陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

新型コロナウイルスワクチン接種の第一回目

2021-08-26 | 医療・健康・食品衛生・福祉

大御所アクション俳優が先日、みまかられたとのこと。
後期高齢者にあたるも、新型コロナウイルスワクチン接種を行っていなかったと。トーク番組によく出ている大物芸能人などが体質が変わるを理由に反対派だったけれども、方向転換したという話も聞きます。テレビのスタジオで距離をとってるけど、マスクも未着用だし、意味ないですよね…。

私ごとで恐縮ですが。
つい先日、新型コロナウイルスワクチン接種の第一回目を完了。接種券が届いたのは、東京五輪のメダルラッシュで沸いていた今月上旬。就職氷河期世代なので、年内は無理だろうなと諦めていたところだったので、早まって嬉しい。しかも、副反応の恐れが低いファイザー社製。電話での予約でしたが、すぐ取れました。田舎だからでしょうか。

私は行きつけの整形外科を選択。
以前、肺炎に罹ったときに血液検査をした内科のほうがデータがあっていいかなとも思いましたが、患者さんから風邪をもらうことが多いので。

結果としてこれがよくて、整形外科だから、内診も服を脱がないで済む。
看護師が手際よく上腕部に注射。いつものインフルエンザの予防接種よりもまったく痛くない、怖くない。そりゃ、そうです。血管でなくて筋肉注射だもの。

広いリハビリ室で待機15分間の、看護師や作業療法士などのスタッフの連携が行き届いていて、さしたる混乱もなく、無事に帰宅。
最初はかえって接種にいくと感染してしまうのでは、と怖かったのですが。大規模な会場でないのでよかったのかもしれません。なお、こうした民間医療機関は診療のあいまの、平日の昼に行うことが多いようです。たまたま暇な時期なのでよかった…。

職域接種も進んではいるようですが、勤め先の理解がなかったとか、繁忙期で休暇をとらせてくれないとか、いろいろあるようです。テレワークもできず、毎日、満員電車に乗らざるを得ないひとほど優先すべきなのでは…と後ろめたい思いをしつつ。

接種日の夜に少しだけ頭痛がして、2日ほど腕が痛かっただけ。
まったくといっていいほど、生活に支障なく、副反応もなく。ひどい発熱などがある方は実は知らずにコロナ感染済みだったという報告もあるようです。友人に食事に誘われてもことわっていて不要不急の外出は控えていたので、感染リスクがなかったのかもしれません。

公共事業がらみで打ち合わせをする行政機関の方に聞くと。
公務員さんは医療系を除き、まだ未接種が多いらしくて。あれだけ毎日接遇対応してるのに、と驚いてしまいました。派手に飲み会していた厚労省のお役人さんとか、未接種なの…?!

この記事はワクチン接種を過度に推奨するものではありません。
アレルギー経験や基礎疾患等々によって副反応は個人差があろうし、そもそも、その悪影響が数年後に現れるのかもしれない。ただ、接種すると妊娠できなくなるなど、真偽が定かでない情報がネットで拡散されているので、鵜呑みにしないようにはしたいものですよね。

漫画家のかわぐちかいじ氏が描いたワクチン接種推進のポスターも話題になりました。
ワクチンが不足するという事態もありましたし、今後、伝染病の指定を外れて5類感染症に格下げ、自己負担医療にされてしまうのなら、ちゃちゃっと打っとこうの勢いでした。高い健保料を払っているし、インフルの毎年のワクチン代だって何千円もしますからね。払った税金のもとを取らなきゃのつもりで。

ところで、先月の地元の新聞によれば、ご当地県の感染者数に占めるコロナ死亡率はわりと高いという事実。
現在は都会を中心に急拡大しているので比較したら落ちるのかもしれませんが、それでも、感染者100人あたり3人以上の確率で死亡していたという報告が。これが何を意味するかといいましたら。田舎なので感染発覚を恐れて症状が出ても保健所に連絡しないケースが多く、潜在的にはもっと多くの感染者がいるのではないか、と懸念されるのです。五輪の関係者が合宿などで来県されてましたしね…。

現在は、五輪前は毎日数人ほどの一桁台だったはずの我が県でも、感染者が爆増しています。
夏休みだから、家族でお出かけやらお盆の帰省やら、県をまたぐことはなくても、移動した方は多いみたいですね。10代未満にも感染者があることから、夏休みの延長も検討されているみたいですし、秋になっても落ち着かなさそうですよね。自宅療養者にも亡くなる方がいて東京はすでに医療崩壊状態とか、まさに東京五輪が残した功罪となるのでしょうか。


★新型コロナウイルス感染症関連の記事一覧★
2020年初春に発生した新型コロナウイルス感染症に関する記事のまとめです。今回のコロナ騒動は、医療崩壊の危機や労務管理の諸問題を含め、実にわたしたちの暮らしを根本から覆すような課題を提示してくれました。




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