yopikoの、たなばた日記

フクロウグッズ・書・風景・植物や日々の出来事など、写真で気ままに綴っています♪

書に親しむ「小倉百人一首」 八十六番+(月)

2013-02-28 05:30:00 | 書(小倉百人一首)



嘆けとて 月やはものを 思はする かこち顔なる わが涙かな


歌意: 嘆けといって月が私にもの思いをさせるのか、いやそうではない。
それなのに、月のせいだとばかりに言いがかりをつけるように、流れる私の涙であるよ。

作者: 
西行法師(さいぎょうほうし)
1118~1190   俗名 佐藤義清(さとうのりきよ)
23歳で出家。諸国を行脚する。天性の歌人と称される。家集に『山家集』がある。
 
作者の西行は出家者でありながら、意外なことに作品には恋の歌が多い。
月と恋を結びつけた作品も少なくない。

この歌は「月前恋」を詠んだ、題詠の歌である。

月を見ていると、おのずと溢れてくる涙。月のせいであるかのようにその罪を押しつけてみる。
しかし、実は叶わぬ恋の嘆きゆえの悲しみの涙がこみ上げているというのである。

月  平安時代の初め頃から、月を見る事は忌むべきこと、という考え方もあった。
当時の人々が愛読した唐の詩人・白楽天の『白氏文集』などの影響とも思われる。
月を見ていると知らず知らずにもの思いをかかえこむという発想は、和歌にも物語にも多く見られる。



                                    ※参考 文英堂 「原色小倉百人一首」



2011年9月にアップした「月」の画像

現代人はどうでしょうか・・・月を見て何を思いますか~
私は・・・いつもウサギを探していますが、ウサギが見えてこなくて・・・


              

早いもので、2月ももうおしまいです。
三寒四温、と言いますが、このところの気温は三寒四寒という感じ・・・
暑さ寒さも彼岸まで、この寒さもあと少しでしょうか。
早く暖かくなってほしいです


そして、今日は書道講師の日。
毎月3週目からは翌月の課題の練習ですが、学年最後の課題になります。
6年生の生徒さんは、中学校で運動の部活に入りたいそうで、3時半の稽古には来られないので退会する予定。
一生懸命書いていますが、心は中学校への希望でいっぱいの様子。
とても上手で、画仙紙では大きな賞も頂いたので、これからも続けて欲しいのですが・・・

最後まで気を抜かず指導していきます。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようです。^±^ノ (てくっぺ)
2013-02-28 07:15:50
月、きれいですね。^±^ノ
クレーターまで区っきりですね。^±^ノ
うちは見た印象はなんだろう・・・空気がないんだなあと思ってます。
もう2月が終わりですね。^±^;
返信する
てくっぺさんへ (yopiko)
2013-02-28 09:30:34
 コメントありがとうございます。
満月も三日月も、綺麗ですよね~
なかなか撮るのが難しいですが・・・

私の印象は、「きれい~!」かなぁ~
かぐや姫が月に帰るシーンが浮かびます・・・

風景写真を撮るときも、チラッと月を入れて撮れたら嬉しくなります。
返信する
はじめまして (ばる)
2013-06-19 18:04:47
綺麗な月に心を奪はれました
素敵な書と畫を有り難うございます
返信する
ばるさんへ (yopiko)
2013-06-20 07:36:47
 初めまして~
私の拙いブログに訪問、コメントをいただきまして
ありがとうございます。

書は奥が深くてずっと稽古が続きます。
気持ちも落ち着きます。
月、昔から月は人々の暮らしに趣を添えていますよね

またご覧いただけましたら嬉しいです。
返信する

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