった後に優勝した小橋君と共に逃げに乗り、高速ローテーションに加わったが、あまりの超高速ローテーションに付いて行けずに途中遅れて集団に戻ったらしい。
まだまだ、走り込みが足りないようだが、まあその積極的な走りに良しとしよう。
これでコースも分かっただろうし、来年出るなら頑張って欲しいね。
それにしても、中学生レースの厳しい登りも無い50キロのコースから高校生になるといきなり厳しい登りとアップダウンの続くタフなコースを走らなければならいのだから、よほど走りこんでいないと、1年生でこのコースは勝負には絡めないだろうね。完走すら難しいかも。
大樹がスタートする8時30分ごろには既にレースを終えていた虹奈は、ゴールスプリントに絡んで6位入賞!
惜しくも表彰台には登れませんでしたが、初めての参戦から3位、6位、去年は28位と遅れましたが、今年6位入賞と返り咲き、御満悦の様子。
欲を言えば表彰台に登りたかったようです。
終わってみれば、今年は表彰台に上がる選手はいませんでしたが、入賞には送り込んだ「チームまご」。
チーム員3人の割には良いチーム成績ではないでしょうか
ええ結果を期待してたんですが・・・。
これもレースだから仕方ないですね。
また来年トライですね。
ダイキは小橋君のブログにも名前が出てましたね。
ダイキで付けない超高速ローテって一度経験してみたいです。
間違いなく即千切れでしょうけどね。(笑)
ニジナもシクロワイアードにしっかりスプリントの姿が載ってましたね。
50kmは集団割れにくいようなんでスプリントになる場合が
ほとんどみたいですけど、スプリントだけはスプリント練習しないと
運だけでは決めれませんもんね。
とにかくみんな無事に沖縄楽しめたようで良かったですね。
今までツールド沖縄は仕事の都合がつかなさそうだったんで
全然興味なかったんですが、最近急に興味が出てきました。
来年走ってみたいなぁ。
週末打ち上げよろしくです。
なんとも中途半端なレースになってしまいましたが、仕方ありません。
来年一緒に、走りましょう!
大樹はまだまだ走り込みが足りません。
まずは、小橋君レベルまで上がらないと話になりませんね。
まあ、去年の冬は卒業旅行やなんやで遊びまくってたので、今年の冬はじっくり走りこんで欲しいものです。
虹奈は相変わらず、なにも考えずに走ったらスプリントって感じですが、楽しんでいたようです。
まあ、大樹も小橋君のブログに出てくるだけ、何もしなった事もなかったようなのでまだ、ましですね。[E:happy01]