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肺がん余命宣告されてからの日々

母が肺がんになり余命を宣告された日からぼちぼちと記して行きたいと思います。

退院14日目

2011-10-19 20:39:28 | 肺癌

三時半から先生のお話の為に病院に行きました。
まず結果からのお話でレントゲンは変わり無く肺臓炎が少し影が薄くなりました。
マーカーですがタルセバの効果が無くまた上がっていました。
びっくりする程にまた上がっていて1005です。
一週間前が700過ぎで2週間前は900過ぎでしたので先週は約180程、
今週は100程上がっていて先月は一カ月で300上がりました。
先生はタルセバはマーカーから見ると効いているとは言えないが母の様子を
見る限りではどこか効いている感じがするとお話していました。
これから先、効くか効かないかはやらないと分かるはずも無いです。

今の母は家に帰りたい、でも不安、ホスピス?在宅?と定まっていないようですが
自宅に帰りたいとも思っているのでその気持ちを大事にしてあげるのはどうですかと
先生に言われました。
その為に一度金曜から一泊の外泊をして家で体を慣らし火曜日辺りに退院の予定を
たてました。
地域連携室に行き在宅の先生をそれまでに探して貰い今日は介護の申請はしたので
明日の朝にはケアセンターでケアマネの方を探して貰う事にしました。
申請してから1カ月以上かかると言われ知らなく動かなかった自分達を後悔しました。
でも病院の方が電話をして早めにと伝えてくれるらしく、でもそれほど速くはならない
らしいです。
前倒しで介護の申請は出来るようなのでどうにか母が家で不安無く過ごせると
良いと思っています。

明日にはゾメタの点滴をして今までの点滴を経口にしてと退院に向けての準備を
して下さっています。
それまでに母も前向きになってくれるといいです。
今日の母はとても沈んでいたので安定剤を飲むように勧めました。
色々と話をしたら少し気分がすっきりしたようです。
明日、退院に向けての気分が変わっていたらいいのですが。

入院13日目

2011-10-18 19:42:36 | 肺癌

今日は私の病院があったので夕方から病院に行きました。
ちなみに私は乳腺症の経過観察です。どうも良性だけど何となく気になると言う事でもう2年位です。
母の事もあるのでマンモとエコーどちらも何もないと良いのですが。

夕方に先生がいらっしゃいました。
明日にレントゲンと血液検査をして今後の治療について考えましょうと言いました。
入院前に痙攣などが起こり当日にはフラフラで歩けなかったのですがこの所は少し良くなり
痙攣も起きていませんでした。
先生が言うには悪くなっていないとの事で薬が効いているんじゃないかとお話されました。
実際にはMRIをしないと分かりませんが毎回は出来ないので様子が変わった時にはするらしいです。
1週間前には数日から1カ月位だと言われ絶望した事が本当の事だったのか不思議な気持ちになります。

点滴で脳のむくみを取るのと炎症を抑えるステロイドをしたので効果があったのかもしれません。
肺はステロイドのお陰で肺臓炎の影が薄くなったらしいです。
脳の転移の様子は分かりませんがタルセバなども脳に効いてくれたらと思います。
明日は父と先生のお話があります。
どうか良い結果になりうちに帰れますように。

叔母も来たみたいです。
退院したら一緒にご飯食べようね、マツタケご飯作るわと言ったそうです。
母は涙ぐみながら退院出来るかな、一緒にご飯食べれるかしらと不安そうに言いました。
そんな話をした後に先生が来てお話をしたので退院出来るかもしれないねと話して
希望が見えた気がしました。
父には電話で伝えてケアセンターに明日、介護認定の手続きをするように予定をたてました。
スムースに物事が進みますように。

入院12日目

2011-10-17 15:55:09 | 肺癌

金曜の夜に息子が38度の熱を出し土日は母の病院にいけませんでした。
今日は熱も下がったので久しぶりに母に会いに行くとまだ点滴の途中で寝ていました。
枕元にはメモがあり父に宛てた手紙でした。
早すぎる自分の命の事や迷惑を掛けているお詫びとかが走り書きの様に書いてありました。
最後に大切なパパとあり涙が出そうになりました。
見てはいけない物の様な気がしたので椅子に座ってしばらくしていると
母は気が付きにっこりと来てくれたのねと一言。
なんだか全然良くならないわ、フラフラするし便秘の薬も昨日は倍の量を飲んだのに
全然行きたくならないの。
土日は病院に居ても看護婦さんも少ないだろうし淋しい雰囲気だろうから気持ちも
沈みがちなのかもしれません。
治療しても治らないなら早く終わってしまいたいとか、網膜剥離の手術は失敗だったのかとか
一度目も二度目も手遅れだったのね、と過去を振り返り後悔を口にしていました。

しばらくしたら父が来ました。
お昼御飯を一緒に食べ持ってきたシチューも合わせて食べました。
一生懸命食べてるのに出ないのよねと、お腹をさすっていました。
今日はホカロンみたいなもので朝から温めています。
お腹がすっきりしますように。

1年前に居た看護婦さんが今回はいなかった事を母は前から言っていました。
とても優しい方でどこかに転院したのかしらねと話していたのですが
昨日、母の所に来てくれたそうです。
子供がいるそうで預けられなくて土日だけ来ているそうです。
母の事を覚えていて話をしに来てくれ色々と話をしたみたいでホスピスの事も
話したようです。
母が面談をした所を知っていてとても良い所だと話していたそうです。
よく決断したねとも言っていたそうです。
今の自由のきかない入院の決まった毎日より勿論うちに帰りたいと思っているのですが
無理ならホスピスで穏やかに過ごしたいのだと思いました。
せめて入院前の様に歩けるなら家で過ごせるのに。

入院9日目

2011-10-14 19:55:31 | 肺癌

お昼前に父を迎えに行きメンタルの先生の所に伺いました。
今の母はぐんぐんと落ち込んでいるのでその事を伝える為です。
結果、一種類薬が変わりました。
これで少しでも気持ちが深く落ち込まないと良いです。

病院に行くとちょうどお昼ご飯を食べている時でした。
少しおかずを持って行ったんですがもう食べちゃったとフルーツだけ食べていました。
今日の母の顔は以外と明るく感じたのですが後から叔母が来てから三人で話していると
叔母に長生き出来て良かったねと言いました。
叔母は78歳で5年前に3ステージの大腸がんになりました。
その時は大阪に住んでいたので一人で大変でしたが手術も成功して今は完治しました。
もう一人の叔母もついこの間、肺がんの手術で摘出出来ました。
がんの家系では無かったので三人が病気になり驚きました。
自分だけ治らないで一番下なのに先に逝ってしまう事の辛さは想像がつかないです。
母は皆と別れたくないなぁとつぶやき涙を流しました。
叔母は励ましていましたが私はその二人の姿を見るだけで何も言えませんでしたし
涙をこらえる事で必死でした。

薬のせいで便秘が続いています。
昨日の夜には倍の量の下剤を飲んだようですが出なかったようです。
お腹がごろごろするので出ると思いトイレを気にして寝れなかったようです。
結局出なかったそうです。
その為にお昼過ぎに座薬を使いました。
考えていたよりは少なかったようですが出たようです。
これで出やすくなると良いです。

入院して今までシャワーをしていません。
体を拭くだけでしたので洗髪だけ頼みました。
はやくシャワーだけでも出来ると良いのですが。。。
今回の看護婦さん達は洗髪やシャワーを勧めてくれません。
以前に入院していた時の方達は言ってくれていたのに。
今は入れない状態なのかしら?
明日、聞いてみようと思います。

入院8日目

2011-10-13 20:55:48 | 肺癌

今日はお昼前に実家に行き父と兄とで病院に行きました。
行く途中の車の中で母の状態の話などをしていました。
脳の転移の多さ、早さ、今後の余命の事などを。
でもこんな話をしている事が秘密事みたいでとても嫌な気持ちになりました。
母だけが知らない事をここで三人が話している。それが辛かったです。
勿論、事実を話したら母はパニックになるでしょうから話はしません。

病室に行くと母は兄もいて喜んでいました。
無口な兄ですが何か聞けば話はします。
先日は斑尾高原で7時間かけて走って来た話などを聞いたりしました。
母は始めぐったりと気持ちが落ちていた様で元気がありませんでした。
昨日の夜は血圧が上165、下91だったりずっと数日間熱が下がらずにいたり
気持ちも落ち込み朝、デパスを頓服で飲んだようです。
後から看護婦さんが来て気分はどうですか?と聞きに来ました。
母は落ち着いてるわ、皆の顔見れたからと言っていました。
せっかくの家族団欒がこんな場所なんて。。とつぶやいていましたがどこだって
良いじゃないとそろって写真を撮りました。
余り笑わない兄もにっこりと写真に写っていて母は良い写真じゃないと
喜んでいました。

今日は週に一度だけ来る皮膚科の外来に行きました。
母の爪の状態は一時よりは良くなりましたが診察前に包帯を取り石鹸で
塗り薬を洗っていたのを見てお手伝いの人が痛そう、見ていられないと言って
顔をそむけていました。
前はもっと凄かったのよ、爪にお肉がかぶさって爪が見えない位だったのと
話をしました。
先生に診て貰い少し良くなっているようで薬を今度は水分を取るような
ステロイドに変わりました。
伸びていた爪も切って貰い液体窒素で固めた所の黒い部分の皮も取れ少し
すっきりとした感じです。
一時はねこちゃんの足の様に横に広がって倍の大きさまで膨れ上がっていた
指先も今はかなり元に戻り始めています。
まだ赤みや肉芽もあるので時間はかかりますと言われましたが。

まだまだずっと一緒に過ごしていたいです。
タルセバが効き退院出来ますように。