ふしょうなブログ

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「椰子の実ひとつ」について

2005年09月14日 22時00分08秒 | 詩の背景



  適当に一仕事を済ませ、外出先で立ち寄ったファーストフード店。暫くは目に入らなかったのですが、ふと壁際の席を見やると、なにやらホームレスのような男がせっせと色鉛筆で挿絵のようなものを書いている後姿に気付きました。
  何か注文しているかとテーブルを覗くと、しっかりと食べかけのモーニングセット、そして出入り口の自動ドア脇には彼の持ち物らしき汚れたカート。
  どうもホームレスとは縁があるのか何作かホームレスをテーマにして詩を書いているのですが、一心に挿絵らしきものを書いている彼の姿に何故か惹かれました。
  彼は日々の糧の為に挿絵らしきのもを書いている。それに比べて、仕事をサボり趣味と言えば聞こえは良くても、気晴らしに近い「書き散らし」の詩をケータイに打ち込んでいる自分自身。同じ創作活動とは言え目的の異なる創作に励む二人の共有する朝のひととき。
  そして、彼の後姿からは人恋しさ、壁に並べた作品に注目して欲しいという気配が漂っていて、何だか愛おしさまで感じてしまいました。

  詩の内容としては、その時に感じた事と、へたくそで退屈な詩であっても、現代詩フォーラムに、ブログに詩を投稿する事により何時か誰かに詩に込めた思いを受けとめて欲しい、拙い詩であってもきっと誰かが共感してくれるだろうという願望を込めました。


椰子の実ひとつ(現代詩フォーラム)
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