私の読書遍歴は若い頃から大幅に変わりました。働く上、生き抜くための課題解決を、活字で教えてくれると考えるのが間違いなのです。周囲の人間環境が改善すれば、ごりっぱな言葉に頼らなくなるのではないでしょうか。 . . . Read more
名作の続編がなんとなく野暮ったく感じてしまうのは、われわれ幼い視聴者の眼が育ちすぎてしまった感もあります。わたしたちのアイドルやヒーローだった人物がいなくなることは、彼らとともに戦った想い出を汚されることだから──そんな古い葛藤がしばしば創作者を縛り付けてしまいます。 . . . Read more
整理整頓ができない人は、モノ・時間・お金・人の管理ができず、頑張っているにもかかわらず、周囲か仕事ができない人認定を受けやすい。自分の身の回りを綺麗に整えたら、働く気持ちが整いますし、自分に足りないものや、できていない事柄が見えてくるのかもしれませんね。部屋が汚れたらすぐ動く、そうできないときはメンタルに何か異常があると疑った方がいいからです。
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そして薔薇の館からは誰もいなくなった…――? 祐巳たちが最上級生になり薔薇さまとして迎えた、ニューフェイス有馬菜々視点のユーレイ騒動?! 今回はもうすっかりおなじみになった短編集コレクション。リトルホラーズの副題のとおり、ちょっと不思議系なお話ばかりを詰め合わせ。
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その学問が果たして世の情にかなうのか、人の心を豊かにするのか。学問を究めた者は、学理の門を離れても、なおその問いを胸に抱くべきなのです。それは百の法律や、千の規則よりも、頭の賢さよりも、たった一つのささやかな思いやりが、人のつながりをうまく回して生きやすくするということを教えてくれているのかもしれません。 . . . Read more
管理職になれるか、事業主として独り立ちできるか。専門職であるのか。
そうした見栄えのいいポジションがキャリア上大事なのではありません。権利者にはそれなりの責任と日ごろからの自制が求められます。役職がなくても慕われているベテランはいますし、組織内でもこの人のためなら尽力を惜しまないと思われるほどの人物はいます。そうした信頼の貯金はやがて自分が退職した後でもおおいなる財産となるでしょう。 . . . Read more
イラストが鉛筆書きだろうが、塗りが浅かろうが、文章の推敲が甘くて日本語がおかしかろうが。自分が楽しめたらいいじゃない、ぐらいの割り切りがあったほうが長く続けられます。妙にセミプロ意識を持つのはやめましょう。趣味なのに生真面目にやりすぎると苦しみになります。 . . . Read more
読書家の皆さんは就活をする前に、志望業界を描いた小説あるいはビジネス本を読んでおくのもいいのかもしれません。現代小説とはいえ、物語の中の会社員や事業主はやはりファンタジーな存在。それでも、働くことの意義はなにかをといてくれる物語は若いうちに出会っておいて損はありません。
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もの生み出す側に近づいたのならば、なぜ、自分以外の生産者に対しての想像力が働かないのだろうか。作りての苦労や想いを感じてほしいのならば、なぜ、読者としてそれを公式に表明して見せないのか、…という積年の疑問です。 . . . Read more
世の中にどんな職業があるかも知らずに、偏見に満ちた職業意識で仕事を選ぶと、人生うろついてしまいます。30代になったらキャリア形成を心がけて、自分の働く目的を明らかにしましょう。 . . . Read more
トリックが種明かしされても真犯人がわっていても、再読できるほどの他の価値があるならともかくも。ひとが脈絡もなく死んでいって、ただその殺しかたを推理するだけの物語はあまり好きではありません。ただし、漫画はサクサク読めるからOKなのでした。
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面接では見抜けない人材のミスマッチが駄目だったのか。長時間労働や不適切な労務環境が悪いのか。前任者が悪口を吐き捨てるようにして辞めた会社は、後任者にとっては働き甲斐のある天国になることもあります。 . . . Read more
数年前の大幅な学内構造改編で卒業した国立大学の、専攻コース名がすっかりなくなっていたというお話を。人文科学系あるあるの定員削減。すでに美学美術を専門で研究する時代ではなくなったのかもしれませんね。 . . . Read more
大抵のことは、小さな風がさっと脇を吹き抜けていく、それくらいの出来事なのだ──平成百合ブームの先駆けライトノベル第14作目。花寺学院の学園祭で山百合会幹部たちがお手伝い参加、そのさなか、祐巳にはひと癖ありそうな妹候補が出現して…? 紅薔薇姉妹のうるわしき愛と再会とがラストを飾る、こころ温まる良作。 . . . Read more