手帳で一週間前、一箇月前の出来事を振り返るようにしています。
ついひと月前がゴールデンウィーク入りだったことに驚きました。五月は予定がわんさかで、二、三箇月は過ぎたように感じたからです。
現在の勤め先で心がけたことは、一年間、無欠勤で勤めあげること。
かつて病気魔で当日欠勤常習者だった私が、労務管理をする総務責任者なのですから、うかつに休むわけにもいかないわけです。結果、半年後に有休休暇も発生し、二回ほどの遅刻と早退、半休を二回で出勤率は100%に近い。会社はもちろん、日ごろの業績+皆勤者を評価しますから。
従業員の方も、人手不足の部署では、疲弊がつのり、急な欠勤や遅刻早退も多くなります。
その連絡を受ける側からすれば、なんとなくモヤモヤ。当欠を伝える方だって、申し訳ない気分なのでしょう。かつての自分はいきなり休んで、どれだけ当時の勤め先に迷惑をかけたのでしょうか。自分ひとりだけ休んでも、欠勤したら無給なので自分が損をするのだからこれぐらいは、日ごろしんどい思いをしているのだから、等と思っていても、会社では私の代わりにその仕事を負担する人がいるわけです。その人本来の業務が停滞してしまう恐れもあります。
病気を理由にして休むのは、自己管理が甘い! 自己保健義務違反だという考えもあります。
労働契約で雇用を保障されている、正社員ならばなおさら、そうでしょう。傷病の程度にもよりますが。
よく転職で、正社員経歴が3年以上とか言われるのも。
ただ、その分野の経験値を問うだけではなく。勤め上げるためにセルフコントロールができるのかどうかということを問われているわけですね。会社員を長く続けられず、お気楽な個人事業主のままだけでいいやと考えていた私ができなかったことが、まさにそれ。
社会人で必要なことって、特別なITスキルでも、語学力でも、センスでもなくて、ただ毎日きちんと定時に出社して、平均的な業務量をこなす、ただそれだけのことなんですね。
それをコツコツ継続できるかどうか。組織がうまく回るために。勉強みたいに、ひとりで机の上でがんばってスコアを上げれば褒められるというものではない。自分だけが百点満点ではなく、ときには自分の努力を他人に譲らせて勝たせてあげなければならないこともあり、他人の赤点を自分が背負わねばならなこともある。自分がそこでトップになって輝けるから居られるのは学校まで。会社では、最低点の自分にも、苦手な相手にも向き合わねばなりません。そこから逃げてはいけない。
かつて、不登校者だった私には、その大切さがわからなかったのです。だからこそ、今更になって、休み癖を正したいわけで。通勤しやすい会社を選んだのもそのため。一発屋の優等生なんかよりも、気まぐれで天才肌のはみ出し者よりも、とにかくなにがなんでも皆勤賞のひとのほうが、じつはとても優秀なのです。なぜって、締切りも守らず来るか来ないのか分からないような人に、重大な仕事を任せられないのですから。
そんな私ですが、今月は決算作業でのストレスや、休日通い詰めの家しごとの除草作業もあってか、後半は体調を崩しがち。この時期には珍しく、風邪がかなりひどく咳ばかり。
風邪の時のかかりつけ医の内科医院はあります。
が、近日中に大学病院への紹介状をもらった病院がある手前、訪れてもいいものか。それに通うのに時間もない。処方される薬も多すぎるし、レントゲンなどの不要な検査もされるかもしれない。
というわけで、私がとった対処法は自力で治す、でした。
市販の粉末状の風邪薬を二種試し、夜になったら布団毛布を二重にかぶって発汗。発熱がかなりありましたが、3日ぐらいでなんとか治まりました。額に濡れタオルで、夜中に熱くてなんども起きましたけども。一週間のち現在、咳と鼻水もまだ残ってはいますが、朝これぐらいのけだるさはあったので、まあよしとしましょう。
ただ、咳が長引くようだったら、過去の肺炎の再発も考えられるので受診を考えてはいます。
引きはじめは辛くて欠勤したくもありましたが、出来ない事情があります。
ちょうど給与計算時期で、しかも経営者の出張なども重なっていて、欠勤が許されない状況だったからです。幸いにして、給与計算の準備を前倒しですすめていたので早めに終わり、イレギュラーな事態もなかったので、無事に今月も給与支給ができます。よしよし。
この一年間でうっかり欠勤しかけたのは、ちょうど入社して一箇月目ぐらいと、年末調整の多忙な時期。
業務に不慣れなうえ、従業員からの突発的な依頼や、労務管理上のトラブルが重なったり、急な退職者がでてしまい、疲弊が続いたからです。
一年を通して、だいぶ業務スケジュールに慣れたため、不測のトラブルにもなんとか耐えられるようになりました。
会社員生活と個人事業上の経理、空き家管理作業はなんとか両立できていて、休日も一日はかならずきっちり体を休めるようにしています。
心配だった除草作業も一箇所は晴れ間に無事に終わらせることができ、梅雨がきてもまあ大丈夫。
残りは休日を調整しながら、夏を迎えることになるでしょう。
ブログに何度も書いていますが。
中年以後は、なにをさておき、とにかく健康が大事ですね。五体満足で、五感がほどほどにしっかり機能している。それだけでどれだけ幸せなことかと、噛みしめています。からだが丈夫であれば、しっかり働けるし、やりたいこともできますね。
そのために日ごろから、検温したり、自分の健康状態の波を知っておくことが大事ですね。
私は手帳にこまめにメモしています。
ささいなことで感情を波たたせて、自分から病や怪我を呼び込まないようにしたいものです。
まだ検査結果が分からないので言えることなのですが。
なお、休まないほうがいいにこしたことがありませんが。
どうしても休まざるを得ないときは、一日、しっかり休息しましょう。その分、日ごろから早出をしたりして他の人の業務を助けたり、言動に注意して、組織内で信頼関係を築いておけば、文句は言われません。
私の今の業務は欠勤や遅刻早退が続きがちなひとをうまくフォローして、勤務を継続していただけるようにするか、ということです。
ここ一年で、すでに退職者が二名出てしまい、新人さんがつまづかないようにするには、どうすればいいか。自己自身をも含めてマネジメント上の課題がありますね。
(2023/05/28)