チャイムが鳴ったので玄関ドアを開けると(インターフォンというしゃれたものはありません)
そこには、クリップファイルを手にした作業着っぽい上着(社名などは刺繍されてません)を着た20代前半とも見える笑顔がすばらしい(ちょっと嘘くさいが)青年が立っていた。
私「なんでしょう?」
青年「今、この辺りを回らせていただいている者で、外壁の修繕補修などをやっている業者です」
私「?」
近所で、外壁塗装をするのでうるさくしますが、よろしく的な話かと思い、青年の言葉を待つ
青年「おもに外壁の補修をしてまして」
私の心『それ、聞いたから』
青年「なにかお手伝いができるかと思いまして」
私の心『のらりくらりとめんどくさい』
私「単刀直入に用件だけお願いします」
嘘くさい笑みを満面にたたえて
青年「そうですよね、すみません。外壁の修繕をしませんか?」
私「私は不動産関係の仕事をしてますので、そういった施工なら、自分の勤めている会社でやります」
青年「そうですか・・・・不動産ですか・・・」
私の心『今、部屋の片づけ中でしっちゃかめっちゃかだから、さっさと帰ってくれよ』
青年『もう一点ありまして、これもお願いがあってご近所さんを回っているんですが」
私「すみません、用件だけサクッとお願いします」
私の心『のらりくらりと、Time is moneyなんだよ!イラつくぜ!!』
青年「あっ、そうですよね。実は、外壁塗装の申込件数が少なくて、費用はこちらで持ちますので申し込みをしてもらえませんか」
私の心『はぁ?見ず知らずの人間に、成績のために費用タダにするから、やってよ~って、そんなもん普通は親類、友人に言うセリフだろ』
私の心『てか、費用ただで施工して一本の申込み成績ってむしろお前の損にしかなら無いわけで、そうなると他からその分を絞り出すとしか思えないし』
私の心『費用がタダって、足場の費用はタダだけど、施工費とか材料に激上乗せする気なんじゃねーの?』
私「そういうのも、必要ないです。話はこれでおしまいです」
すると、いままで嘘くさい笑みを浮かべて、一オクターブ上くらいの声で話していたのが
あからさまにムッとした顔に
おそろしく剣のある声で
青年「ああそうですかっ」
と、言って去って行った。
てか、これで
マジ!ラッキー!!とか言って頼む人間がいるんだろうか?と、旦那に話したら
年配の人とか、騙されちゃう人がいるから、そういうのがまかり通ってるんだろとのこと
たとえば、20件、30件回ったとしても1件とれたらめちゃ、利益がなくちゃ成り立たないということで
そうなると、なにかの費用はタダだけど、それ以外の部分では相当な額になる可能性があるということでしょうね。
で、ネットで調べてみると
外壁塗装駆け込み寺というサイトがありましてそこには、
今回と似たような事例が紹介されてましたので、興味のある方は是非
https://gaiheki-kakekomi.com/home/monitor/
↑これです。
なんにしても、タダより高いものはないと思っていた方がいいと思います。
そして、下手に、興味があるような態度をとるとしつこいので、
必要がないと判断したら、すぐに断る方がいいと思います。
てか、基本は即決しないことですね!!